SEO関連の記事をピックアップしました。

パーソナライズ検索について、EMDアップデートの日本語ドメイン対応について、URLの擬似静的化、サイトのキャッチコピーについての計4つの記事のご紹介と感想をお送りします。

非常に興味深いものを厳選してピックアップしていますので、まだご覧になっていない記事がございましたら、目を通しておくことをお勧めいたします。

ピックアップ

パーソナライズ検索についての調査結果

その検索ユーザーが特に必要としている可能性が高いURLを優先的に検索結果に差し込むパーソナライズ検索についての調査結果が、海外SEO情報ブログのGoogleパーソナライズ検索における興味深い4つの調査結果という記事で解説されています。

  • 直前の検索クエリに対して、次の検索クエリの内容がローカライズされる効果時間は10分間
  • パーソナライズで変化しやすいのは下の方の順位
  • パーソナライズの影響を受けやすい検索クエリ
  • 検索順位の変化の仕方

上記の調査結果が紹介されています。

パーソナライズ検索の影響で、実際の検索順位が何位なのかわかりづらいというか、そもそも、検索ユーザーによって検索結果の内容が異なってきますので、パーソナライズ検索を無効にして自サイトの順位を調べたからといって、それが全てのユーザーに適用されるわけではありません。

今後更に複雑ロジックで様々なパーソナライズ検索結果が差し込まれることになると考えられます。

どのようなユーザーが検索しても検索結果に表示されるようなファインダビリティの高いサイトが強くなることでしょう。

EMDアップデートは日本語ドメインにも対応しているのか

鈴木謙一さんが、Googleのジョンミューラー氏にEMDアップデートについてGoogle+ハングアウトで尋ねた内容が、海外SEO情報ブログのEMDアップデートは日本語ドメイン名にも影響を与えているのか?で公開されています。

EMDとは完全一致ドメインで検索上位を狙う手法です。

日本語ドメインの場合ですと、http://ホワイトハットSEO比較.jp というドメインをとって、「ホワイトハットSEO比較」という検索クエリでの上位表示に有利になるという手法です。

本来、検索順位はコンテンツの内容が良い物や、検索クエリとコンテンツの内容が合致している可能性が高い者を上位表示すべきなのですが、ドメイン名を完全一致させることにより、コンテンツの内容と検索クエリが非常にマッチングしていると検索エンジンに判断させて上位表示されるという流れになるかと思います。

そのようなドメイン名に頼った手法で上位表示されているページをフィルタリングさせる仕組みがEMDアップデートです。

Googleのジョンミューラー氏によると、EMDアップデートは英語以外の言語にも拡大しているが、全ての言語に対して対応しているかどうかは確認が持てないとのことです。

日本語にも導入済みと確定できるアナウンスは今のところないようですが、導入されたからといって全てがアナウンスされるわけでもありませんし、仮にいま日本語にEMDアップデートが導入されていなかったとしても(または英語に比べたら精度が低かったとしても)、今後のアップデートでいつかは導入されるのではないかと思います。

URLの擬似静的化

動的なURLを使っていて上手にインデックスされない場合、URLを擬似的に静的化することは有効だという事例が、Next Generation SEOの【事例】URLの擬似静的化はハマればものすごいSEO効果を生み出すで公開されています。

動的なURLはパラメータの組み合わせによるURLが吐き出されますが、重複ページが発生しやすい仕組みとなりますので、きっちりと正規化することが重要です。

動的URLが原因でインデックス数が少ない場合は、URLを擬似的に静的化することにより、インデックスされやすくなるそうです。

私が関係しているECサイトはWordPressで構築されているものが多いので、URLは最初から擬似的に静的化されているのですが、システムによっては動的にパラメータの組み合わせを吐き出す仕組みになるものもありますので、インデックスが思いのほか少ない場合はURLを疑ってみるといいのかもしれません。

刺さるキャッチコピー

優れたキャッチコピーの考え方が、WEB戦略ラウンドナップのそのキャッチコピー本当に「刺さる?」を判断する、ある1つの質問 で解説されています。

よくある間違ったキャッチコピーは、自分の売りたいものを自分の言葉で説明している というものがあります。

相手の立場に立って、相手の心に刺さるような言葉でキャッチコピーを作ることが重要です。

検索順位は変わらずとも、タイトルタグやdescriptionでユーザーの目を釘付けにできるキャッチコピーが設定できれば、CTRは上がります。

コンテンツのキャッチコピーを全て最適化するだけで、検索順位は変わっていないのにトラフィックが大幅に増える可能性もあるわけです。

普段から届けたいユーザー像や、ユーザーの気持ちを意識しながらコピーを考え、常に改善しながらやっていくと良さそうです。

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