2013年4月の1週目に公開されたSEO関連の記事で優れた記事や興味深い記事をピックアップしました。
Googleヘルプの更新情報、AuthorRankについて、キーワードから検索意図をイメージする、ECサイトのSEO、質の低いリングで上位表示されているページの理由の計5記事のご紹介と感想をお送りします。
良い記事ばかりを厳選してピックアップしましたので、ぜひ、目を通しておくことをお勧めします。
ピックアップ
Googleヘルプの更新情報
2013年の2月~3月に更新されたGoogleヘルプの情報が、web>SEOのGoogleウェブマスターアカデミー日本語版等、Googleヘルプ更新情報(2-3月)でまとめて解説されています。
wwwのありなしで、Googleは全く別のサイトとして認識していることが追記されたようです。
リンクの否認を行う際には、よく確認をしたほうがよさそうですね。
他にも様々な変更点が紹介されていますので、ざっくりと目を通しておくことをオススメします。
AuthorRankはまだ存在しない
海外SEO情報ブログの本人確認を必要とするのはGoogleではなく政府、AuthorRankはまだ存在しないという記事によると、今のところGoogleは、Google+のアカウントを検索順位の指標とはしていないとのことです。
今のところは使っていないようですが、将来的に使うようになる可能性は高いと思います。
いずれ重要になってきそうではありますが、検索順位が上がるからGoogle+で適当にURLをつぶやいていたらいいといった単純な話ではありません。
あくまでも、その著者が信頼に値するかどうかを決める指標の1つですから、どのような活動を行なっている人であるかというポイントが重要になってくるでしょう。
優れたコンテンツを作り続けながら、更にコミュニティーの発展の発展の為にGoogle+を用いれば更にベストという感じでしょうか。
コミュニティーの発展とか、コミュニティーの一員になるとか、難しいことを考えなくても大丈夫です。
Google+は使い勝手もよく、なかなか楽しいものですので、興味がある方はやってみるといいでしょう。
キーワードから理解するユーザーの検索意図
検索者は何かしらの意図があり、検索フォームにキーワードを入力し、検索を行なっています。
単純に検索ボリュームが多そうなキーワードをみるだけではなく、検索意図を意識して、優れた顧客となりうるユーザーをたぐり寄せるキーワードを狙うことは効果的です。
ボカンコラムのキーワードから汲み取れるユーザーニーズに応じた英語サイトへの改善事例ボカン!では、検索意図を意識してサイトを改善させた事例が紹介されています。
様々な工夫を凝らし、1つのページでカバーしきれなかったユーザーに対しての導線を用意し、取りこぼしを減らすといった考えは、非常に素晴らしい取り組みです。
英語サイトの事例となっていますが、サイト改善のヒントとなる、大変優れた記事ですので、この記事をじっくり読んで自サイトで活かせる改善案はないものか、じっくりと考えてみましょう。
ECサイトのSEO
私もちょこちょことECサイトのSEOはやらせて頂いています。
そして、ECサイトのSEOは、通常サイトのSEOと比較して、かなり難易度が高いと感じています。
SWAT9の食品販売ECサイトでナチュラルにSEOを行い売上に直結させるコツという記事では、ECサイトで上手にSEOを行う方法が解説されています。
食品販売系のECサイトでSEOを行う記事なので、フックとして、レシピサイトの作成をお薦めされています。
レシピサイトでは過度な売り込みを避け、独立したコンテンツとしてデザインしていけば、比較的容易にリンクを獲得することが可能だと思います。
実はこのようなフックとなるコンテンツは、食品販売に限らず、どのような分野でも、アイディア次第で実装が可能です。
ECサイトは基本的に自動販売機のような役割でのみ構成されているサイトが多く、「ECサイトとは自動販売機のようなものだ」という固定観念が邪魔してしまい、優れたコンテンツを用意する努力を怠っているサイトは多いです。
逆に言えば、周囲のライバルがサボっていることが多い今現在、ECサイトも優れたコンテンツを用意できるようにしておけば、競合に対する大きなアドバンテージとなります。
質の低いリンクで上位表示しているサイト
「質の低いリンクで上位表示されているサイトを見かけけどサイトの順位をもっと下げないの?」という質問に対してGoogleのマット・カッツ氏が答えた動画の内容が、海外SEO情報ブログの質の低いバックリンクを集めているサイトが上位表示するのはなぜか?で翻訳されています。
Googleはそのようなサイトを上位表示させたくはないと思いってるが、アルゴリズムが不十分だとのことです。
コンテンツの内容が1行しかないページが、スパムリンクで上位表示されているのを見たことがあります。
というか、そのページは未だに上位表示されていますので、過去の話ではなく、アルゴリズムはまだまだ不完全だといえるでしょう。
もちろん、上記のような極端なダメなサイトが、今後も安定して上位に居続ける可能性は低いでしょうが、どちらにせよ、未だにGoogleが対応しきれていないスパムはいくらでもあるということでしょう。
完璧なアルゴリズムを作るのは実質的に不可能といってもいいのかもしれません。
それでも1年前、2年前と比べれば確実にスパム対策は進歩していることも事実です。
まさにこの通りで、今は通用しているスパムはありますが、この先ずっと通用するとは思えません。
スパマーは手を変え品を変え、様々な方法で上位表示を狙ってきます。
瞬間的に稼いで、通用しなくなれば撤退すればいいだけのサイトなら、その方法でもいいかもしれませんが、会社のサイトやお店のサイトで、ずっと商売を続けていく必要があるサイトの運営者は、そのようなスパムで一時的に上位表示されているサイトの存在は気にしないのが一番でしょう。
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