2013年6月の3週目に公開されたSEO関連の記事のをピックアップしました。

EMDアップデートと日本語ドメインについて、サイトメンテナンスを行う際には必ず503を返すこと、リンクは待っていてもなかなか増えない、ブログにマッチしていない記事を探し出してリピーターを増やす方法の計4記事のご紹介と感想をお送りします。

興味深い記事ばかりを厳選してピックアップしていますので、まだご覧になられていない記事がございましたらチェックしておきましょう。

ピックアップ

EMDと日本語ドメイン

アフィリエイト野郎のEMDアップデート with ペンギン2.0と日本語ドメインの価値という記事によると、6月6日付近に起きたGoogleの検索結果の変動は、日本語ドメインを使っていたサイトの順位が落ち込んだ事によって発生した変動である可能性があるようです。

EMDとは完全一致ドメインという意味です。

例えば「激安SEO対策.jp」といったドメインを取ることにより、「激安 SEO対策」というキーワードで上位表示しやすくなるといった仕組みになります。

ドメインを取るだけで有利になる状況というものをGoogleは良しとはしていないでしょうから、対策を立ててきたというところでしょうか。

完全一致のドメインを使うと不利になるというわけではなく、完全一致ドメインを使う優位性が薄れたというだけのお話ですので、すでに日本語ドメインで運営されている方は、気にする必要はありません。

ただし、完全一致ドメインの強みが薄まっていますので、以前よりも検索順位が下がる可能性はありますし、完全一致ドメインの力に頼りきっていたサイトは大きく検索順位を落とすということになるのでしょう。

なお、たまたまかも知れませんが、6月6日付近のタイミングで、記事のタイトルに日本語URLを使っていたサイトがやや検索トラフィックを減らしている所がありました。

コンテンツの良し悪しに関係のない指標は、出来る限り使わない方向に進んでいっているとろかもしれません。

サイトをメンテナンスする際には必ず503を返す

ウェブサイトをメンテナンスする際には、503のステータスコードを返す必要があるのですが、誤って404のステータスコードを返してしまった際の事例が、Next Generation SEOの【事例】メンテナンス時はステータスコード503にしないとすごいことになるで公開されています。

404だと検索エンジンはページが無くなったと判断してしまうため、一時的に検索順位を大きく落としてしまいます。

検索エンジンは「ページが無くなってしまったけどミスかもしれないな」と考えて、それから先にも何度もアクセスしてきますので、速やかに復旧させれば検索順位も元に戻るのですが、検索順位が戻るまでの数時間~数日のトラフィックを無駄にしてしまうことになります。

サイトのメンテナンスを行う予定がない方も、詳しい設定方法まで覚える必要はありませんが、サイトをメンテナンスする際には503を返すということだけは覚えておいたほうがいいでしょう。

必要になった際に調べて実装するという運用方法で問題はないと思います。

リンクは待っていてもなかなか増えない

リンクは自演で張り付けるものでもなく、お金を払って購入するものでもありません。自然と張ってもらうものです。

しかし、コンテンツを作って待っていたらリンクが張られるかというと、簡単に獲得出来るほど低いハードルでもありません。

SEOだけじゃない Web集客コラムのリンクは取りにいくものだという記事で、リンクを獲得するための考え方が解説されています。

空き缶を前に置いてギターを引いて、投げ銭をもらおうと思った場合にたとえてみる。
ただ漠然とギターを弾いても投げ銭はもらえない。だからもらうための戦略が必要になってくる。

投げ銭を貰おうと思ったら、基本的には、上手にギターを演奏する必要があります。

他には明らかにおかしいコミックバンド的なものでもいいかもしれませんし、きわどいファッションの若いお姉ちゃんでもいいかもしれません。

その場を楽しいものにする突出した魅力がなければ、人々を立ち止まらせることは難しいでしょうし、お金を投げてもらう事は絶望的になります。

  • 専門的なコンテンツ
  • 詳しいコンテンツ
  • わかりやすいコンテンツ
  • 面白いコンテンツ

どのようなコンテンツでもいいですが、魅力のあるコンテンツを作ることがリンク獲得の条件となることは間違いありません。

ブログにマッチしていない記事を探す方法

ホームページを作る人のネタ帳のあなたのブログにマッチしていない記事を探しリピーターを増やす方法という記事で、テーマとミスマッチになっているコンテンツを洗い出す方法が解説されています。

当ブログでも同じ方法で洗い出してみましたが、離脱率の高いページは1ページで完結するように作り込んでいるコンテンツとなっていたので、この辺りは案外うまく行ってるのではないかと思いました。

この方法でコンテンツを離脱率の高い記事を調べて、適切な関連記事へのリンクがなかったとしたら、関連するコンテンツへとリンクを追加し、ユーザーの満足度を向上させることができると思います。

離脱率が高いからといって、悪いコンテンツというわけではありません。

しかし、よく調べていけば、離脱率が高いのに人気のあるコンテンツであったり、ブログテーマとは少し外れていたが人気のあるコンテンツなどが見つかるかもしれません。

強みのあるコンテンツを知ったり、新たなユーザー層を獲得するチャンスが眠っているかもしれません。

ご自身のサイトがうまく機能しているか調べるためにも、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

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