10月15(月)~19日(金)に公開されたSEO関連の記事の中で興味深い記事をピックアップしました。

アメブロで商用利用を理由にアカウントが削除された理由をアメーバに問い合わせた件や、スマホに対応させたところページビューとコンバージョンが減った事例、いつの間にか見られなくなった(ように思っていた)Googleのキャッシュを利用して形態素解析を見られるようにする方法、内部構造を改善する12個の考え方の4記事のご紹介と感想をお送り致します。

ピックアップ

アメブロの商用利用は禁止?

少し前にアメブロを使い商業活動を行なっていたブログが複数運営側から削除されるという騒動がありました。

Amebaの利用のガイドラインには確かに商用利用は禁止と書かれています。

これが原因でブログ削除の騒動は起こったのでしょうか。

WEB担当者フォーラムの編集長が実際に取材をして得た回答が、アメブロの商用利用は禁止なのか? 公式に確認してみたで公開されています。

結論をいうと、企業のスタッフブログなどで運営し、身元を明かした上で お問い合わせはこちら といった感じで促すことは問題がないようです。

では、削除されたブログは何が原因であったかというと、アメーバユーザーに害を与えかねないアカウントが削除されたようです。

つまり、胡散臭い情報商材などの悪徳商法で一儲け企むブログは削除されるということです。

真っ当なビジネス目的のブログならば削除されることはないようですが、アメブロを推奨するというわけではありません。

育てたドメインが本当の意味での自分の資産にならないレンタルブログでスタッフブログのようなサテライトサイトを運営することはもったいないことです。

ビジネスブログをアメブロに作ること自体はアメブロの規約違反にはなりませんが、せっかく築いたドメイン資産を生かしきれない、ウェブマスターツールが使えない、サブディレクトリ型であるといった、様々なマイナス要因を抱えるアメブロを使うよりも、独自ドメインで展開することをお勧めします。

アメブロが抱えている不利な問題点は【ホワイトハットSEO入門その1】サイトを作成するまでに決めておくべき項目の記事で解説していますので、興味のある方はご覧ください。

スマホに対応させたところPVとCTRが減った事例

ユーザービリティを考慮するならば、パソコン用サイトとスマートフォン用サイトを別々に用意したほうが良いといわれていますが、スマートフォン用のサイトを用意したことによりページビューと広告クリック率が激減した事例がアフィリエイト野郎のスマホ対応したらPVと広告クリック数が激減orzという記事で解説されています。

アフィリエイトサイトにスマートフォン用ページを生成するプラグインであるWPtouchを導入したところ、PVとクリック報酬型広告のCTRが激減した理由を分析されています。

  1. グローバルナビやサイドバーが無くなったことでPVが減った
  2. 縦長になり最後までスクロールする人が減ったことで広告クリック数が減った

WPtouchが生成するスマホ画面は、シンプルになり小さな画面で見やすくなると感じる一方、ナビゲーションバーがなくなることにより、その他の興味深いコンテンツが見つけられなくなり、結果的にユーザビリティの低下を引き起こしている可能性があります。

実際、当ブログでもWPtouchでスマートフォンに対応させていますが、所詮自動で生成されたそれなりのスマートフォンページでしか無いとは思います。

ちなみに私はEMOBILEのS31HWというスマートフォンと、Nexus7で確認しているのですが、WPtouchが生成するスマホページも良し悪しですね。

必ずしもWPtouchの生成する簡易スマホページのほうが便利だとは思いませんでした。

Googleのキャッシュで形態素解析を見る方法

Googleが文章を分解し単語を理解する仕組みのことを形態素解析といいます。

Googleがどのように形態素解析を行ったか見る方法は、単語で検索を掛けてキャッシュを表示させることにより見ることができていました。

ですが、最近では表示されなくなっています。

なぜ、表示されないのか。表示させる方法はどうしたら良いのか という疑問に対しての答えが、運営堂の

【小ネタ】Googleのキャッシュで形態素解析を見るときはログアウトをすればOK。という記事で解説されています。

タイトルを見ただけでクリックしなくても解決方法がわかる素晴らしい記事です。

仕様で出なくなったのだと思い込んでいたのですが、思わぬ落とし穴でしたね。

内部構造改善の12のtips

検索ランキングを決める要因としては外部リンクを意識されている方が多いように思えますが内部リンクも非常に大事です。

どのように内部構造を意識して行けばいいかという考え方が、WEB戦略ラウンドナップのサイトの内部リンク構造を改善するための12のTIPsという記事で翻訳解説されています。

この記事では12個の内部構造を良くする方法が非常にわかりやすく解説されています。

Googleにわかりやすくページの内容や重要度を教えるため、内部構造はしっかりと意識して構築していくほうが良いでしょう。

内部構造を意識したことのない方は是非お読み頂いて理解してもらいたいことです。

検索エンジンにわかりやすくすることとは、ユーザーにとってわかりやすくすることと同義です。

ユーザーに対して親切な設計を行えば、自然と検索エンジンフレンドリーな内部構造になるということを覚えておきましょう。

 

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