今貴方は、Webサイトを立ち上げようと考えています。(考えていないかも知れませんが、考えているとします)
初めて作るサイトが何の失敗もなく、どんどん成長していくことはほとんどないでしょう。
初めて作ったサイトがヒットして、安定したアクセスやコンバージョンを得ることは珍しくはありませんが、やはり、成功の中にも小さな失敗というものは無数にあると思いますし、中には大きな失敗をしてしまって、リカバリー作業を余儀なくされた方もいらっしゃるのではないかと思います。
Webサイトという物は、実際に作ってみて初めてわかる事や気づくことがたくさんあります。
様々な問題点も出てきます。ぶつかったそれらの困難を乗り越えてこそ更なる成長が約束されます。
今回はサイト立ち上げの際に注意しなければならないポイントを詳しく解説していきます。
この記事をしっかりと熟読しても、きっと小さな失敗や、大きなミスを犯してしまうことさえあるとは思いますが、あらかじめ知っておく事によって回避可能なミスは回避しておくほうが良いに決まっています。
なお、当記事はロングテール集客でアクセスを狙い、読者の信頼を獲得して顧客への成長を促す仕組みで集客を行う、比較的小さい規模のサイトを想定して書いています。
大規模なサイトを想定している方にはいまいち役立たない解説が紛れているかも知れませんが、大規模なサイトを作ろうと考えている方のお役にもなるはずです。
当記事は独自ドメインでWordPressを用いて運用する前提で書いています。
なぜ独自ドメインとWordPressを利用するかは以下の記事を参考にしてください。
参考リンク
新規サイト立ち上げの際の注意点-メニュー
- 細かいサイトの設定を考えよう
- ブランディングを意識しよう
- 目的意識を持とう
- 充分に勉強しよう
- 甘い誘惑で貴方を誘うブラックハットな言葉に耳を傾けるな
- 順位が上がる裏技が書いてあるかのような無料レポート、情報商材
- この記事のまとめ
細かいサイトの設定を考えよう
まずは、サイトの設定を考えましょう。
サイトの内容、ユーザー層等をある程度形になるまで考えるといいでしょう。
- サイトのジャンル
- サイトのタイトル
- サイトの対象ユーザー
- サイト名
- ドメイン
サイトのジャンルさえ考えずに、ドメインを取得してWordPressをインストールする方はまずいらっしゃらないと思います(WordPressの練習用や、インストールテストを除いて)が、じっくり考えておけば、どのように運営していくべきか、どのようなコンテンツが必要なのか、頭に浮かんでるくかと思います。
「まずは作ってみる」は間違い
何がやりたいか、何ができるかわからないから、とりあえずドメインをとってブログインストールしてみよう。
そのような方法は必ずしも間違いとはいえませんが、少なくとも正解ではありません。
なぜ必ずしも間違いではないか。
例えば、山田太郎の日記というタイトルで、「今日はアニメを見た」「自作PCのパーツを購入して取り付けてベンチマークで測ってみた」「禿山で登山をした」「キャバクラでぼったくられた」という感じで、その日その日で全くテーマの違う記事を書いていった場合、ある日突然、検索経由で人気のある記事を引き当ててしまうことがあります。
その記事に、購入した自作PCのパーツのアフィリエイト広告でも貼っていたら、売り上げが上がることでしょう。
人が気付かなかった美味しいキーワードの存在を知ることができるのです。
そういう「ごった煮ブログ」は、立ち上げるのも簡単で、更新も自分のペースで気軽にできるのが利点です。
好きな事を書けばいいのですから、人気記事を書こう!! と肩に力がはいることもなく、気楽に更新できます。
ただし、SEOの観点から見ると損していると言わざるを得ない一面もあります。
Googleは関連性を重視しています。
記事のジャンルがばらばらになってしまうと、Googleに上手にサイトの関連性が伝わりません。
様々なジャンルを取り扱いながら、多くのアクセスを得るブログも存在しますが、関連性を重視したブログのほうがSEO(検索ランキングの上位表示)の難易度は低いです。
もちろん、「ごった煮ブログ」が悪いとは言いません。
「ごった煮ブログ」は、隠れたキーワードやジャンルを発掘できますので、私も調査用に「ごった煮ブログという名の糞ブログ」を持っています。
アクセスもマネタイズもブランディングも不要。自分が書きたいから書いている。そんな風に割り切れるブログは楽しいに違いありませんから、そういうブログを作ること自体がダメだと言っているわけではありません。
しかし、何らかの目的を持って作られるビジネスサイトや、アフィリエイトサイトに関しては、キーワード調査用、キーワード実験用、他サイトのサテライト(衛星)サイト用などの理由でもない限り、最初からしっかりと計画し立ち上げることをお薦めします。
ジャンルは絞り込もう
関連性という面で、ジャンルは狭く深いほうがいいでしょう。
具体的にいうと、「ゲーム」というジャンルでゲーム全般の記事を書くと、関連性は強くはないといえるのではないでしょうか。範囲が広すぎるのです。
では、「ロールプレイングゲーム」というジャンル。
これで少しジャンルが狭まりました。しかし、まだ、広すぎる感があります。
「ポケットモンスターシリーズ」というジャンル。
だいぶ狭まってきましたね。ポケットモンスターシリーズのファンサイトはたくさんあると思います。
多くのサイトがこのくらいのジャンルの広さで勝負してきています。
しかし、まだまだ絞込みましょう。
他の多くのライバルサイトより狭く深く絞り込んで行くことがSEOの鍵になります。
「ポケットモンスター金銀クリスタル専門」とか、「ポケットモンスター金銀クリスタルの絵をひたすらアップし続ける」等、これでもかというほどジャンルを絞り込んでいきましょう。
そうする事によってどんな記事を書いても、「ポケットモンスター金銀クリスタル」に関するキーワードしか出現しなくなり、サイトの関連性は否が応にも高まり、Googleからの評価も高まります。
例えばオーソリティの高い、人気のあるゲーム系2chまとめブログがポケモンの記事を書いたとします。
貴方のポケモンサイトより、圧倒的に人気(アクセス、被リンク、SNSの拡散)もあります。
しかし、貴方のポケモンサイトの関連性をポケモンで高めておくと、Googleの検索結果では善戦することが可能です。
貴方のポケモンサイトのほうが順位が上位になることも珍しくないでしょう。
ドメインオーソリティや、リンクポピュラリティも検索ランキングにおいて重要だと考えられていますが、リンク数が劣っていても検索クエリに対してサイトやコンテンツの関連性が高ければリンクの数を覆す事が可能です。
サイトの対象ユーザーを見極めよう
これはSEOとは直接の関連性はありませんが、対象者を絞り込むと、狙うべきキーワードも見えてきます。
「ポケモン 金 攻略」キーワードで狙うと、ポケモン金を攻略したい人が集まってきますし、「ポケモン torrent」キーワードを狙うと良からぬ輩が集まってきます。(任天堂の中の人が来るかも知れません)
おそらく小学生くらいのユーザーが多くなると想像できますので、難しい漢字や略称は使わないとか、小中学生はネット通販はあまり使われないと予想できますので、AmazonアソシエイトではなくAdSense狙いのサイト構成にする等、コンテンツ作りの重要なヒントもわかるでしょう。(小学生の親御さんがアクセスしてくると予想して、それに合わせた広告を張るというのもいいですよね)
キーワードを意識しよう
タイトルタグでサイトの内容をGoogleに伝える
タイトルタグはSEOの中でもとても重要な物です。
2015年現在のSEOの中では、二番目に重要な項目だと言われています。(一番重要なものはコンテンツです)
タイトルタグに書かれているキーワードが検索結果で重要視されます。
ですので、サイト名を「山田太郎の日記」にしてしまうと、そのブログが「ドカベン」の専門ブログでもない限り、損をしていることになります。
もし貴方が「山田太郎」さんで、魚釣りの専門ブログを書きたいと思っている。
「山田太郎」は釣り名人だというブランディングも行って行きたいと考えている。
その場合は、「山田太郎の爆釣日記-巨大魚を追いアマゾンへ」といったタイトルにするといいでしょう。
その場合、釣り師山田太郎の情報を得ようとする方、釣りについて知りたい方、アマゾン川が好きな人などにサイトを発見してもらいやすくなるでしょう。
上記は例えです。
本当に「山田太郎の爆釣日記-巨大魚を追いアマゾンへ」というタイトルをつけてしまった場合、「巨大魚 アマゾン」とか、「釣り アマゾン」で検索した場合、検索結果にAmazon.co.jpの商品ページが絡んできて面倒臭いでしょう。
とはいえ、本当にアマゾン川で釣りをしている日記を書く場合には必要となってきますが。
また、サイト名が思いついたら、すぐにそのタイトルに決めてしまうのではなく、実際にそのサイト名や近い単語で検索してみて、強大なライバルがいないか確認しましょう。
以前に私が請けた案件で、スタジオ*****というサイト様があったのですが、同名の写真スタジオが存在していてサイトリンクが付かないなどといった困った事例がありました。
写真スタジオとしてしっかり運用なさっている古参のサイトに通常の方法で勝つのは少々難しいので、ドメイン移転とサイト名変更をして頂いて対処いたしました。
<h1タグはどうするか>
検索エンジンはタイトルタグほどではありませんが、<h1>に書かれた内容も考慮するといわれています。
WordPressの場合、大半のテンプレートでトップページではタイトルタグに<h1>タグ指定されることが多いです。
ちなみに記事ページでは記事のタイトルに<h1>タグが指定されます。
しかし、<h1>で指定したキーワードがなんらかの理由で有利というわけではありません。
<h1>タグで囲めばSEOに有利なのならば、記事のそこいらで<h1>タグで囲みまくれば良いのではないか? と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そんな事をしても意味はありません。
<h1>タグはSEOに有利なタグというわけではなく、記事の大見出しですので、コンテンツの要点をGoogleに伝えることができるタグでしかありません。
キーワードの重み付けを行うイメージを持って頂くといいでしょう。
html5では<h1>タグは何度も使っても良いと定義されていますが、いくつも使って、これや!!という感じのうまい使い方も思いつきませんので、私は通常通り、<h1>は1ページに1個という従来のルールを守っていくことにしています。
アンカーテキストは重要
アンカーテキストとは<a href=”URL”>ここの文字</a>のことです。
内部リンクや外部からリンクを貼られることによって、アンカーテキストの内容がそのページの内容だとGoogleに伝えられます。
例えば外部からリンクを貼ってもらうとき、よくあるパターンがサイト名でのリンクです。
当ブログの場合、<a href=”https://whitehatseo.jp”>SEOのホワイトハットジャパン</a>となります。
このようなリンクを貼られた場合、Googleは「ホワイトハットなSEOを取り扱う日本のサイトである」と認識します。
これが仮に<a href=”https://whitehatseo.jp”>おっさんの糞日記</a>だった場合、たとえ同じ内容のサイトであってもGoogleは、「おっさんの書いてる糞日記」であると考えます。
(厳密にはリンクを貼られたページの文脈やドメイン名も見ますが、大げさにアンカータグだけで考えた場合上記のようなことになります)
また、内部外部問わず、リンクとは投票の意味があります。
SEOのホワイトハットジャパンというアンカーテキストでリンクを貼ってもらった場合、ホワイトハットなSEOサイトという意味で、SEOというジャンルで検索上位に表示される可能性が高まります。
関連性のあるドメインを取得しよう
サイト名が決まったら、そのサイトに関連するドメインを取得しましょう。
当ブログですと、ホワイトハットな手法を解説する日本のSEOサイトという意味で、SEOのホワイトハットジャパンと名付けました。
http://whitehatseo.jp
短いドメインの中に[ホワイトハット][SEO][ジャパン]という3つものキーワードを詰め込んでいます。
さて、なぜ、ドメイン名もサイトに関連しないといけないのでしょうか。
答えは先ほども説明したとおり、アンカーテキストの文字列です。
例えばTwitterプロフィールのURL欄。
そこからのリンクはURLそのものになります。
<a href=”https://whitehatseo.jp”>https://whitehatseo.jp</a>となります。
(これは例えですのでrel=”me nofollow”には突っ込まないでください)
これがもし、ホワイトハットジャパンのブログの内容そのままで、http://homuhomu-daisuki-ossan.jp だった場合、Googleは「ほむほむが好きなおっさんのサイト」という、間違ってないのかもしれませんが、サイトとのマッチングが悪いドメインになってしまいます。
また、私自身もよくやりますが、サイト様を紹介するときに気の効いたアンカーテキストは設定せず、<a href=”URL”>URL</a>という形式でリンクする人は多いです。
その場合、URLにキーワードが含まれているか含まれていないかによって、Googleに関連性が伝わりやすくなるか、混乱させるような内容が伝わってしまうかという差が生じてきます。
SEOとは検索順位を上げるための技術ではなく、サーチエンジンにサイトの内容を正しく伝える為の技術です。
検索結果とはサーチエンジンに内容を伝えた後についてくる実際の評価でしかありません。
せっかくサーチエンジンに最適化するのですから、ドメインもサーチエンジンに最適化しておきましょう。
なお、Googleに見破られないように工夫した人工的な自作自演の外部リンクを当て続け、無理やり検索上位に持ってくるブラックハットな手法は、SEOではなく検索エンジンスパムに該当します。
ブランディングを意識しよう
ウェブマスターはその道のプロである必要があります。
いや、必ずしもプロである必要はありませんが、その言動には説得力が必要です。
どういうキャラクターで行くかよく考えましょう。
例えば、海外SEOの鈴木謙一さんや、SEO 検索エンジン最適化の住太陽さんは、詳しいSEO情報や、正しいSEO情報を持て余すことなく伝えるキャラクターでブランディングなさっています。
ブランディングの方法は様々です。正解はいくつもあります。
初心者が一つ一つ実践しながら読者と一緒に成長していくブログというブランディングもありでしょうし、他人のサイトや考えに対してダメ出ししまくる狂犬のようなキャラクターでブランディングしていくのもありでしょう。(どことは言いませんが他人のサイトや方針に対してガンガン噛み付いていっているスパムバックリンク業者のTwitterアカウントを見たことがあります。これも1つのブランディングです)
目的意識を持とう
私は基本的に、精神論は嫌いなのですが、それでも目的意識は重要です。
- アクセスを集めてアフィリエイトで大儲けしたい
- その道で名を売って仕事や商売に役立てたい
- ブログ、SNS、ニコニコ動画、2chなどのメディアで注目される人気者になりたい
理由はなんでもいいですが、目的を設定しそれに向かって出来る限りの努力を行いましょう。
サイトを開設して1ヶ月程度で軌道にのり、右肩上がりでアクセスが上がっていく事は珍しくありません。
私の手持ちのブログにも、そういうブログはあります。
しかし、初めてのサイトだとどこかで壁が立ちはばかって、それを乗り越える、または回避してよけながら進むなどの舵取りを迫られることがあります。
なんとか壁を回避し、やっと軌道に乗ってきたところに、ブラックハットな手法は使わず、まじめに運営していたにもかかわらずGoogleの謎のフィルターに捕捉され検索結果圏外へ追いやられることだってあります。
(新規ドメインだと起こりやすい現象です。当ブログではそのような謎フィルターに捕捉されにくいサイト作りを解説していきます)
その時に諦めて屁こいて寝るのか。
目的に向かって必死に修正するのか。
目標を定め、突き進みましょう。
充分に勉強しよう
当ブログでは初心者の方にもわかりやすく説明を行っていきます。
しかし、他の偉大なSEOブログも星の数ほど存在します。
全てのSEOブログに目を通すことは時間の制約もあり難しいことですが、数々のSEOブログに目を通してきた私が、厳選したSEOブログのリンク集を作成しました。
SEOの考え方は人それぞれ違います。
いくつもSEOブログを呼んでいると、「このブログは少し方向性が違うな」というブログから、「さっき見たブログと正反対のこと言ってるぞ。どっちが正解だ?」というブログまで様々なブログが存在しています。
その中から自分で取捨選択していく必要があるのですが、「船頭多くして船山に登る」ということわざがあります。
私の作成したSEOブログのリンク集はそのようなことが起きにくいように、SEOの根底の考え方が近いブログを厳選しています。
サイトを作成する前に一度ゆっくり目を通して見てください。
もし、今の段階でわからなかったとしても構いません。
「なんとなーくイメージはわかったなかぁ??」という程度でも構いません。
貴方がサイトを作る際にそのなんとなくのイメージはプラスに作用します。
そして、ある程度わかるようになった時にそれらのブログをもう一度見直してみてください。
その時、初心者の頃には発見できなかった新しい発見が貴方を待っているでしょう。
甘い誘惑で貴方を誘うブラックハットな言葉に耳を傾けるな
- 楽して順位が上がる裏技
- SEO対策は外部リンク屋に任せて、コンテンツ製作に集中してください
- あなたのサイトのアクセスを10倍にする無料レポート(正体は情報商材を売りつける目的のメルマガ)
- 無料で使える自動相互リンクツール
このような雑音が貴方の耳にも入ってくるかもしれません。
しかし、甘い誘惑に乗せられてはいけません。
楽して順位があがる方法があるならSEO業者は全員廃業
楽して順位が上がる方法があるなら、SEO業者は必要なくなります。
そもそも、検索結果は1ページに付き10件までしか表示されません。
1000人くらいが同じ手法を行ったらどうなるでしょうか。
SEOとは、サーチエンジンに正しい内容を伝えるテクニックのことです。
Googleに正しい内容を伝えたあとは貴方のサイトの出来により順位が決定されるだけのことです。
正しい伝え方は当サイトで全て公開しますし、他のSEOブログでも知ることができます。
SEO対策は外部リンク屋に任せて、コンテンツ製作に集中してください?
一見なるほどと思える言い分ですが、ダメです絶対。
有料リンクの購入はGoogleのガイドラインに反しています。
Googleがいかに巨大な組織といっても、所詮は一企業でしかなく、そのガイドラインを守らないからといって法律に反しているわけではありません。
ガイドラインに反することがモラルに反するからやってはならない といっているわけでもありません。
あなたの大事なお店のホームページ。会社のブログ。趣味のサイト。
とても大事な貴方の宝です。
財産です。
自分の子どもだと考えてみてください。
そんな大事なサイトに薄汚い自作自演の外部リンクを当てること。
我が子の成長する為に怪しいドーピングを投入してるようなものです。
ほんの一瞬順位が上昇するかもしれませんが、その後発覚して検索結果圏外の憂き結果に。
それだけでは終わりません。
外部リンクを購入した痕跡は必ず残ります。
貴方の大事なお子さんがドーピング使用者というレッテルは剥がれることはありません。
有料リンクを購入することは貴方のサイトの格を落とす行為です。
前述したブランディングと正反対の作用をもたらします。
順位が上がる裏技が書いてあるかのような無料レポート、情報商材
「このレポートは無料のようだし取り寄せてみよう」とか「これは素晴らしい奥義が書いてある情報商材に違いない。買ってみよう」
そのような商材や無料レポートと出会うことがあると思います。
なぜレポートを無料で提供するのか
それは貴方のメールアドレスが欲しいからです。
メールアドレスを提供した時点で、あなたの興味の方向性が知られてしまいます。
そのジャンルに興味があるなと知られたら、そのジャンルに関連する情報商材のコマーシャルが載ったメールがたくさん届くことになります。
では、なぜノウハウを無料で提供できるのか。
今のSEOの技術に裏技などありません。
どこかで公開されている内容が書かれていることでしょう。
そこらで転がっているノウハウなわけですから、無料であってしかるべきです。
例えば当ブログで解説しているSEOの技術も、誰かがどこかで公開している可能性が高いことばかりですし、もしたまたま誰も公開していなかったノウハウであったとしても、時間が経てば誰かしらが公開するものです。
SEOのノウハウは隠し通して独占し続けるものではありません。
情報商材を購入してもSEOの裏技なんて載っていません
ものすごいSEOの裏技や究極奥義のようなものが存在していると仮定しましょう。
そんなものが存在するならその方法を一人で独占して法外な値段でSEOのお仕事を請け負うことも出来ますし、アフィリエイトサイトを開設して高額商品を売りさばいて一財を成す事もできます。
なぜその何百何千万もの価値がありそうなノウハウを二束三文で売りに出すのでしょうか。
情報商材で得られるSEOの知識に大儲けする裏ワザはありえません。
ただし、思わず買ってしまいたくなるほど、魅力的なコピーで彩られた素敵なランディングページに出会うとはあります。
情報商材で得られる知識で重要なテクニックは、情報商材の中身にあるのではなく、そのSEO情報商材を「欲しいなー」「買わねば!!」と思わせるテクニックにあります。
「これは上手いなー」 と思わせる作りをした情報商材のランディングページや導入手法を見たら、その手法だけはしっかりと覚えておいて自分のサイト作りに活かすといいでしょう。
それが、人の心を掴むコピーライティングや、コンバージョンに結びつきやすいサイトの作りです。
どこの誰かは知らないが、いいヒントをありがとうと心の中でお礼をいって、そのページを閉じましょう。
無料で使える自動相互リンクツールに騙されるな
Googleはリンクを貼ってくれたサイトの質を重視します。
そんな安易な相互リンクツールに手を出すページが質の高い優良サイトであるはずがありません。
糞サイトから貼られたリンクは所詮糞リンクでしかなく、あなたのサイトにプラスに働くことはないでしょう。
それだけに留まらず、そのようなツールに手を出すウェブマスターは、他の違反も平気で(もしくは知らず知らずに)行っていることが多いです。
リンクというのは優良なサイトであるという投票にあたります。
問題児のようなサイトに投票してしまうと、Googleはあなたのサイトを同じ穴のムジナだと見なします。
糞サイトから受けるリンクはさほど問題にはなりませんが、糞サイトへリンクを貼るという行為はかなり危険な行為となります。
通常の相互リンクなら相手のサイトをよく確認してリンク先を選ぶ事も可能ですが、自動の相互リンク集は非常に危険です。
急に順位が下がったので問題のありそうな相互リンク先のリンクを外してみたところ順位が回復したという事例はよく耳にします。
2015年4月2日追記:最近は自動相互リンクツールどころか、相互リンク自体も話題になることは少なくなってきましたね。最近では大量の相互リンクを解消しても順位は下がらないorむしろ順位が上がるのどちらかになることが多いと感じます。2015年現在、2012年の時点で当ブログが言っていた通りの現状になっています。当時、私達の意見に対して「あり得ない」とか「所詮機械。Googleがそこまで進化するわけがない」と言っていた人の大半が2015年現在、廃業しているか、大幅に事業の規模を縮小しているところからもわかるように、数年後(できればもっと先)どういうサイトが評価されるべきか認識することが重要ですよ。
この記事のまとめ
複数の方法を解説する場面もありましたが、重要なのは方向性を決めて取り組んでいくということです。
結局のところ、サイトテーマをしっかり決め、それに順ずるドメインやサイト名を用意し、正しくサイト内容をGoogleに伝えることが出来たとしたら、何も深く考えずに更新している他のウェブマスターと比べると大きなアドバンテージを有することになります。
そして、ブラックハットな手法(検索エンジンスパム)に惑わされずに質の高いコンテンツを用意することが出来れば、貴方のサイトは検索結果の上位に浮上することができるでしょう。
質の高いコンテンツ。
言うのは簡単ですが、実行するのは難しい。なんて思っていませんか?
実は質の高いコンテンツも、ちょっとしたコツ、センスがあれば作ることは比較的容易なんですよ。
次回の記事では、SEOに強い記事の書き方を解説していきたいと思っています。
お楽しみに。