2013年5月の2週目に公開されたSEO関連の記事で興味深いものをピックアップしました。
GoogleボットのIPアドレスについて、rel=”canonical”属性でよくある間違い、ペンギンアップデートからのリカバリは非常に難しい、ペンギンアップデート2.0の導入は数週間以内の計4記事のご紹介と感想をお送りします。
どの記事も非常に役に立つ物ばかりを厳選してピックアップしています。
まだ、ご覧になられていない記事がございましたら、目を通しておくことをお勧めいたします。
ピックアップ
- GooglebotのIPアドレスは変わることがある
- rel=”canonical”に関するよくある5つの間違い
- ペンギンアップデートからのリカバリは非常に困難
- ペンギンアップデート2.0の導入は数週間以内
GooglebotのIPアドレスは変わることがある
海外SEO情報ブログのGooglebotのアクセスをIPアドレスで確認するときには注意が必要、DNSリバースルックアップを使うという記事で、Googleボットを制御する際にIPアドレスを利用した場合、不具合が発生する可能性があることが解説されています。
不具合が発生してしまう可能性がある理由は、IPアドレスは変更されることがあるからだそうです。
rel=”canonical”に関するよくある5つの間違い
rel=”canonical”属性は重複ページを正規化させることが出来る便利なタグですが、使い方を間違った場合、トラフィックを多く減らしてしまう可能性が高いタグでもあります。
Google ウェブマスター向け公式ブログのrel=canonical 属性に関する 5 つのよくある間違いという記事で、canonical属性の推奨事項やありがちなミスが解説されています。
比較的ありがちなミスが解説されていますが、あやまった設定を検索エンジンが処理してしまうと、重要なページが検索結果から消え去ってしまうことにもつながりかねません。
使用する際には、きっちりちcanonical属性の意味や使い方、やってはいけないミスも認識してから導入するようにしましょう。
よく理解せずに導入するのではなく、どうしても必要になった際によく勉強してから導入するものだと考えておけば、ミスが起きる可能性も減らせるかと思います。
ペンギンアップデートからのリカバリは非常に困難
ウェブスパム対策のアルゴリズムである、ペンギンアップデート。
導入直後は大幅にアクセスを減らしたサイトが多数あらわれ、一種の祭りのようにまでなりました。
私の管理しているサイトや、関係しているサイトは、ペンギンアップデートの影響は一切受けませんでしたが、検索順位を操作する為の人工的なリンク施策(過剰な相互リンク等)を行なっていたサイトで、大きくトラフィックを落としたサイトが多数あったようです。
Web担当者フォーラムのデザインでウェブサイト制作会社を選んで失敗する7つのパターン など10+4記事(海外&国内SEO情報)という記事で紹介されているペンギンアップデートからはや1年。リカバリできたサイトはほぼゼロという項目の解説によると、一度ペンギンアップデートにフィルタリングされてしまったサイトは、復活させるのが非常に困難になっているようです。
個人的な考えになるが、リカバリのための最も手っ取り早い方法は、新しいドメイン名に移って最初の時点でサイトにフラグを立てられたと思う箇所を変更しトラフィックが増えるのを待つことだ。
いつになったら回復するのかもわからないような状況が続くくらいであれば、1からやり直す方が結果的に近道であることも珍しくないかもしれません。
最もベストな選択肢が、ドメインを捨てて1からのやり直しとなるのかどうかはわかりませんが、1からやり直したほうがてっとり早そうなサイトも多い印象です。
どうせやり直すのならば、1から全く同じ事をやるのではなく、自然なリンクが獲得できるようなデザインにスイッチしていくことをお勧めいたします。
ペンギンアップデート2.0の導入は数週間以内
Googleのマット・カッツ氏が、ペンギンアップデート2.0は数週間以内に導入予定だとアナウンスしたようです。
SEM リサーチのGoogle、次のペンギンアップデート 2.0 は数週間以内と明らかにで解説されています。
ペンギンアップデートというのは単にブラックハットなSEO手法を排除するためのものですので、普通のウェブマスターが気にするようなものではありません。故意にスパムを実施しているウェブマスターさんは大変かもしれませんが、知ったことではありません。
故意にスパムを行なっているウェブマスターもいれば、検索順位を操作する目的の相互リンクや低品質なディレクトリへの大量登録などがスパムだとさえ気づいていないウェブマスターもいらっしゃるかと思いますが、ユーザーに評価されるコンテンツ作りに注力して、その他の余計なノイズは無視していくことをお薦めしたいと思います。
相互リンクをしたからといってコンテンツが良くなるわけではありません。
ペンギンアップデート2.0の導入で、どのくらい影響が出るのか今から大変興味深いです。
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