つい先日の事なのですが、私の管理している2つのブログがフィルター的なものに捕捉され、検索順位を大幅に下げました。

価値の高い競合サイトが現われたことにより、我が管理サイトの順位が落ちるのならば理解はできます。

しかし、今回はそういった順位の落ち方ではなく、同時期に2つのブログがドメイン全体にフィルターが掛かったような挙動をみせ、検索経由のトラフィックの大半を失ってしまいました。

ちなみに結論から先に申し上げておきますと、現在は順位も元のレベル付近にまで回復し、アクセスは戻っております。

何か施策を行ったことにより順位が回復した事例ではなく、Googleのアルゴリズムの調整か、ミスにより順位が低下し、すぐに復活した事例となります。

大幅に順位を下げたブログたち

ドメイン全体にフィルターが掛かっておりましたので、それなりに検索件数が多いと思われるミドル寄りのスモールワードでの検索順位は1ページ目から、良くて6ページ目。大半のキーワードでは発見不能な位置(100位圏外)まで順位を落としてしまっているようです。

いつも1位が指定座席だったキーワードでさえ、16位にまで落ち込んでいました。

ニッチ向けのサイトテーマがはっきりしている情報ブログ

突然検索順位が低下した、私の所持するニッチ向けの情報ブログのアクセス解析データです。4/16と4/17に大幅な下落が見られます。

  • かなり狭い範囲にこだわったテーマを持つ情報ブログ
  • コンテンツの情報量は多い
  • 自然リンクもそれなりに貰っている
  • ブラックハットな施策は当然無し
  • 相互リンクは15本程度。関連性にはこだわっている
  • 最後に更新したのは3月の半ば

検索エンジンの順位がガタ落ちした。ペナルティを食らった??

ホワイトハットな施策にこだわっていればGoogleの変動も怖くない

上記の記事の解説でも使った、とあるニッチ向けの情報ブログです。

大体、1日あたり1000~1500PVのアクセスがあります。

1日あたりのオーガニック検索経由の流入数は500-600アクセスくらいでしたが、4月16日に突然237アクセスにまでダウンして、翌4月17日の検索経由のアクセスは、たった69アクセスだけという、笑えない状況に陥りました。

このブログはコンテンツの中身に力を入れておりまして、たくさんの画像や詳しい説明文で構成された、一定の品質は備えているであろうブログであると思っています。

特に宣伝しなくても、Twitterなどで記事をツイートして頂けますし、時折、記事の紹介などでナチュラルリンクを頂くこともあります。

かなり狭い範囲にこだわったサイトなので、同じ競合の専門サイトというのはほとんど存在せず、2chまとめブログが主な競合サイトとなっています。

ブラックハットな施策はもちろん行っておりません。

グレイゾーンに当てはまるようなページランクの受け渡しを目的にした相互リンクは行っておらず、関連性の高い有益だと思える15サイトと相互リンクを行っているだけです。

最後に更新したのが1ヶ月前くらいになりますので、1ヶ月の間更新せずに放置をしていたことになります。

というのも、私自身がリアルで引越しした為に、片付けが終っておらず、新記事用の画像などが用意できないという理由がありました。

しかし、1ヶ月更新していないとはいえ、このブログがフィルターにかかってしまうと、もはや原因究明が困難といえるほど丁寧に愛を込めてサイトを作っていましたので、個人的にはこの順位低下は気にしていませんでした。

「Google様がまたご乱心めされたようだ。しばらく経ったらいつものように戻るだろう」と思っていました。

予想通り、謎のフィルターは2日で解除されたようで、アクセスは回復傾向にあるといえます。

私の実験用ブログとして使っている個人日記ブログ(糞ブログ)

私の日記ブログのアクセス解析データです。先ほど解説したニッチ系ブログと同じタイミングで検索経由のアクセスが大幅に減っています。4/17の検索経由のアクセス数は、なんと0人です。

  • テーマにはこだわらない日記的なよろずブログ
  • mmoゲームのプレイ日誌やどうでもいい日記などが主体で、どう考えても良質な記事とは言えない
  • ちょっとだけ真面目にアクセスを狙った記事が20記事ほど。残り430記事はどうでもいい日記
  • 自然リンクやSNSの拡散も皆無
  • ブラックハットな施策はなし
  • ホワイトハットな施策もほとんど行っていない
  • 相互リンクは友人のブログに4本のみ
  • 最後に更新したのは去年の12月末


エイジングフィルターとグーグルハネムーンとヨーヨー現象を考察してみる

ヨーヨー現象からの脱却。私の糞ブログの順位が安定した事例

上記の記事の事例で紹介した、現在は実験用ブログという位置づけの私の個人日記ブログです。

最後に更新したのは去年の12月で、ヨーヨー現象が安定したかどうかの実験を行って絶賛放置中。
(現在も経過を見守っている最中で、意図的に更新していません)

私がその時思ったことを、SEO的なことは意識せずに書いている日記的な記事が大半の糞ブログです。

アクセスが見込めないだろうかと、ある程度真面目に書いた(ロングキーワードを狙った)記事も20記事ほどありますが、大半はゴミのような日記です。

アクセスの大半はその記事群に集中してはいますが、1日15-40PVという、しょぼいアクセス数。

ブラックハットな施策はもちろん行っていませんし、そもそも、ホワイトハットな施策さえ行っていない、本当に一般的な日記ブログです。

特にテーマもなく、だらだらと書いていくとこんなブログになるんだろうなという、悪い例として出せるような糞ブログとなっております。

こちらのブログは、順位が落ちてもなんら驚くことはないのですが、先ほど紹介したサイトテーマがはっきりしたニッチブログと同時期に検索経由のアクセスが激減いたしました。

過去に一度か二度程度、必要があってニッチブログの記事にリンクを張ったり、ニッチブログから糞ブログの記事に対してリンクを張ったことはありますが、リンクジュースの受け渡しと言う意味ではありませんし、確実に関連性と必然性のあるリンクでした。

2つのブログは同じGoogleアカウントで管理していますが、ウェブマスターツールに警告は届いていませんでした。

ニッチブログと糞ブログは全くの同時期にフィルター的なものに捕捉されていたので、待っていればすぐに戻るだろうなとは思っていました。

予想通り、2つのブログは2日ほどでフィルターから解除され、普段どおりのアクセス数に戻っています。

 

4月16日と4月17日の検索順位下降に巻き込まれていないブログもある

4/16と4/17の検索順位低下に巻き込まれなかった当ホワイトハットジャパンブログのアクセス解析のデータ。平常運行です。

  • SEOをメインとした解説ブログ
  • 記事数は45記事
  • コンテンツの情報はさほど多くはないが手を抜かずに頑張って書いている
  • 自然リンクやSNSの拡散の数は多くはないが多少は頂いている
  • ブラックハットな施策はなし
  • 記事の紹介などで結果的に相互リンクになっているものはあるが、基本的に相互リンクはゼロ。
  • ほぼ週3更新を守れている

このブログはSEOのホワイトハットジャパンのブログなのですが、フィルターに巻き込まれることはありませんでした。

ちなみに、Googleアカウントは上で解説したフィルターに掛かった2ブログと同じアカウントです。

良質なコンテンツだ!!と胸を張っていえるほどではありませんが、自分なりには頑張って作っているつもりのブログです。

当ブログは相互リンクという仕組みを採用しておりませんので、相互リンク集というページはありませんし、サイドバーなどのROSリンクの相互リンクも行っておりません。

しかし、こちらから勝手に優れたサイトをリンクして紹介することはありますし、他のサイト様からリンクを頂くこともあります。

結果的に相互リンクになっているサイトも多少はあるとは思いますが、多くはありません。

更新をしていないブログが影響を受けたのか

ニッチブログと、趣味ブログ。

この2つのブログはどちらも1ヶ月以上更新を怠っておりました。

その2つのブログはフィルターに掛かり、週3更新を行っていたホワイトハットジャパンブログはフィルターが発動しなかったのではないか。

そういう仮説も立てられますね。

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海外SEOの鈴木謙一さんいわく、Googleのバグで順位が下がったサイトがあったそうです。

うちのブログの2つが、そのバグに巻き込まれた可能性はありますね。

確かに順位が下がったブログはどちらも1ヶ月以上更新をしていないブログでしたので、パークドメインと勘違いされたのかもしれません。

このバグと当所有ブログの順位が下がったことにはなんら関連性はないのかもしれませんが、たった2日の圏外旅行でしたし、今はもう戻っていますのでどうでもいい。と言ってしまうと身も蓋もありませんが、結果オーライと感じる面は多々ございます。

追記:どうやら今回の下落のパターンは、このパークドメインと認識されたバグだったようです。

 

ホワイトハットSEOにこだわっていたら、順位が下がっても怖くない

私はブラックハットな施策を行ったサイトは1つも持っていません。

それは胸を張って誇るようなことでもなんでもなく、単順にブラックハットな施策を行うのが面倒くさいという理由と、もし、順位が下がった時にアルゴリズムの変更で下がったのか、ブラックハットな施策のせいなのか問題の切り分けが出来なくなるのがこれまた面倒臭いからです。

もし私がスパム業者からのリンクを買ったりしていたら、「あの業者のリンクに問題があったのではないか」とか「あの外部リンクの張り方はまずかったか」などと、後悔したり、悩んだりしていたと思います。

そのようなリスキーな方法をとっていないおかげで、「まぁ、すぐに戻るでしょ」と楽観的に考えることが出来ました。

ホワイトハットな手法をとるべし!! と偉そうに講釈を垂れるつもりはありません。

ただ、スパミーな手法をとらなくても、ロングテールでそれなりのアクセスもありますし、時間こそ掛かりますが真面目に高品質なコンテンツを安定して提供していけば、ミドルキーワードくらいなら十分に上位表示されますし、ホワイトハットは気楽でいい物なんですよ。

 

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