最近公開されたSEO情報の記事の中で興味深い記事を5つピックアップしました。

Wikipediaを超えるコンテンツような内容の濃いページを作りなさいという記事、マット・カッツの発言の翻訳と感想、6週間に渡り連載されているリンクビルディング計画の2ヶ月目のシナリオ、正しいSEOの知識を経営陣に理解してもらおう、記事公開後のタイトルや紹介文を変更した場合の検索結果への反映はどうなっているのか、の5記事のご紹介と感想をお送りいたします。

ピックアップ

Wikipediaを凌駕するコンテンツを作って勝負せよ

検索ランキングの上位表示を目指す場合は外部リンクに目が行きがちな方も多いと思います。

しかし、実際にユーザーとしてインターネットを使ってみると、上位表示されていて不動のサイトはコンテンツの内容が濃いことに気付くと思います。

当ブログはSEOブログですので、アルゴリズム云々についての解説記事も書きますが、最も重要なのは情熱を持ってコンテンツ作ることです。

SEOとその周辺の田村さんは、Wikipediaを凌駕するコンテンツを作って勝負しろという記事で「SEOで一番大切なものは愛です」としたうえで、自サイトの順位が低いと不満を並べる前に、情熱を注ぎ熱いコンテンツを創りすべきだとおっしゃっています。

Wikipediaは既に社会からもGoogleからも権威として認知されているサイトである。
これを超えるコンテンツを作ることを目標にして欲しい。

これには完全に同意です。

当ブログでもWikipediaを超えろ!!優良なコンテンツを作る非常に簡単な方法という記事を公開しておりますので、合わせてお読みいただけましたら幸いです。

マット・カッツ:今年はアルゴリズム変更と手動ペナルティ処置をたくさん実行してきた

海外SEO情報ブログのGoogleマット・カッツ曰く、「アルゴリズム変更と手動ペナルティ対応を今年はたくさんやってきた」という記事で、Googleのマット・カッツ氏のツイートの内容の翻訳と、解説が行われています。

昨年でも、Googleのスパム取り締まりは強まってきていると感じましたが、今年は更に厳しくなってきていることに皆さんお気付きでしょう。

今年の残り2ヶ月半と来年もウェブスパム対策への取り組み強化の流れは続くだろうと個人的に予想します。

鈴木さんもこうおっしゃっていますし、私もそのような予想をしております。

今まで「疑わしきは罰せず」の立場で明らかにスパムだと自信を持って言える真っ黒な施策にしかペナルティを課せてこなかったGoogleですが、先日、「リンクの否認」ツールが導入されたこともあり、 今まで以上に警告、ペナルティは増えてくるのではないでしょうか。

大勢のユーザーがリンクの否認ツールで無効化させたいURLを送信するようになったら、Googleは不正なリンクを発しているサイトやドメイン、をデータベースに持つことになるので、スパムリンクを行なっているサイトの無効化や、隠れた更なるスパムネットワークを特定してくることになるでしょうし、スパマーの手法を分析して更なるアルゴリズムのアップデートにも役立てそうです。

6ヶ月掛けて行っていくリンク構築の1つのシナリオ(2ヶ月目)

SEOmozのリンク構築のシリーズ記事の「2ヶ月目」がWEB担当者フォーラムの既存サイトのリンク構築6か月計画【2か月目】リンクの削除と更新・サイト内リンクの最適化リンクの再生などという記事で翻訳されています。

コンテンツ資産の仕分けでは、忘れ去られたような古いコンテンツを探し出し、少ない手間で有効利用する方法が解説されています。

今はほとんど見られることがないが、多くのバックリンクを獲得しているページに少々の手を加え蘇らせるという手法は、なるほどなと思いました。

競合相手のコンテンツ資産と互角のものを目指すのではなく、それを超える必要がある

これも本当に重要だと思います。

同じ分野のサイトがあったとして、1番優れたサイトと2番目に優れたサイト。どちらにリンクを張るかと考えたらわかりやすいですね。

リンクの再生の項目では、使われなくなって404エラーを返しているようなページに張られたリンクを有効利用するという考え方が解説されています。

そのようなページを発見したら、うまく利用するといいでしょう。

経営陣に正しいSEOの知識を浸透させて理解してもらおう

SEOやPPCはうまく役立てれば売上げを向上させる強力な武器になりますが、SEOを施したりリスティング広告を出稿したからといってどんな会社でも一気に売り上げが上がってウハウハになるというものでもありません。

SEOを施したり、リスティング広告に出稿する行為は、利益を得るための経営戦略の中のほんの一部の戦術でしかありません。

大事なのは素晴らしいサービスを提供することです。

顧客が幸せになれる品質の高いサービスを用意することが一番大事なことであり、それらの素晴らしいサービスが顧客の目に届きやすく補助するのがSEOやPPCの役目です。

インハウスSEOブログのSEOを浸透させ、経営陣の理解を得ようという記事で、inhouseo氏は上司に利益を削ってでも品質の改善を求めたが、なかなか理解を得られずSEOやリスティングの予算の増額を指示されたそうです。

しかし、質の高いサービスを提供できない状態では、アクセスは増えているのに売り上げが増えないという自体に陥ったそうです。

WEBサイトの売上を伸ばすためには、SEOやリスティングだけでなく、実際の商品・サービスをより魅力のあるものにすることも大切だということが、ようやく会社レベルで動き始めたという状態になりました。

SEOは経営戦略のほんの一部の戦術でしかないということをしっかりと社内全体で理解しておきたいですね。

ページ公開後のタイトルや紹介文の変更した時のGoogleの検索結果への反映

無料SEO対策のススメのページ公開後のタイトルや紹介文の変更とGoogleの検索結果 という記事で、meta descriptionを変更したのに、検索結果ページのスニペットは以前の状態で変わらないとの質問に対して解説されています。

私は昨日たまたま、descriptionの内容を1記事編集したのですが、編集公開後すぐにFetch as Googleを送信したところ、24時間以内にスニペットの概要文が切り替わりました。

Fetch as Googleは1週間に500発まで打てますので、編集したらすぐに送信する癖をつけておくのもいいかも知れませんね。

 

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