当ブログはwhitehatseo.jpという独自ドメインを取得して運営しています。
ブログというとFC2やライブドアブログのような、無料で取得できるレンタルブログが一般的ではありますが、SEO的な観点や安定した長期運営を考えると、独自ドメインを取得する事をお勧めします。

独自ドメインで運営といっても、さほど難しい作業ではありません。

本当にレンタルブログを借りる作業に毛が生えた程度の作業で独自ドメインを持つことができます。

.com や .net といったgTLD(ジェネリックトップレベルドメイン)なら年額1,500円程度で利用できますし、当Blogで使用している.jpというccTLD(カントリーコードトップレベルドメイン)でも年額3,000円程度。
私が運営している別ブログ(当ブログと全く関連性が無いのでURLは貼りませんが)で使っている.tvドメインで4,000円程度、 .meドメインで2,500円程度の費用で取得、維持することが可能になっています。

.infoや.biz .orgのような不人気なTLDですと、初年度100円程度で取得することが可能なキャンペーンが行われている場合もあります。

ちなみに私は、まだサイトを立ち上げてはいませんが、http://リンク.bizという日本語.bizのドメインも所持しています。

今回の記事では、独自ドメインが有利なその理由を解説していきたいと思います。

独自ドメインと無料レンタルブログどっちが有利?-メニュー

独自ドメインはSEOに有利

独自ドメインはSEOに有利という意見と、独自ドメインはSEO的に不利。親ドメインが強い無料レンタルブログのほうが有利という意見の対立をしばしば見かけます。

2015年4月1日追記:最近ではそのような意見の対立をあまり見かけなくなりましたね。もちろん言うまでもなく独自ドメインを使うべきという意見が大半を占めているでしょう。

まずはそれぞれの理由に対して、ホワイトハットジャパンなりの見解を上げていこうと思います。

独自ドメインはSEO的に不利。親ドメインが強い無料レンタルブログのほうが有利という考え方

独自ドメインを取得する場合、既に運用されているサイトを丸ごと買収したり、中古ドメイン(オールドドメイン)を購入する場合を除き、1からのスタートになります。

つまり、どこの馬の骨かわからない、謎のドメインが新しくこの世に誕生した。ということになります。

その際、ルートドメインで運用しようが、サブドメインで運用しようが、サブディレクトリで運用しようが、 オーソリティの低い(権威がない)ドメインだと判断されます。

SEOの分野では、その権威が高い、低いということを、ドメインオーソリティが高い(低い)等と呼びます。

FC2やLivedoor、アメブロなどは、そのドメイン自体がとても有名でオーソリティが高いです。

つまり、親ドメインが強いので、そこを間借りするサブドメインやサブディレクトリも強いという考え方に基づきます。

また、多くの無料レンタルブログでは、そこを間借りし記事を書くだけで、力を持った親ドメインからリンクの供給を受けます。

FC2ブログのトップページからリンクジュースを供給

例えばこの画像は、今FC2Blogのトップページを撮影したものです。

Blogを開設したり、記事を更新する事によって、各カテゴリや、おすすめブログの新着記事からリンクが貼られます。

そこからの直接のトラフィックや、どの程度の効果があるかはわかりませんがリンク(つまり、オーソリティの高いFC2ブログからの支持票)の恩恵が受けられます。

rel="nofollow"は見当たらない。効果のほどはわからないがリンクジュースは間違いなく渡っているだろう

ソースをみたところ、rel=”nofollow”は見当たりません。
Google検索エンジンがどのような評価をするのかはわかりませんが、理論上、リンクジュースは渡っていると考えれるでしょう。(ただし、Googleは日々進化していますから、そのようなリンクはリンクとして評価はしないよ!って感じの処理を行っている可能性はあります)

今回はFC2ブログを例にあげてみましたが、ライブドアブログやアメブロでも同じような仕組みになっています。

さて、以上の理由から無料レンタルブログは強い。と結論付けてしまうのはどうでしょうか。

Googleは機械とはいえ、非常に賢いです。

例えば、アメブロといえば非常にオーソリティの高いドメインですが、アメブロ内に間借りしているブログは全て素晴らしいブログでしょうか?

どちらかというと、個人的な肌感で申し上げますと、あまり役に立たないブログや、面白くもなんともないブログが多いように感じます。

SEOブログで有名なものに、ば鈴木謙一さんの海外SEO情報ブログがあります。

とても有意義な内容の記事をどんどん公開なさっている素晴らしいサイトです。

そのようなサイトですので、Googleもhttp://www.suzukikenichi.com内に作られたディレクトリやサブドメインもSEOに関連性があれば、有意義な物だと評価するでしょう。

しかし、アメブロというドメインがいかに評価が高いからといって、その中に間借りしている胡散臭い情報商材系SEOブログの評価まで高めるとは考えにくいです。

探し方が悪いのかもしれませんが、私が知る限り、アメブロを使っているSEOブログに良いブログはたくさんはありません。(もちろん全てがダメというわけではなく、CyberAgent SEO Information (サイバーエージェントSEO情報ブログ)のような非常に優れたブログもあります)

Googleは検索クエリに最も適しており、人間の目で見ても素晴らしいと思ったサイトを、機械的に選び出すようなアルゴリズムを目指して進化しています。

そのようなユーザーの利便性を第一に考えている検索エンジンが、親ドメインのオーソリティが高いという理由だけで子サイトまで優遇するとはとても思えません。

GoogleはFC2やLivedoor、アメブロ等の無料レンタルBlogサービスが、ただのレンタルブログサービスであることは理解しています。

優良なブロガーだけを厳選して掲載する無料レンタルブログという仕組みでもない限り、親ドメインの強さを子サイトに与えることはほとんどないのではないかと予想します。

というのも、私自身、独自ドメインで複数のブログを運営していますが、他のライバルサイトを見て「無料レンタルブログ強いなー。ずるいわー」 と思ったことは一度もありません。

逆に、独自ドメインだからこんなに短期間で安定して運営できているんだろうな。と思うことは多々あります。

また、アメブロにはもっと大変な欠点もあります。

それは、1ドメイン4ページのルールです。

検索結果に表示されるドメインは1ドメインが4ページまでという仕様になっています。

2015年4月1日追記:現在では検索クエリによっては1ドメイン2ページになったり、1ページになったりもするようです。この記事執筆時(2012年1月15日)よりもドメインの多様性が強く求められるようになっているといえるでしょう。

例えばアメブロで「社長ブログ」を書いたところで、ホリエモンやら、サイバーエージェントの社長やらその他有名な会社の社長が表示されるわけで、それらを押しのけて上位表示は非常に難しいでしょう。
というか、ほぼ不可能でしょう。

また、「格安 カニ」で検索してみましょう。

検索結果は楽天市場で埋め尽くされていましたか?

そんなことはありませんよね。

むしろ、SEOの観点だけを見ると、楽天市場はとても不利な状態になっています。

「格安 カニ」という検索クエリでは、同一ドメインのページはいくつもは出現しませんから、楽天の他のカニ屋さんが表示されてしまったら、自分のカニのページが表示されることはありません。

これらは、サブディレクトリ方式(http://example.com/hoge のような形式)のページで起こる現象です。

つまり、http://example.com というサイトの下層ページであるという解釈です。

では、サブドメイン方式(http://hoge.example.com)はどうでしょうか。

FC2やSeesaa等のレンタルブログでこの形式が多く用いられています。

こちらは、http://hoge.example.com という1つのサイト(ドメイン)という解釈をされるので、サブディレクトリ形式に比べると、1ドメイン4ページルールに引っかかりにくい分有利だといえます。

ただし、親ドメインから受ける評価はサブディレクトリ型と比べると減少するといわれています。

あくまで体感で申し訳ありませんが、私自身、無料レンタルブログを使っている競合サイトがサブディレクトリ型であろうが、サブドメイン型であろうが、「親ドメインが強いから有利だ。ずるい」と思ったことはありませんので、どちらを選ぶかは好みによるのではないでしょうか。

独自ドメインはSEOに有利という考え方

SEOのホワイトハットジャパンでは、独自ドメインはSEOに有利だと考えています。

いくつも理由はありますので、それを挙げて行きたいと思います。

テーマにバッチリなドメインを選ぶことが出来る

例えば、当ブログのURLはhttps://whitehatseo.jp になっています。

このアドレスはパッと見ただけで、ホワイトハットなSEOを取り上げたブログである。そして日本のサイトであると理解して頂けるでしょう。

Googleはサイトの関連性を重要視しています。
そして、URLからもそのサイトがどんなサイトであるか、読み取ろうとします。

これがFC2ブログだと仮定すると、http://whitehatseo.blog123.fc2.com といった感じでゴミがついてきます。

実はTLD(トップレベルドメイン)もSEOに利用できる

また、.me や .tvというTLDを使うと、そのTLDまでSEOに使うことが出来ます。

このホワイトハットジャパンは、日本で運営しているしっかりとしたサイトというイメージをお客さまやGoogle検索エンジンに与える為に.jpドメインを使用していますが、他で運営しているブログは.meや.tvもSEOに利用しています。

例えば.meはモンテネグロのドメインですが、.meは「私」という意味にも取れますので、例えばhttp://seo-taisaku.me というドメインを取得したとしたら、「私のSEO対策」 というサイトタイトルにするとバッチリはまるかと思います。

ここで一つ私が体験した事例を紹介します。

私の管理サイトに.tvのTLDを利用したブログがあります。

このブログもWordPressを構築した、とあるテレビ番組のファンブログなのですが、スマートフォンでも閲覧可能な仕様に修正したので、「スマートフォンに対応しました」という記事を書きました。

それからしばらく後、アクセス解析を見ていると「スマートフォン テレビ」というキーワードでアクセスが発生していました。

本文にテレビという文字は1つも入っていません。

つまり、http://サイト名.tv で、Googleはこのブログをテレビとも関連があると理解したのではないかと思いました。

そこで私はサイト名の後ろにテレビとカタカナでつけたサイト名に変更しました。

サイト名:なんたらテレビ です。

サイト名の頭の何たらは、テレビで放映されていた番組ですが、.tvがテレビだと関連付けられているのなら、サイト名にテレビをつけることによって更に関連性が高まるのではないかと考えたのです。
(ややこしい文章でごめんなさい。関連性が無いので私のブログのURLをこちらに出すつもりはありません)

たったそれだけで、Google上の順位が様々なキーワードで上昇し、1日1000PV前後だったページビュー数が、2000PV前後にまで跳ね上がりました。

サイト名を変えたことによって順位が急上昇したかどうかはわかりません。

ただ、通常運行で記事を更新しているだけで、他に特別何かしたわけでもないのに突然順位が上がったのは、アイディアが項を奏したと考えるのが自然ではないでしょうか。

もちろん、.tvドメインを使っていなかったとしても、ドメイン名とサイトタイトルを工夫すれば同じような状況を作り出すことは可能でしょう。

つまり、サイトの関連性、サイト名、ドメイン名に一工夫できてなおかつゴミが付かない独自ドメインは有利だといえるでしょう。

個別記事のURLも自由につけることが出来る

これに関して、細かくああだ、こうだと解説する必要はないでしょう。

実際にシンプルにURLを見てみるとわかります。

例えばこの記事のURLは
https://whitehatseo.jp/domain-advantage というURLになります。

それがFC2Blogだと
http://whitehatseo.blog123.fc2.com/blog-entry-456.html というURLになります。

記事のURLに関連性を含ませられないという、非常にもったいないことになります。

これはGoogleが配布している検索エンジン最適化スターターガイドでも説明されている適切なページタイトルが付けられないということになります。

こだわりにこだわった関連性を凝縮することができる

Google検索エンジンは関連性を非常に重要視しています。

私の運営する他ブログの検索エンジン上のライバルサイトと言えば誰でも知っているような巨大な2chコピペブログ達です。

大手の2chコピペブログは、そのGoogleページランクは5や6。ページランクと検索順位は直接の関係無いとはいえ、かなりの数のバックリンクを有していることは想像に難くありません。

記事を書けばはてなブックマークのブックマークを稼ぎ、Twitterのタイムラインを眺めていればRTが飛び交い、巨大な2chコピペブログ同士の繋がりで相互リンクもバッチリ。相互RSSも完備となっています。

明らかに被リンク、オーソリティという点では負けている私のBlogですが、サイト内容の関連性、専門性を高めることによってなんとか戦っています
2015年4月1日追記:戦っていましたが、もうこの実験サイトの更新は停止させました。旬が過ぎてしまいマネタイズ性が低くなったからです。

私のそのBlogは、とあるテレビ番組1つに絞った内容で、ナチュラルリンクもその関連の記事からしか受けないでしょうし、相互リンク先もその番組を大きく扱っているサイトに限っていますし、私のそのブログの記事の内容も、そこから発するリンクも、全てが1つのとあるテレビ番組の関連になっています。

テレビ番組やおもしろネタを幅広く扱う2chコピペブログに対し、その番組1つしか扱っていない私のブログ

これが弱小サイトでも検索エンジン上では、なんとか善戦している理由です。

ちなみに、その番組をモチーフにして販売されているグッズの記事なども書きますが、販売元のメーカーの紹介記事やブログよりも上位に来ることもあります。

それは、いかに製造販売元であっても、そのメーカーは他の番組の商品も幅広く製作し、販売しています。

それに比べ私のサイトはその番組に関するものしか紹介していませんので、***という番組の関連性が非常に高いとGoogleに評価を受けている事に他なりません。

また、検索結果の多様性の観点からいっても、オフィシャルサイト以外のブログも同一ページに表示されやすくなるからです、

***にこだわったサイト。そして、***にこだわったドメイン。こうGoogleに理解してもらったら、あとは安定したアクセスが望めます。

独自ドメインはブランディングに有利

SEOのホワイトハットジャパンは、この記事でまだ2記事目のどこの馬の骨ともわからんブログです。

2015年4月1日追記:一応、SEOについて色々検索していたらそこそこヒットするサイトに育ったのではないでしょうか。有名サイトではありませんが、知っている人は知っているサイトくらいにはなれたかな。

SEOのホワイトハットジャパンというネーミングでさえ、「おいおい、大風呂敷広げすぎじゃないか?」という点は多々感じています。

現在、WordPressで構築されたwhitehatseo.jpというJPドメインで運営されているブログですが、これがもし、SEOのホワイトハットジャパンというタイトルで無料レンタルブログに設置されていて、2記事しかないわ、なんだかよくわからないアメピグのようなアイコンだわ、記事にコメントしてきてくれてる人のHNが「何たらでガッツリ稼ぐ!hogehoge講座さん」だったりしたら、胡散臭いことこの上ないですよね。

もちろん、本当に大事なのは中身ですが、せっかく良い中身を用意しても立ち上げたばかりでは、なかなか理解してもらえません。

それに、オーソリティが高まってくると、そのドメイン自体が資産になります。

ブログを執筆して公開する日々の取り組みが資産となるのです。

SEOで最も重要なことは、素晴らしい記事を書くことです。

サイトを立ち上げたということは、素晴らしいサイトを作る覚悟がある ということではないでしょうか。

自分が全力を賭けて作り上げる芸術品を、FC2やアメブロの間借りした空間に置いていては勿体無くありませんか?

独自ドメインはわずかな金額で永続可能

.netや.comで年額1500円弱。.tvドメインで年額4000円。

はっきりいって本当に些細な金額です。

まじめに運営していたら、いや、かなりふざけて適当な手抜き運営をしたとしても、アフィリエイト広告をペタペタと貼ってさえいれば、年に数千円は稼ぐことができるでしょう。

私が運営しているかなりつまらない個人日記でさえ、1日15PVくらいしかありませんが、それでも月にアフィリエイト広告で何千円かの収入は生み出しています。

当たり前ですが、1日1000PVを越える他のブログたちはもっとたくさんの金額を稼ぎ出しています。

たとえつまらない個人日記であっても、広告を張ることによってドメイン代やサーバー代をペイすることは簡単です。

無料のレンタルブログは、レンタルブログ運営会社の経営が悪化すれば、いつ無くなってしまうかも知れません。

運よく全ログを持っていて移転先のサイトに全てのログを復帰させることが出来たとしても、それまでに培ったサイトエイジ(運営年数)、集めたバックリンク、Googleの評価、全てが0からのスタートになります。

meta refresh等でページランクを転送してもドメインを越えると8割のリンクジュースしか渡らないと言いますし、運営元が運営を終了するまでのわずかな期間しかページランクを転送することができません。

サービスが完全に終了してしまうと、meta refreshで転送していたリンクジュースは消失します。

また、運営のさじ加減で「お前のブログ、気に入らないからアカウント停止させるわ」といわれてしまうと、移転さえ出来なくなります。

そのような件も、よく起こっているわけではないようですが、時々耳にします。

広告を貼ったら完全にペイ出来る。広告を貼らなくても年額5000円-1万円程度で維持できる。

ドメインは貴方の財産です。

仮にドメインレジストラが倒産しようと貴方のドメインは保護されますので他のレジストラに移管すれば存続できます。

レンタルサーバー会社が倒産しようと、ドメイン自体は変わらないので、サーバーだけ移転すれば今までと変わらない評価を受け続けられます。

貴方の大事な財産であるドメインを守り、貴方の大事な財産であるドメインの価値を高め育て続けることができる。

ドメインは、本当に取得しておいたほうがいいですよ。

今回の記事の結論

  • 独自ドメインは無料レンタルブログに比べてSEOに有利である
  • 無料レンタルブログは親ドメインが強いからといって、さほどSEOに有利とはいえない
  • 独自ドメインは貴方の財産である
  • あなたのサイトが突然無くなってしまう事を防ぐ為には独自ドメインを取得することが最善である
  • どうしても無料レンタルブログを使いたい場合、サブドメイン型のブログを借りるのが良いだろう

今回の記事では、独自ドメインの利点を体験談も踏まえながら解説しました。

次回の記事では新規サイトを立ち上げる際の注意点について書いていきたいと思います。

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