2012年2月6日にGoogleツールバーのページランクの更新が確認されました。
当ブログは、2012年1月12日に解説したばかりですが、早速ページランク2を頂戴しております。
ページランクが高ければ検索順位で上位に表示されるかといえば、そういうものではないのですが、ブラックボックスな検索エンジンの仕組みの中でも数少ない視覚化できる数値データですので、上がった下がったと楽しむ分には全く問題はないと思います。
あくまでツールバー上でリンクジュースの流れを擬似的に可視化して表示しているだけですので、高ければ良いというものではありません。
しかし、リンクジュースの流れをイメージしやすくなりますので、システムを理解しておいて損はないかと思います。
2015年4月5日追記:2013年12月6日を最後にPageRankのメジャーアップデートは行われていません。またGoogleのジョン・ミューラー氏がおそらく今後はPageRankの更新を行わないとアナウンスしているところからも、もはや過去のデータと言って良さそうです。
ページランクの表示のさせ方
各種ブラウザにGoogleToolBarや、アドオンを導入することによって表示が可能になります。
他のサイトやリンク先を確認する為にインストールしておくと便利だと思います。
私も時々、管理サイトのページランクを確認するのですが、トップページのPRが3なのに、下層の記事でも人気のある記事はPRがトップページと同等の3がついていたりと、なかなか面白いものです。
人気のある記事を書いて1発当てると、トップページより人気の記事のほうがPRが上回ったりもします。
ダウンロード
- IE用:http://www.google.com/intl/ja/toolbar/ie/index.html
- FireFox用:https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/pagerank-client/
- Chrome用(Open SEO Stats):https://chrome.google.com/webstore/detail/hbdkkfheckcdppiaiabobmennhijkknn
- Chrome用(PageRank):https://chrome.google.com/webstore/detail/pagerank/nbmblkkmdeobfklgefdnoakgkmcekhcg
私は普段Chromeを愛用しているのですが、Chromeだとなぜか上手に下位ページのPRが見られないことがあるので、本気でページランクを調べる際にはInternet Explorerを利用しています。
どうやらOpen SEO Statsだと日本語URLや日本語ドメインのページのPageRankがN/Aになるようです。私はChrome用のPageRankのアドオンも入れて確認するように変更しました。
今回のページランクメジャーアップデートの結果
1/12に開設したばかりの当ブログに早速PR2が付いているのは驚きでした。
リンクといえば各種SNS(Facebook,Twitter,Google+)のプロフィールにURLを載せている程度ですし、もちろん、サテライトサイトなどからの自演のリンクは張っていません。
おそらく、パシフィカスさんのブログで紹介してもらったのが大きいのでしょう。
参考リンク
オススメSEOブログ | TwitterでフォローすべきSEO関係者のリスト | SEOブログ青田買いリスト2012
パシフィカスさんにはTwitterでお世話になっており、更に愛情リンクまで頂いてありがたいことこの上ありません。
このような数えられる程度のリンクでもページランク2が付くということは、ひょっとするとツールバーページランクの計算にもリンクを貼る位置によって受け渡すページランクの量が変化するというリーズナブルサーファーモデルが適用されているのかもしれませんね。
私の友人のブログでも、PR3-5から20本以上リンクを受けているのにPRは2というのもありました。
その友人のサイトはリンクはほぼサイドバーからのROSリンクという形になっていましたので、サイドバーからのリンクはツールバーページランクでさえ、あまり流れないと考えることができるかもしれません。
もしくは相互リンク先が大量にリンクを張っている為に1本1本のリンクが薄いだけかもしれませんね。
ちなみに、私の管理するPR3のサイトはそんなにたくさんのバックリンクを受けているわけではありませんが、PR3が付いているということは、いくつかの記事ではてなブックマークの注目記事に入ったことがあり、そこから結構なリンクジュースが流れてきているのではないかと予想します。
また、私がアドバイスさせて頂いている2011年11月半ばから始めたMTで構築したブログも相互リンク1本、他少々のナチュラルリンクのみでPR2になっていました。
ただ、パシフィカスさんの書いてらっしゃるページランク更新と中古ドメインのPRと新規ドメインの仮PRの記事にもあるように、1回目のページランク更新では高めのPRがついて、その後の更新で落ちるというパターンは確かにあると思います。
過去に何度かそのパターンを見たことがあるので、このブログも次の更新ではページランク1になっているかもしれません。
重要なのはページランクの動き
ページランクはゲームみたいに上がった下がったを楽しむことができるゲームのようなイメージで問題ありません。
順調に上がっていけば、良い感じで育っていってるなということが確認できますし、チェックしているサイトが急激にPRを下げていたら、何か怪しい事をしてペナルティを受けている可能性があるということが確認できます。
私が確認したなかでは、ページランクが4あったのに、ある日突然PRが2に下降しているとあるサイトがありました。(私の管理サイトではありません)
よくサイトを調べてみると、ADggerという、アフィリエイトを名乗っているが、明らかに被リンク売買目的の怪しいバナーが大量に張られていました。
小さめのバナーなのですが、altにキーワードが埋め込まれている非常に悪質なスパムです。
これは明らかにGoogleのポリシーに反するペイドリンクに当たりますので絶対に手を出してはいけないものなのですが、そもそも、Googleのポリシーなんて一般人は知る由もなく、紹介するだけでお金がもらえる素晴らしいアフィリエイトだと思い込んで手を出してしまいます。
PR4→PR2に一気に引き下げられているということはそれなりに重大なペナルティであり、おそらくそのサイトからの発リンクは全て無効化されているでしょう。
GoogleWebmasterToolsを使っていればメッセージも届いているのかもしれませんが、無料レンタルブログで運営している一般人の趣味ブログでウェブマスターツールを導入しているかというと、多分、導入していないのではないかなと思います。
そのようなサイトをリンクしてしまうと、その行為を評価しているとみなされ、Google検索エンジンから減点を頂くことは十分に考えられます。
ページランクが上がれば検索結果が有利に働くというような単純なものではありませんが、動きを追うことによってリスク回避をすることは可能です。
上記のパターンですと、そのサイトへリンクを張っている方は、そのリンクへrel=”nofollow” をつけるか、リンクを外せば解決するでしょう。
また、アドガーでペナルティを頂いてしまったサイト様は、PR低下で過ちに気付いた時にADggerの広告を外すか、広告に対してrel=”nofollow” をつければ対処可能なはずです。
PRの数値を見て高PRの相互リンク先を探すというのはナンセンスですが、リンクを安心して張れそうなサイトかどうかを判断する1つの指針にはなると思いますので、お暇な時にページランクをチェックしてみてはいかがでしょうか。