昨日4月1日はエイプリルフールでした。

エイプリルフールとは毎年4/1にはウソを付いてもいいという風習のことらしいです。

リンクベイトのチャンスとばかりに、面白いウソのページを作成した方もいらっしゃるでしょう。

せっかく作ったエイプリルフールのページが拡散もされず、誰にも見てもらえずに泣きながらページを削除してらっしゃる方の気持ちを考えると、なんともいえない気分になります。

今週も素晴らしい記事をピックアップしましたので、ご紹介と感想を書いて行こうと思います。

今週のピックアップ

 

効果のあるリンクの張り方

私自身はサテライトサイトからの自演リンクを張ったり、有料リンクを購入したことはないのですが、知識的には興味があり、面白い分野だと思います。

ワードサラダのような低品質なリンクの効果が薄くなったとか、マイナス要因のほうが多くなりとてもリスキーになったといわれていますが、これは逆に言うと意味のある1本のリンクの効果が上がったともいえるのではないでしょうか。

そんな感じの外部施策ではありますが、マッシュのSEO対策実験室で効果のあるリンクの貼り方についてという記事が公開されています。

マッシュ氏は記事の中で

「ほったらかし状態のサイト」でも、テーマがしっかりとしていてニーズがあれば、そこからのリンクは十分効果があります。例えば「PHP初心者講座」や「○○の方法」(ライフハック)など、テーマがしっかりとしていて、ターゲットユーザーがしっかりとしたサイトならば、「ほったらかし状態」でもOKです。

とおっしゃっています。

テーマ(関連性)にこだわるのはホワイトハットな施策でも同じことが言えますよね。

サイトテーマを絞って関連性にこだわれば、内部リンクの効果も上がると考えてもいいのではないでしょうか。

この記事を読んで、メインコンテンツ、サテライトコンテンツ共に手を抜いて作成はできない時代になったということを改めて感じました。

時間的制約などで優れたサテライトコンテンツを作成できない方は、メインサイトに注力するほうが幸せになれるかもしれません。

 

SEOを成功させるコンテンツの作成

集客する為には素晴らしいコンテンツの作成が必須となります。

一言で「良いコンテンツを作れ」っていわれても、「何すりゃいいんだ?」 と考える方もいらっしゃるでしょう。

スパム業者が横行する日本のSEO業界を憂う、熱いSEOエンジニアの伊藤さんが、SEO Imagination!でSEOを成功させるためのコンテンツ作成方法とはという記事を公開なさっています。

記事の中で語られているのは、ただコンテンツを増やす為のゴミページを作成するのではなく、ユーザーが何を知りたがっているのかを考えてコンテンツを作成すべきという事です。

歯医者のホームページを探している位だから、歯の健康について関心が高いと思われる。
用意すべきコンテンツとしては、

  • 歯に良い食べ物
  • 歯の丁寧な磨き方
  • 虫歯予防のちょっとしたコツ

このようにどのようなコンテンツを作成すれば、利用者に喜んでもらえるかのヒントを解説なさっています。

利用者に喜んでもらえるコンテンツは検索順位もあがるわけで、コンテンツ作成1つをとっても、SEO戦略と言うものが存在するわけです。

似たりよったりのコンテンツは評価されにくいですが、人気サイトのコンテンツから学ぶ、という行為は意味があると思います。

これも結構使えるテクニックの一つだと思います。

なにも同じジャンルの人気サイトから拝借する必要はなく、全く違ったジャンルのサイトにもヒントは山のように存在します。

様々なジャンルの人気サイトを見て、面白いコンテンツ作成やプロモーションに使えそうなひらめきがないか、気合を入れてみてください。

(ただし、これは、思いのほか時間を浪費してしまう危険性もはらんだ諸刃の剣です。気が付いたら何時間もダラダラとウェブサーフィンを行っていた! 等ならぬよう)

 

SEOはアクセスアップの為の一つの手段に過ぎない

SEOはサイトのアクセスアップの役には立ちますが、アクセスアップがゴールというわけではありません。

完全な趣味サイトはおいといて、アクセスが増えることは大事なことですが、アクセスが増えてなおかつ、売り上げが伸びないと意味はありません。

アクセスを増やす事も結構ですが、今あるアクセスを最大限有効に活用しようといった記事が無料SEO対策のススメのSEOはアクセスアップの為の一つの手段に過ぎないという記事です。

既にそれなりのアクセスがあるサイトのアクセス数をSEOで4倍にするのは難しいですが、問合せ率や成約率を2倍にすることはできるかもしれません。

ウェブマスターのパシフィカス氏もおっしゃっているように、訪問者に何らかのアクション(商品の購入や問い合わせなど)を行ってもらえるようなコンテンツの作りを意識していくと、少ないアクセスのサイトでもそれなりに売り上げが期待できますし、アクセスの多いサイトだと更に相乗効果で売り上げが増えることになるでしょう。

アクセスアップ以外にも、コンバージョン率向上の工夫もやっていったほうがいいですね。

 

ブログの重複コンテンツ実験

通常、ブログで記事を作成していくと、どうしても重複ページが作成されてしまいます。

カテゴリー、タグ、カレンダー、アーカイブなどで、同じような内容のページが別々に生成されるからです。

そのような重複ページをGoogleはどうやって処理するのかという実験をパシのSEOブログで公開されています。

WordPressサイト内で起こる重複ページをGoogleはどう処理するのか実験
WordPressブログの自然発生的な重複コンテンツ実験2

まずは記事タイトルに注目してみます。

さすがロングテールSEOの名人のパシフィカス氏だけあって、「WordPressサイト」「WordPressブログ」や「重複ページ」「重複コンテンツ」のように、タイトルにいれるキーワードを変えてきてらっしゃいます。

こういう地味なテクニックもロングテールSEOの重要な点の1つといえるでしょう。

さて、記事の内容なのですが、あえて異なるページに同じ内容の重複ページを作るといったことをされて、どう処理されるかを実験なさっています。

基本的に個別記事が上位表示されるようで、そのあたりは流石Google様、上手に処理なさってくれているようです。

私の管理ブログは、タグやカテゴリもnoindexにして重複させないような作りにしているのですが、「効果があるだろう」と思ってやっていたわけではなく、「どうせ意味はないだろうけど、どうなるかわからないからやってみよう」といった程度でやっているだけですので、意識してカテゴリやタグをnoindexにする必要はないと思います。

カテゴリページ等をnoindexにしておいても、Googleのクローラーはそのページを辿っていくとのことなので、noindex follow にしておけば、カテゴリーページは評価せず、その先の個別記事にリンクジュースは渡るはずですので、利点はないかもしれませんが、欠点もないのではないかと考えています。

ブログがページ内に重複コンテンツを作ってしまいがちなことは、Googleもよく知っているので、特別なにか修正をする必要もないと考えて良さそうです。

 

有料ディレクトリサービス

有料リンクの購入はGoogleのガイドライン違反になるのですが、しっかりとした審査が必要なディレクトリサービスは違反にはならないようです。

お金を貰っても、しっかりとした審査を行っているサービスの場合は違反にはならないとはなかなかわかりにくいですね。

しかし、例えば私が有料で審査するディレクトリサービスを立ち上げたところで、Googleから見たらペイドリンクとみなされるでしょうし、おそらく大手にだけ許されている商売ということなのでしょう。

なんとも釈然としない有料ディレクトリサービスではありますが、新たに産経ディレクトリというサービスが開始されました。

http://dir.sankei.co.jp/

SEOの効果が「ある」か「ない」かでいえば、効果なんて無いとは思うのですが、私はこの手のサービスを申し込んだ事もありませんし、申し込むつもりもありませんので、実際のところはどうなんでしょうね。

この手のサービスはSEO的に有利とかいう話ではなく、直接のトラフィックを得られることにあります。安くはない審査代と売り上げの損得勘定を考えるといいでしょう。

有料でリンクを張るのは違反で、有料で審査をした後リンクを張るのは違反ではないというあたりが、何度考えてもすっきりしません。

Googleが「有料ディレクトリサービスへの登録は違反ではないけど、アルゴリズムでそのリンクは無視するので検索エンジン対策だけで考えるとプラスにもならないよ」といってくれたらいいのですが。

 

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