2012年第5週に公開されたSEO関連の素敵な記事をピックアップしました。
辻正浩さんがセミナーで伝えたかった事、データで取り込むSEOのセミナーの感想、QDDとQDFについて、SNSを活用したSEO、GoogleAnalyticsで被リンクを調べる方法の5つの記事のご紹介と感想をお送りいたします。
どの記事も非常に参考になる記事ばかりですので、是非、チェックしておくことをお勧めいたします。
ピックアップ
良いSEO会社、悪いSEO会社
日本有数のSEO専門家として知られている辻大先生こと辻正浩さんが、Web担当者Forumミーティングのセミナーでお話した内容について、特に伝えたかったことを、web>SEOのWeb担当者ForumミーティングでSEOについて話してきましたという記事でまとめられています。
悪質なSEO業者(ウェブスパム業者)の行うリスクについての注意喚起が主な内容になっています。
さて、SEOのサイコロはどのようなものでしょうか。
SEO会社のサービスとして一般的な人工リンクのサイコロは、昨年まではゼロから数十まで値が刻まれていました。
しかし最近はそうではありません。数十の高い数値は減ってゼロの面が増えました。そして「-100」というような負の値が入ってきました。以前は、どれだけ振っても最低値はゼロで、振るためのコストを損するだけでした。
しかし今は違います。最低の面は「ふりだしに戻る」です。
外部リンク提供等のウェブスパム行為をサイコロに例えた解説なのですが、非常にわかりやすく解説されています。
有料リンクを購入しなくてはウェブ検索ランキング勝負の土俵に上がることも許されないほどの激戦区というものも一部にはあるようですが、あったとしてもほんの一部です。
多くの方々が運営されているウェブサイトは、そのような極端に競合がひしめいている激戦区ではないでしょう。
リスクを犯してまでウェブスパムに手を出す必要はないと思います。
検索エンジンにバレずにリスクは抑え、結果を出すのが真のスパマーでしょうが、リスクが非常に高いサービスを提供している業者は多いようです。
たまに0か100しかでない博打のサイコロを振る事もあるでしょう。しかし大きなマイナスがあるサイコロを振れはしないはずです。
大事なウェブサイトをマイナスにしてしまう可能性がある施策には、手を出さないようにしましょう。
せっかく安定してきていた評判を吹き飛ばすことになってしまいます。
データで取り込むSEOの感想
一つ前の項目でご紹介させていただいた、優れたSEOの実践者である辻正浩さんがウェブアナリスト養成講座 データで取り組むSEOでお話された内容が、SEO村の徒然blogの「データで取り組むSEO」に行ってきましたという記事でまとめられています。
アクセス解析者がSEOで問題点を解決したり、サイトを更に改善できるような考え方が解説されています。
ウェブマスターツールのデータの定期的なダウンロード、主要キーワードでは定期的にキャプチャを取り競合と比較して有利性が保てているかどうかの確認等の今すぐにでも始めておきたいデータ管理についてわかりやすく説明されています。
検索経由のアクセスが減少した場合の問題点の特定と対処方法についても、考え方として非常にわかりやすいです。
非常に為になる記事ですので、是非、確認しておきましょう。
QDFとQDD
QDF(Query Deserves Freshness)とQDD(Query Deserves Diversity)についての解説記事が、SEOとその周辺の検索エンジンの挙動を知るで公開されています。
話題となっているキーワードで検索された時に、検索結果に新しいページを優先的に返すアルゴリズムがQDFで、多様性のある検索結果を返そうとするアルゴリズムがQDDです。
QDFとは、例えば、先日、松井秀喜選手が引退することが明らかになったので、「松井」で検索すると、松井秀喜選手の引退についての新しい記事が検索結果に返されます。
QDDは、「マック」で検索した場合、ユーザーは有名ファーストフードチェーンについて知りたいのか、林檎のマークのパソコンについて知りたいのか判断出来ないため、どちらも表示させるという仕組みです。
QDDで同一ドメインが検索結果に表示されにくいという注意点を理解することや、QDFの仕組みを知り、話題の記事で露出を高める戦術を考えたりと、コンテンツを作る際のヒントになると思います。
ソーシャルメディアを活用したSEO
外的SEOというと、サクラ投票的なリンクを提供するウェブスパム行為というイメージを持たれている方も多いかと思いますが、正しい外的SEOとは人がリンクしたくなる動機を考えて、思わずリンクしてしまう仕組みを構築することです。
チェック8割作業は2割のソーシャルメディアを活用した”ソーシャルSEO”の可能性という記事で、SNSを使ったリンク獲得方法の考え方がわかりやすくまとめられています。
外部リンク提供業者が、ソーシャルを使い自然なリンクを得る考え方にスイッチしていくための考え方の記事ではありますが、人気のあるコンテンツを有したメディアやブログでは普段から行われていることばかりですので、バズるコンテンツを考える際のヒントになると思います。
もし、SEO業務として行うとしたら料金システムは、月額固定か、企画単位になると思うのですが、今後どのような料金システムが一般化されるのでしょうかね。
GoogleAnalyticsで被リンクを調べる
Googleウェブマスターツールや、OpenSiteExplorerを使えば、獲得しているバックリンクを調べることができます。
しかし、GoogleAnalyticsでもバックリンクの確認できるというとても目からうろこな便利な技が、海外SEO情報ブログのGoogleアナリティクスでバックリンクを調べる方法という方法で解説されています。
こんな方法があるとは、全く知りませんでした。
全てのリンクが調べられるわけではありませんが、素早く最新のリンクを発見できる可能性があるという利点があり、とても面白い方法だと思いました。
リンクを経由したトラフィックを調査できるのはアクセス解析ツールならではの機能です。
自然に張ってもらえたリンクは良いリンクといえますが、人がクリックするリンクは更に優れたリンクといえるでしょう。
分析してサイトの更なる改善や、コンテンツを考えるヒントとして使いましょう。
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