今年もあと僅かとなりました。
「もういくつ寝るとお正月」と考える暇もなく来年が迫ってきているほどの目まぐるしい変化の多かった2012年だと思います。
では今回は、多くのサイトで行われている今年の人気記事ランキングをやってみたいと思います。
当ブログは2012年の1月から開始しておりますので、話題になったアルゴリズムの変化などが、アクセス数にもあらわれています。
どの記事が人気だったのでしょうか。
なお、当ブログの右のサイトバーに配置しているWP-PostViewsの計測数とGoogleAnalyticsの計測数にひらきがありますので、今回はGoogleAnalyticsのデータを使いたいと思います。
2012年の人気記事トップ5
ペンギンアップデート導入
上記のイラストはウェブスパムを主食に捕食活動を行うペンギンアップデートちゃんです。
普通の真面目なウェブマスターから見ればただただ可愛いだけの癒しキャラですが、ウェブスパマーには牙(くちばし)をむきます。
2012年で最もSEOやアフィリエイト業界を騒がせたのはペンギンアップデートか
2012年4月24日にペンギンアップデートが導入されました。
私が運営しているサイトや関係しているサイトでペンギンアップデートの影響を受けたサイトはありませんでしたが、ウェブスパムを行い本来の位置よりも上位表示させる企みを持ったサイトがこのアルゴリズムに補足され、フィルタリングされたようです。
1位:グーグルペンギンアップデート対策。順位低下した原因を究明し対処しよう(11,781PV)
一番アクセスが多かった記事が、このペンギン対策の記事です。
これだけアクセスが多かったということは、それだけ、ペンギンアップデートの影響を受けた方が多かったのでしょう。
当ブログに相談をお寄せ頂いた方のサイトで、相互リンク以外に思い当たる節はないという方がいらっしゃいましたので相互リンク先を見させて頂きました。
大量の相互リンクをされていたわけではありませんでしたが、ウェブスパム業者がサテライトサイトとして使いたいという思惑が見え隠れしている低品質なウェブサイトとの相互リンクがありましたので、このあたりが引っかかったのかもしれません。
また、ランキングを押し上げる為に構築する相互リンクは、Googleのガイドラインに違反することとなります。
- 過剰なリンク交換。
- 相互リンクのみを目的としてパートナー ページを作成すること。
- 自動化されたプログラムやサービスを使用して自分のサイトへのリンクを作成すること。
過剰な相互リンク:むやみやたらの相互リンク
相互リンクのみを目的としてパートナー ページを作成すること:相互リンクページ
自動化されたプログラムやサービスを使用して自分のサイトへのリンクを作成すること:自動相互リンク集
一度捕まるとなかなか回復出来ないのがペンギンアップデートの厄介な点だと耳にします。
人工的なリンクに手を出すことは賢明な選択ではないと私は思います。
パンダアップデート来日
上記のイラストは低品質なコンテンツを主食とするパンダアップデートちゃんです。
毎月大体、定期的にやってきては、低品質なコンテンツをむさぼり食います。
ペンギンと同じく大きな話題となったパンダ
2位:パンダアップデート対策まとめ(9,193PV)
2位になった記事は、これまた大型アップデートのパンダアップデートの対策記事です。
海外で猛威を振るった、低品質なコンテンツをフィルタリングするアルゴリズム、パンダアップデート。
日本語は特殊な言語なのでまだまだ導入されないのではないかという憶測もありましたが、2012年7月18日にパンダアップデートが日本に上陸いたしました。
日本のパンダアップデートは海外のパンダアップデートほど凶暴ではないようで、 引っかかったとしても2割~5割程度のアクセス減でとどまるサイトが多かったように思えます。
コンテンツの内容が悪くなくても、広告の占める割合が高い場合や、意図せずに発生させてしまっている重複コンテンツが引き金になってパンダアップデートの影響を受けてしまう可能性も考えられます。
パンダアップデートはほぼ毎月行われているので、もし、パンダアップデートに引っかかってしまったとしても、速やかに問題のコンテンツに修正を行うことにより、次回のアップデートで回復する可能性があります。
記事を増やしてもアクセスが増えない悩み
始めてサイトを作られた方や、ブログを始めたばかりのブロガーは、思ったように検索エンジンからのアクセスが増えず残念な気持ちになられる方が多いかもしれません。
3位:記事数をいくら増やしても検索からのアクセスが増えないブログの対策(3,523PV)
3位の記事は、記事数を増やせど増やせど、アクセスが増えないブログについての解説記事です。
アクセスが増えないとお悩みになられる方も多いとは思いますが、増えないには増えないなりの理由があります。
それがサイトの抱える構造の問題なのか、検索ユーザーに合致した答えを提供できていないかにより対処法は異なります。
1位と2位の記事は最新のアルゴリズムに関するものでしたので、比較的SEOを意識されている方にご覧頂いたのだと思いますが、3位のこの記事は、初心者の方に見て頂く事の多い記事でした。
サテライトサイトのドメイン形式
サテライトサイト(衛星サイト)とは、メインサイトでは狙い辛いキーワードを狙って客を誘導する、補助的な役割を持つサイトのことです。
例えば、楽器屋さんのサイトがサテライトサイトとしてスタッフブログを作成し、お客さんが活動されているバンドの紹介をすれば、今まで楽器屋さんのサイトにアクセスして来なかった層にアプローチを掛けられます。
4位:サテライトサイトを作る場合、独自ドメイン.サブディレクトリ.サブドメインのどれがベストか(2,302PV)
そのサテライトサイトを作る際に、独自ドメインで行くべきか、サブディレクトリを切るべきか、サブドメインを作るべきかで悩んでらっしゃる方も多いようです。
あまりに関連性がない場合は、独自ドメインかサブドメインにするのがいいと思いますし、ある程度の関連性があるのなら、サブディレクトリが最も適していると思います。
一般的に、サテライトサイトはそこまで大きく関連性を外すことはないと思いますので、サブディレクトリで作るのが良いでしょう。
WordPressのSEOを意識した初期設定
5位に入ったのは、WordPressの初期設定のページです。
こちらも、ある程度SEOを意識してサイトを作られて来られた人向けではなく、今から始める初心者の方に読んで頂く記事となります。
5位:【初めてのWordPress】初期設定をSEOに有利な設定に変更しよう(2,279PV)
解説している項目
- ping設定
- 表示設定
- RSS配信
- コメント、ピンバック、トラックバック
- 画像のファイルサイズ設定
- パーマリンクの設定と考え方
一通りの初期設定は解説していると思います。
WordPressを始めてインストールされた方は、参考にしてみてください。
まとめ
やはり、最新アルゴリズムの記事に人気が集まりましたが、それとは正反対の初心者向けの記事にも需要があることがわかります。
今後も皆さんの参考にしていただけるような記事を公開していきたいと思います。
来年は一体、どんな記事が人気を得るのでしょうか。
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