先週に公開された記事の中で興味深い記事を6記事ピックアップしました。
再審査リクエストは人間が読んでいるのかという質問にマット・カッツが答えた記事、被リンク構築の意義、とことんコンテンツを作りこんで検索ランキング上位表示に成功させた事例、リンクベイトは効果が高いがリンクベイトだけではダメ、ナチュラルリンクを得られるコンテンツ作成のヒント、リダイレクトを使わない移転方法をご紹介致します。
先週は個人的に興味深い記事が非常に多かったので、先週木曜、日曜夕方、この記事と3回に分けさせていただきました。
今後も、「役立つ」「興味深い」と思った記事は週に何回更新だとかにこだわらず、できる限り紹介していきたいと思います。
- 再審査リクエストは人間が読んでるの?
- 被リンクの意義と目的
- コンテンツを作りこむことで成功したインハウスSEOの事例
- リンクベイトだけでは成功しない
- ナチュラルリンクを得るための32の方法
- Googleはリダイレクトを行わなくても移転を認識する
再審査リクエストは人間が読んでるの?
手動ペナルティ(マニュアルアクション)を受けてしまったサイトは、問題点をできる限り解決した後、Googleに再審査リクエストを送る必要があります。
再審査リクエストは本当に人間が読んでいるのかどうかという疑問にGoogleのマット・カッツが答えた動画の翻訳と解説が、海外SEO情報ブログの Googleに送った再審査リクエストは本当に人間が読んでいるのか?という記事で公開されています。
順位が大きく下がる一般的にペナルティと呼ばれているものの中には、手動対応とアルゴリズム対応の2種類が存在します。
パンダ・アップデートのようなアルゴリズム対応のペナルティ(フィルタリング)は、問題点を解決すればアルゴリズムがチェックを行い回復する仕組みになります。
仕組み的にアルゴリズムに捕まってしまったサイトは、再審査リクエストを出しても手動での解除はできませんので、手動での対応は行なっていない旨の通知が届きます。
これは自動返信で、人間は読んでいないとのことです。
手動ペナルティが課せられている場合は必ず人の目で確認されるようです。
ペナルティの解除は大変な作業になるでしょうし、解除されたからといって元のアクセスに戻るとは限りません。
ペナルティを受けてしまうとGoogleの中の人の目視チェックが入るので復帰までにかなりの時間や労力を要するので、ペナルティを受けるような施策は行わない方がいいと覚えておくと良いでしょう。
被リンクの意義と目的
被リンクは検索ランキングを決める大きな要素(リンクポピュラリティ)となっているのは間違いありません。
自然な形で得られるリンク(自作自演や有料リンクではない良いリンク)であるならば、いくらもらっても困ることはありません。
様々な被リンクの利点が、住太陽さんの被リンク構築の意義と目的 で解説されています。
検索ランキングでの順位が上がる効果以外にも、リンクには様々な利点が存在します。
被リンクはできる限りたくさん集めるべきですが、ウェブスパム業者から購入したページランクを転送させる目的のリンクはリンクポピュラリティ以外のメリットがほとんどありませんし、不自然なリンクとしてペナルティを課せられる危険性が大変高いです。
人が訪れてくれるリンクは良いリンクです。
良いリンクをたくさん集める取り組みを意識しましょう。
コンテンツを作りこむことで成功したインハウスSEOの事例
当ブログはSEOブログですので、アルゴリズムやちょっとしたテクニック的なことも記事として紹介しますが、検索ランキングの上位に位置し、たくさんの検索経由のトラフィックを集めるサイトを作るのに一番重要なのは情熱だと思います。
思いつく努力を全て行ったサイトは検索ランキングの不正な操作を行わなくても、正しい検索順位に居座っていることが多いと感じます。
SEO Imagination!のインハウスSEO担当者は行動量と経験で結果を出すという記事で、思いつくサイト改善はどんどん行なっていって集客されている素晴らしいインハウスSEO担当者について解説されています。
サテライトサイトもただの自作自演リンクの供給用ではなく、メインサイトで集客しにくいキーワードで集客するといった用い方をされているようです。
関心したのは常に競合サイトをチェックし、少しでも負けている点があれば修正を行い一歩上を行くというやり方を行なっているところです。
とことん作り込んだサイトは本当に強いです。
将来的に見ても変動に強いサイトを作っていきましょう。
リンクベイトだけでは成功しない
リンクベイトとは、人々がリンクしたくなるようなコンテンツを作る戦術です。
ベイトとは日本語に訳すと「餌」です。
4月1日のエイプリルフールにネタコンテンツを公開するリンクベイトが有名ですね。
ソーシャルメディアが普及した今日では、ブログなどで誇大な釣りタイトルを使い拡散させる手法もあります。
しかし、人に見てもらえるコンテンツがリンクベイト用のコンテンツだけしかなかったら売り上げに繋がらないという解説がコンテンツ戦略ラウンドナップの「リンクベイト」だけでは、コンテンツマーケティングは成立しないで公開されています。
リンクベイトは強力な集客手段になり得ますが、それ以上に魅力のあるメインの基盤をしっかりしておかないと、リンクベイトコンテンツに人は集まるものの売り上げはほとんど上がらないという状況になります。
例えば当ブログでもリンクベイトの一環として、愛らしい萌えイラストをアイキャッチ画像に使ったりしていますが、萌えイラストを見に来た人がいきなりホワイトハットジャパンにSEOコンサルティングをお願いしようとは思いません。
萌えイラストの中でわかりやすくSEOの施策を解説することにより、「イラストも良かったがブログの内容もわかりやすくて気に入った」と思ってもらい、そこから何度も足を運んで頂いて、最終的にSEOのコンサルティングの依頼をしてくださったり、広告をクリックしてサービスを購入してくださったりしたときに初めてリンクベイトの意味が生まれてきます。
リンクベイトはあくまでの戦術の1つですので、最も重要なことはメインのコンテンツの質を高めるということです。
ナチュラルリンクを得るための32の方法
自然なリンクを得るためのtipsが、WEB戦略ラウンドナップのペンギン後の世界でリンクビルディングを考えるための32のアイディアの種という記事で翻訳紹介されています。
「リンクを得るための方法」となっていますが、仮に思ったようなリンクを得られなかったとしても、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを作るために出来ることはやっておきたい様々なアイディアが紹介されています。
リンクを得るために、沢山の友人にお願いしてリンクを張ってもらうことも、ナチュラルなリンクといえなくはありませんが、Googleのアルゴリズムが自然と感じるかどうかは別問題です。
例えば私が友人の花屋さん、ラーメン屋さん、配管設備会社、ペットショップなどにお願いをしてリンクを張ってもらったとして、Googleはこれらのリンクを自然と感じるでしょうか。
いかにナチュラルなリンクであっても、不自然なリンクにみえないように気をつけることもSEOといえるかもしれません。
Googleはリダイレクトを行わなくても移転を認識する
Googleはいつの間にかリダイレクトなどを行わなくても、サイトの移転を認識するようになっています。
もちろん、301リダイレクトやcanonical、meta refreshなどを使い正しく移転を知らせるほうが良いのは確かですが、それらのどれも使えないようなサービスも存在しています。
また、一般のウェブマスターはリダイレクトなどを使うサイト移転のセオリーなんてご存知ない方も多いです。(そもそも、我々にとってごく当たり前の存在であるウェブマスターツールでさえ、一般のユーザーでは知らない方が多いです)
バカに毛が生えたブログでリダイレクトを使わないで移転させたサイトの状況が、無料ブログサイト削除後、約1か月後のサイト移転状況で解説されています。
自分の身に覚えのないページランク偽装をやらかしていた??で紹介した私の所持しているドメインに謎のページランク偽装が発生した件は、やはり、Googleに移転とみなされたことが原因であるようです。
サイトの移転を行う場合は出来るならセオリーどおり301リダイレクトを行うことがベストですが、リダイレクトやカノニカルが使えない環境の場合は、全ての記事を削除して旧サイトのTOPページから移転しましたという通知とリンクを張っておくことでGoogleに移転を知らせることが出来るようです。
301リダイレクトに比べどの程度リンクジュースが減少しているのかはわかりませんが、何もしないよりはマシだといえるでしょう。
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