先週(2012年12月の3週)に公開されたSEOの記事で、興味深い記事や役に立つ記事を5記事ピックアップしましたので、ご紹介と感想をお送りいたします。

タブ切り替え式のデザインが非推奨な理由、再審査リクエストの書き方、X-Robots-Tagの使い方、YouTubeのSEOという内容になっています。

どの記事も非常に興味深い内容で参考になりますので、全ての記事に目を通しておくことをお勧めいたします。

ピックアップ

タブ切り替え式のデザインを推奨しない理由

同じURLの中にタブを用意し、それをクリックすることにより表示内容を切り替える方式で運営する場合、多少の注意が必要なのかもしれません。

ページの中に記述されているコンテンツをタブであえて隠すことによって、ユーザーに必要な情報のみを表示したいと思って設置されていると思われるのですが、知りたい情報のキーワードを入力して検索していったのに、タブで隠されていて目的のページがすぐに見つからないという不満が出ることも考えられます。

タブをクリックしないと表示されない内容は無視するかもしれないという発言をGoogleのジョンミューラー氏が行ったとのことで、海外SEO情報ブログのタブ切り替え式デザインのページで見えないコンテンツは無視されるかもという記事と、タブ切り替え式デザインを推奨しない理由はSEOではなくUXの観点からだったという記事で翻訳され、解説されています。

タブ切り替えはインターネットに慣れている人なら、ココを押せばこんな情報が見られるのだろう とあたりを付けることができます。

しかし、インターネットに不慣れな人は、「それをクリックしてもいいものなのか」「それをクリックしたら迷子になってしまわないだろうか」「そもそも押せるの?それ」と考えてしまうことが多いです。

例えば当ブログの右にはFollow Meと書かれた、クリックすると私の使っているソーシャルメディアへのリンクが現れる仕組みを導入していますが、一般の方に、「これが押せるものだとは思わなかった」と言われたことがあります。

タブは正しく使えば問題はないと思いますが、どうしても使う理由がないのなら、使わないというのが手堅いように感じました。

再審査リクエストの書き方

Googleから警告文が届いた場合、問題を修正して再審査リクエストを送信する必要があります。

実際に警告文を受け取っても

  • 再審査リクエストの書き方がわからない
  • 何度再審査リクエストを送っても合格しない

といった方も多いようです。

SEMリサーチのGoogle 再審査リクエストの書き方という記事で、再審査リクエストに書く内容が解説されています。

ガイドライン違反を修正する為に行ったことを書く必要があるのですが、どの程度まで書けばいいのかわからない人が多いようです。

わからないのなら、全てを細かく書くといいとのことです。

Google の立場としては、「SEO会社に外注していたら何かおかしなことになったけれど、解約したから何とかしてください」とか「どうして競合のA社やB社は問題ないのにうちは問題なんだ、売上げに影響するからさっさとインデックスを復活させろ」とか書いてくるような人間が運営しているサイトなんか、復活させたくないのですよ、だってこういう人たちはまた同じことを繰り返すでしょう。 SEO会社に外注していようと、あなたに責任が全くないことにはなりませんし、競合がどうなっていようと関係がない、問題はあなたがガイドライン違反をしていることです。

上記のような内容をGoogleに送っても逆効果でしょう。

交通違反の取り締まりに引っかかったドライバーが警察官に浴びせる文句に近いですね。

喧嘩腰の再審査リクエストが届いたら、Googleのチェック担当の人は、「こんなサイト合格させたくない」と思い、必死であら捜しをするのではないでしょうか。

再審査リクエストに合格するためには、たくさんの時間と労力が必要です。

このような無駄な時間と労力を使わなくて済むような手法で集客を行うことをお勧めいたします。

X-Robots-Tagの使い方

robots metaタグが使えないpdfやオフィス形式のファイル等のインデクシングを制御することが出来るのが、X-Robots-Tagです。

SEO Imagination!のX-Robots-Tagを使用してインデックス制御やリダイレクトをする方法という記事で使い方が詳しく解説されています。

実際にはなかなか使う機会が少ないタグだとは思いますが、その手のファイルをインターネット上にアップロードし、検索エンジンにはインデックスさせたくない場合には必要となるタグです。

私は今のところ、インデクシングの制御が必要になるファイル類をもっておりませんが、今度時間がある時に、一通りの挙動を確認しておこうかと思いました。

YouTubeのSEO

YouTubeを使った動画マーケティングの活用ガイドが、SEOJapanの完全版YouTube動画SEOマーケティングガイドで翻訳されています。

個人的には、動画は魅力を伝えやすいメリットがある反面、時間を浪費するため、あまり好きではありません。

文章で説明できる内容を動画で公開されても時間がもったいないと思うからです。

しかし、文章や画像では表現できない魅力に関して動画を用いれば、わかりやすく魅力を伝えることはできると思います。

例えば、釣り糸の結び方はイラストよりも、動画のほうがわかりやすいと感じましたし、SSDを搭載したパソコンの起動速度というのも動画でみると、実際の速度を体験することができます。

アイディア次第で素晴らしいものが生み出せますが、更に良い動画に仕上げたい、YouTubeのSEOを行いたいという方は是非、ご覧になってください。

私も何か、動画ならではのアイディアが浮かんだら、動画も作ってみたいと思います。

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