ホワイトハットSEOやロングテールSEOについて色々と解説して行こうと思って立ち上げたホワイトハットジャパンですが、当ブログは対象ユーザーが初心者向けということもあり、まずは初心者向けの記事の充実をはかっている最中です。
(上級者は当ブログの内容は全て理解していると思いますので)
しかし、初心者の方にも、最新の優良な記事を読んで頂きたいと思い、先週のホットな記事の中で私が特に目をつけた記事を紹介していきたいと思います。
毎週月曜恒例としてピックアップ記事を書いていければ良いなぁと思います。
(来週さっそく更新を忘れていたら指摘してください)
リーズナブルサーファーモデル
SEO JapanのSEOの最重要特許ベスト10 その4 – ページランクがリーズナブルサーファーに出会った日という記事と、パシのSEOブログのクリックされる重要なリンクが評価されるリーズナブルサーファー・モデルとはという記事でリーズナブルサーファーモデルについて解説されています。
要するに、「仮に1つのページから10本発リンクされているとして、10ポイントのリンクジュース(評価や関連性)が10本のそれぞれのリンクに均等に渡るわけではない」 ということです。
Google検索エンジンはサイトの構成まで理解し、サイドバーやフッターからのリンクはあまり評価しないとは言われていました。
私はそれに対して「なるほどねー。そうだろうさ」といった感じで漠然と理解している気になっていましたが、SEO japanの記事を読んでやっと本質を理解しました。
サイドバーやフッターのリンクは確かにGoogleには高評価を受けていないことが多いように感じます。
大事なことはそれではなく、同じ記事内であっても高評価を受けるリンクと、評価の低いリンクがあるということです。
SEO Japanの記事の感想
そのため、地域のお祭りの一環として行われるパイの早食い競争に関するページで、リンクがメインのコンテンツの上部近くに掲載され、ボールド体で「cheap nfl jerseys」(安いNFLのユニフォーム)と言うアンカーテキストが用いられている場合、リーズナブルサーファーモデルのアルゴリズムは、たとえこのリンクが強調され、ページの重要な場所でその他のテキストから際立っているとしても、リンクのテキストはページのその他のコンテンツとは全く関係がなく、このテキストが非常に営利を意図していると判定する可能性がある。
このページを見て地域のお祭りについて学ぶ人達の多くは、このリンクをクリックする可能性が低いと言う判断は妥当である。従って、ページランクをほとんど与えるべきではないのだ。
引用:SEO Japan
これは非常にわかりやすい例です。
スパマーが使うバックリンク供給用ブログを見ると、適当にどうでもいい日記を書いて文末に「クレジットカードなら〇〇」だとか「SEO対策の△△」といったリンクを貼っているブログをよく見かけます。
まさにこのパターンでしすよね。
今日は休みだからパチンコに行って少々勝てたのでお寿司を食べました。SEO対策は△△がお薦めです。
こんなリンクが高評価を受けるわけがないというお話ですね。
リーズナブルサーファーモデルは、ユーザーが最もクリックしそうなページ上のリンクを見極める上で役に立つ様々な要素に注目し、このリンクに最大のページランクを与えることで、このデメリットを改善している。
引用:SEO Japan
この文章を見た私は、目が覚める思いでした。
関連性の高いリンクをもらえば高評価であると、漠然とは理解していましたが、なるほど。
関連性が高くクリックされやすいページにはたくさんのページランク(リンクジュース)を渡し、関連性が高くてもクリックされないであろう位置に貼られているリンクには少量のページランクしか渡さない。
リンクジュースを液体のようなイメージでとらえて、内部リンクを張っているつもりではありましたが、私の脳内のイメージはあくまで平面的でした。
ページ←→ページにただ流れるイメージでした。
ページの中にも高低差があり、リンクジュースは流れやすい位置にたくさん注がれていく。
立体的なイメージをする事が出来るようになりました。
参照サイト:http://www.seojapan.com/blog/
パシのSEOブログの記事の感想
パシフィカスさんの記事では図付きで詳しく解説されています。
リーズナブルサーファー・モデルは、内部リンクの最適化という意味で語られることが多いですが、外部リンク(被リンク)においても同じように考えられると思います。内部リンク限定の話だったらすみません・・・
パシのSEOブログより引用
パシフィカスさんは控えめにそうおっしゃっていますが、私は外部リンクにももちろん同じように影響してくると思います。
内部リンクも外部リンクもリンクジュースで関連性や評価を受け渡すという仕組みは同じですから、内部リンクにだけ影響するとは考え難いと思うからです。
参照サイト:http://www.jweb-seo.com/blog/wordpress/
基本的に、この記事を読んでいる人はこの情報を知りたがっているはずだ!! と目立つ位置にリンクを貼るわけですから、順位を上げたいという理由で関係ないページへのリンクを目立つ位置に掲載しても、関連性がちぐはぐに伝わって逆効果になると思いますので、悪用はやめておいた方が良いと思います。
誰でもSEOを理解できる思考方法
SEOとその周辺で誰でもSEOを理解できる思考方法という記事が公開されています。
特に共感したのが
amazon.comのレビューを見ていると、誤解を抱いている人が多いことに気がつく。
「この本にはSEOの表面的な知識しか書いていません。
これだけ知っても上位表示はできません。」
「初心者のためにはいい本だとは思いますが、
SEOをある程度知っている人には役に立ちません。」いい書籍ほど、この種のネガティブなコメントがつく傾向がある。
SEOには特殊な技術が必要と誤解している人が多いということだ。引用:SEOとその周辺
この部分です。
SEOを順位を上げる方法だと勘違いしている人がいかに多いことか。
SEOには細かいテクニックも多数存在はしますが、それは裏技的なものではなく、いかに100%の状態に近づけて検索エンジンにサイトを評価してもらうかという事に尽きます。
例え内容が素晴らしいサイトであっても、検索エンジンに理解不能なおかしげな構造をしていると、そのうちのいくらかしか評価を受けられません。
「こういう内容のサイトなんですよ」と出来る限り詳しく検索エンジンに理解してもらうのがSEOです。
例えば就職試験で素晴らしい素質と人柄をもっているのに面接で自分の良いところをアピールできなかった。
しかし、自分の良いところを自分なりに分析し、そのアピールの方法を勉強することによって、自分の良いところを企業にある程度伝えることができるようになります。
つまり、自分の実力以上の物は出せない。自分の実力を100%にどれだけ近づけるかという話になります。
SEOも同じです。
実力以上に評価してもらおうと、履歴書にウソを書くのはよくないことです。
検索エンジンの世界でそれをするのは、ブラックハットSEO。つまりスパムといいます。
未だ世間一般ではスパム(ブラックハット)もイメージとしてSEOに含まれているような状態で、ホワイトハット専門なんていおうものなら怪しい宗教かなにかと思われていそうではありますが、そろそろSEOに検索エンジンスパムを含めるのはやめたらいいのではないかと個人的には思います。
参照サイト:http://minnano-seo.com/
rel=“canonical”タグと301リダイレクトの違い
既に皆さん目を通されていらっしゃるかとは思いますが、海外SEOでrel=“canonical”タグと301リダイレクトの違いは? どちらを使うべきか?という記事が公開されています。
鈴木さんの記事では少々脅かし気味ですが、実際、そう難しいものでもないので、まだよく理解なさっていない方はカノニカルと301の使い方を覚えておくといいでしょう。
重複ページ問題はECサイトなどではよく起こる事例で、PSPの色違いやニンテンドーDSの色違いで、本体色(白)か本体色(黒)の違いしかないのに、残りは同じ説明の文章で構成されるページに対して使います。
301を使ってしまうと、黒い本体が欲しいのにそのページにアクセスすると白い本体のページに飛んでしまいますが、カノニカルを利用すると白い本体のページが正規化されますが、黒い本体のページにもアクセスは可能な状態のままです。
ページ自体はアクセス可能な状態ですので、例えばDSの黒い本体のページから、関連商品でPSPの黒い本体のページへリンクが貼られている場合、リンクジュースを受け渡すということになります。
また、rel=”canonical”も301リダイレクトと同じくドメインを越えることができます。
例えばSEOの解説サイトと、アフィリエイトの解説サイトの両方のブログをもっていたとします。
WordPressのインストール方法の解説ページを作りたい。どちらのブログでもその記事を参照させたいという場合、どちからのサイトにWordPressのインストール方法を解説したページを作り、片方からリンクを貼る、301リダイレクトを掛ける、どちらでもいいのですが、同じ記事を両サイトにアップロードしてカノニカルでどちらかを正規化しておけば余計なドメイン間の移動も生じなくなるので、よりスマートといえるでしょう。
参照サイト:http://www.suzukikenichi.com/blog/
SEOブログ青田買いリスト2012
SEOテンプレート比較でSEOブログ青田買いリスト2012という記事が公開されています。
SEOテンプレート比較は上の記事でも参照したパシのSEOブログと同じパシフィカスさんの運営サイトです。
この記事で様々な優良なSEOブログが紹介されています。
私も注目しているブログばかりなのですが、「個人的に応援している枠」で、当ブログを紹介頂きました。
ありがとうございます。
当ブログは解説して間もないので記事も少なく、ドメインの評価も非常に低いわけでありまして、検索経由のアクセスはほぼ皆無という清々しい状態になっております。
なんと、アクセスの半数くらいはパシさんのサイト経由となっています。
パシフィカスさん様様です。
今後、気合を入れて更新していって、応援枠から優良枠へランクアップできるよう精進します。
つまり、何が言いたいかというと、お礼と自慢でした(笑)
参照サイト:SEOテンプレート比較
以上、先週のホットな記事の紹介と感想でした。
毎週月曜に気になったニュースをまとめてアップして行こうと思います。
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