ウェブサイトやブログを初めて立ち上げる方は、自分が思っていた以上にアクセスが少ないという、検索エンジンの洗礼を受けることとなる事が多いです。

影響力の高い著名な方などでしたら、新サイトを立ち上げた直後から高い露出を持っていますので、うまく軌道に乗せることも可能となりますが、1からスタートされる方にはそのような環境は当然、整っていないことが大半でしょう。

自社のサービスを知って貰いたい、アクセスを沢山集めてアフィリエイトで儲けたい、当店で買い物をしてもらいたい等、様々な思惑があってウェブサイトを開設されることとなるのですが、思った以上にアクセスが集まらない場合、会社のサイトでしたら「SEO会社に頼まなければならないか」と流れてしまいがちですし、アフィリエイトで稼ぎたいと思っていらっしゃった方は「世の中やはり甘くないな。アフィリエイトなんて儲からない」と、辞めてしまわれる方が多いことでしょう。

SEO会社に依頼するのも、諦めてやめてしまうのも自由ではありますが、私は、まずは3ヶ月頑張ってみることをお薦めしています。

石の上にも3年で頑張るロングテール恐竜のイラスト

今回の記事では、開設してから検索エンジンからの評価が高まり始める3ヶ月間を乗り切るための方法や、考え方を解説いたします。

石の上にも三ヶ月

開設したばかりのサイトにアクセスは集まらない

開設したばかりのサイトのアクセス数は、ほとんどゼロに等しいことが一般的です。

ユーザーから見ても、検索エンジンから見ても、公開されたばかりの新規サイトは、無数に湧いては消えていく運命にある、価値の低いサイトであると思われています。

すでに影響力のある方の新規サイトの場合、立ち上げた段階で、「何かしら期待がもてるサイト」という状態でスタート出来ますので、初期の露出という観点でみると有利です。

しかし、一般的な新米のウェブマスターはそのような底上げされた状態でスタートすることはないでしょう。

「そうはいっても、検索で少しくらいはアクセスあるんじゃないか」と考えるかと思いますが、立ち上げ初期の段階では、検索エンジン経由のアクセスはほぼゼロといっても過言ではないでしょう。

そもそも、検索エンジンは、検索者を満足させるコンテンツを上位に表示したいと考えています。

検索者を十分に満足できる量のコンテンツが用意されていない可能性が高い、出来たばかりのサイトのページは、例えロングテールキーワードであっても上位表示は難しいです。

まずはコンテンツを増やすことを意識しよう

「立ち上げたはいいが、アクセスが少なく期待はずれだった」とがっかりされてしまう方は多いと思いますが、ここは、「アクセスが少なくて良かった!!」と考えてみるといいかもしれません。

出来たばかりのサイトには、訪問者を満足させるだけのコンテンツは用意されていないのではないでしょうか。

満足できるコンテンツがなかったら、検索者はがっかりして帰っていってしまいます。

一度がっかりさせてしまった方に、もう一度来て頂いてファンになってもらうのは、相当難しくなるでしょう。

まずは、コンテンツを増やして、様々な情報を公開すべきです。

ページが増えることにより、検索エンジンに拾われるキーワードの数も増えますし、関連記事同士を内部リンクで繋げれば、サイトテーマや関連性を検索エンジンが理解しやすくなりますし、ユーザー体験も向上するでしょう。

質より量? 量より質??

立ち上げ数ヶ月の、コンテンツをひたすら増やしていく段階というものは、もっとも大変な期間といっても過言ではありません。

  • アクセスや反響が少なくでやり甲斐がない
  • コンテンツを増やす必要がある
  • 低品質なコンテンツを乱立させてしまうとマイナス効果

アクセスや反響がほとんどない状態でのコンテンツの追加作業は、モチーベーションが高まらない辛い作業になると思います。

何度もサイトの立ち上げを経験してきた方なら、そういうもんだと納得して、農業に例えるならば種を撒く作業に徹する事ができますが、ウェブサイトを立ち上げたら儲かる!! といったイメージで始められた方には苦痛な作業となるでしょう。

コンテンツを増やすことには、検索エンジンに拾ってもらえるキーワードを増やす、訪問者に満足のいくコンテンツを提供するという意味合いがあります。

拾ってもらえるキーワードを増やすには、ページを増やすことが手っ取り早いのですが、一定の品質を下回るようなコンテンツを乱立させてしまうと、パンダアップデートのようなアルゴリズムに引っかかってしまい、サイト全体のアクセスを大きく減らしてしまう危険性もあります。

ページを増やすことは重要ですが、低品質なコンテンツを乱立させてしまうことはマイナス効果ばかりが目立ち、当初目論んでいたと思われる、拾えるテールキーワードの数を増やすどころか、逆に減らしてしまうことになります。

良いコンテンツがいくつかあるが、大半はくだらないコンテンツが占めているといったサイトを見たユーザーが、そのページをソーシャルで言及したり、リンクを張ったり、お気に入りに入れたりするでしょうか?

ソーシャルで言及したり、ブックマークに入れたりする人もいらっしゃるかも知れませんが、その可能性を大きく減らしてしまっていることは間違いありません。

最初の数ヶ月は、やり甲斐がないのに、質にも量にもこだわらなければならないという、最も過酷な作業期間なのです。

3ヶ月を耐え抜いたら、最初の結果が出ることが多い

最初の数ヶ月は本当に辛い作業となることが多いのですが、一度そこから抜けだしてしまえば、比較的楽にアクセスは右肩上がりを続ける事が多いです。

開設から半年のアクセス数の増加の割合

これは、私が以前運営していた、趣味サイトのアクセス数です。

開設2ヶ月目で一旦、アクセスが増えたあと、谷底に突き落とされるという、グーグルハネムーン的な挙動が起きていますが、それは無視して頂いて結構ですので、3ヶ月目以降のアクセスが安定していることがよくわかります。

 

SEOホワイトハットジャパンの開設から半年のアクセス数の推移

こちらは、SEOのホワイトハットジャパンの開設から半年間のアクセス数の推移です。

やはり、開設してから3ヶ月目くらいからアクセスが増え始めています。

全てのサイトがこのように3ヶ月目からアクセスが増え始めるとはいえませんが、最初の辛い期間を乗り切るためにも、まずは3ヶ月頑張ってみると考えてみてはいかがでしょうか。

焦って方向性を誤らないように注意

開設直後のサイトのアクセスが少ないことは当たり前のことです。

アクセスがない理由をSEO業者にお願いしていないからだと思ったり、被リンクが足りないことが理由だといって、相互リンクを増やしたり、低品質なディレクトリサービスに登録したり、スパムリンクの構築に注力することはお薦めいたしません。

3ヶ月~半年くらいは、焦らずにじっくりと様子をみることをお薦めいたします。

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