サイトを立ち上げたり運営する場合に、とても重要なファクターとなってくるのが、サイトテーマです。
タイトルタグやコンテンツ本文に記述されるキーワードで関連性を伝えたり、関連記事をリンクして、サイトテーマを上手に伝えるのもSEOですが、立ち上げた当初からはっきりとしたテーマが決まっておらずにブレてしまうと、ユーザーにとっても、検索エンジンにとっても、何のサイトなのかわからないといった判断をされてしまう可能性があります。
今回はサイトテーマを決める際によく考えておきたいポイントや、知らず知らずにサイトテーマから外れてしまうミスへの注意点を解説します。
サイトテーマ
サイトを作る前にしっかりとテーマを決める事が重要
サイト作成者には何らかの意図がある
- 商品を仕入れて販売して儲けたい
- 自社の優れた製品やサービスを知ってもらいたい
- 役立つ情報を掲載し、アフィリエイト収入を得たい
- 優れたコンテンツを公開することにより、名を上げたい
- どんな1日を過ごしたか日記をつけておきたい
なんらかの理由があり、サイトというものは生まれます。
狭い知り合いのみに見てもらえれば満足できる個人日記などを除きますが、不特定多数のユーザーにサイトを閲覧してもらい、購入問い合わせ等のアクションをとってもらう、コメント欄やブログでの言及、ソーシャルメディアでのレスポンスをもらう、アフィリエイトしているおすすめの商品を購入してもらい収入を得るといった何らかの目的があるはずです。
目的は1つとは限らないでしょう。
役立つ情報を掲載してアフィリエイト収入を得ながら、名も上げたいと考えている人もいるでしょうし、優れた情報を掲載し、名を上げながら、自社の優れた製品やサービスを知ってもらいたいと考えている人もいるでしょう。
その目的に対してぴったりとマッチしたサイトテーマを構築することは、非常に重要です。
サイトを建物に例えると、サイトテーマは土台の部分といっても過言ではない
サイトテーマはいわば、土台の部分です。
斜めに傾いた土台に建物を築きあげていっても、おかしな方向に傾いた建物が完成してしまいます。
もしかすると、完成する前に、倒れてしまうかもしれません。
サイトテーマ(土台が)「AKB48」「ラーメン」「Windows」「盆栽」といった感じでバラバラになってしまうと、一体そのサイトの主なテーマが何なのか、ユーザーに伝わりません。
ユーザーに伝わらないということは、検索エンジンにも伝わりにくいといえます。
普段AKB48について熱く語っているブログが、Windowsの使い方を見事にまとめた素敵な記事を書いたとしても、普段からパソコン関係の記事を投稿しているサイトに比べると、検索ランキング的にも不利になることが多いです。
AKB48についてのオーソリティ(第一人者)であっても、Windowsについてのオーソリティだとは判断されないからです。
サイトの規模に応じてサイトテーマの範囲を決める
サイトの規模に合わせ、サイトテーマの範囲を考えなければなりません。
逆をいうと、サイトテーマが既に決まっているのであれば、それに合わせた規模の物を用意する必要があります。
基本的に、サイトテーマは狭ければ狭いほど、関連性や専門性が伝えやすくなります。
- 家電サイト
- 白物家電のサイト
- 掃除機のサイト
- サイクロン掃除機のサイト
家電サイトとして運営する場合、相当の量のページがなければ評価されにくいです。
テレビや冷蔵庫、シャワー・トイレ、パソコン等の情報が載せられてはいるが、どのカテゴリーも情報量が少ない、一部の機種しか存在していないとなると、関連性や専門性が高いと判断されません。
価格コムは様々な電化製品全ての情報を網羅しているからこそ、専門性が高く利便性の高いサイトとなっています。
掃除機のサイトなら、家電サイトを作るよりも少ないページ数で専門性やテーマを伝える事ができるでしょう。
サイクロン掃除機専門のサイトのように特化すれば、更に伝えやすくなりますし、評価もされやすくなります。
たくさんのページを管理するリソースが存在しないのであれば、テーマは絞り込んでいくべきです。
サイトテーマを崩壊させてしまうようなコンテンツを作らない
悪気なくサイトテーマを崩壊させてしまっているミスでよく見かけるのが、スタッフブログのようなコンテンツです。
検索結果で有利になるために、スタッフブログを精力的に更新されているサイトは多いです。
しかし、土台がずれているために、何のブログなのかさっぱりわからない状態になっていることが多いです。
スタッフブログのようなサテライトサイトは、基本的にメインサイトのドメインの中にディレクトリを切って設置されていることが多く、メインサイトとスタッフブログは共通メニューでリンクされつながっていることが多いです。
せっかくメインサイトでサイトテーマや専門性を伝えるコンテンツが構築できているのに、そことつながっているスタッフブログが関連性を薄めてしまっている可能性があります。
例を上げれば、SEOのホワイトハットジャパンは、SEOやWordPress等のアクセスアップに役立つと思われる情報を公開しているブログです。
ここに、「日記」というカテゴリを作り、今日飲んだビールのお話や、うちの愛犬(ボーダーコリー)がいかにかわいいかといった、アクセスアップやマーケティングと全く関係のない記事を多数アップしていくと、ユーザーにも検索エンジンにも、テーマが伝わらなくなってしまいます。
また、検索エンジンを一切無視したとしても、当ブログにアクセスする方の多くは、SEOやWordPress等の情報を見にいらっしゃっているわけですので、全く関係のないビールの記事や、ボーダーコリーの記事を見せられても、利便性を損ねているだけで、何のプラスにもなりません。
プラスにならないどころか、評判を落とすことにも繋がるでしょう。
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