2013年3月の四週目に公開されたSEO関連の記事で役に立つ記事を厳選してピックアップしました。
SERRPsの目視チェックが重要な理由、Googleの立場で考えるSEO、検索エンジン以外からの集客も重要、マット・カッツが語る2013年のSEOの計4記事のご紹介と感想をお送りします。
どの記事も非常に興味深い記事 ばかりですので、ぜひ、目を通しておくことをおすすめします。
ピックアップ
検索結果の目視チェック
検索順位のチェックを、ツールやウェブサービスで行なっていらっしゃる方も多いとは思いますが、検索順位だけ確認して、その他の状況を確認していないのは、まさに、木を見て森を見ずです。
SEO Imagination!の検索結果の目視チェックをする事の大切さという記事では、SERPsを目視チェックすることの重要性が解説されています。
私はロングテールSEOを主体とした集客をメインとしていますので、検索順位チェックツールやウェブサービスは利用しておりませんし、手動での検索順位のチェックもさほど行なっていません。
私が検索順位をチェックする際は、ウェブマスターツールの検索クエリを確認して、クリック数や表示回数が多いキーワードの実際の検索順位を確認するというやり方で行なっています。
実際に検索順位を確認することは重要で、同じテーマを扱っている他の競合ページのほうが内容が詳しければ、こちらは更に詳しいページに作り変える必要があります。
また、スニペットの表示のされ方でも、CTRは相当変わってきますので、SERPsの順位によるCTRや概要文によるクリック率を高める方法の記事を参考にしながら、タイトルタグや概要文の最適化を行うことをお勧めします。
Googleの立場でSEOを考える
Googleは、出来る限り良いサイトを上位表示させたいと思っていますし、スパムサイトだけで上位表示されるサイトは邪魔だと考えています。
これは綺麗事でもなんでもなく、検索結果が汚染されると、Googleが儲からなくなるからです。
SEOJapanのGoogleの立場でSEOを考えるという記事で、興味深い記事が翻訳されています。
グーグルがページスピードを重要視している理由は、読み込みの遅いサイトを上位にランク付けすると、ユーザーがグーグルを利用する頻度が落ちる相関関係にの存在に気づいたためだ。
現在のGoogleはページの表示速度もランキングを決める一つの指標として用いています。
表示速度の向上は、ユーザー体験をより良い物にする素晴らしい取り組みです。
検索順位を決める指標であろうが、そうではなかろうがやっておくべき最適化です。
表示速度は、普通に速いページを、非常に速いというレベルまで上げても体感するほどの効果はないかもしれませんが、遅いレベルから普通くらいのレベルに改善させると、わかりやすいくらいトラフィックが増加することもあるように感じます。
もちろん、検索順位は様々な指標で決まるものですから、遅いページを普通くらいの速度にまで改善させることにより、トラフィックが増加した と結論付けることはできませんが、あまり遅すぎるサイトは検索経由のトラフィックが期待できないと感じています。
他にも様々なポイントが紹介されている良記事ですので、ぜひ確認しておきましょう。
検索エンジン以外からの集客
KEN INOさんのFacebookページ、お気軽無料ホームページ作成のいいね!の数が100を突破したそうです。
Re:Veryの今後のフェイスブックからの集客の課題についてという記事で、検索エンジンに偏った集客方法のリスクについて考えられています。
検索エンジンに嫌われない、正しいSEOを実践していけば、検索エンジンからのアクセスが、ある日突然皆無になるといったことは少ないとは思います。
しかし、少ないとは思うとはいっても、可能性がゼロというわけではありません。
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上記は辻正浩さんのツイートですが、間違えて粛清されてしまう可能性も皆無というわけではありません。
また、辻さん指摘の通り、無名のサイトが突然、検索結果から蹴りだされてしまったとき、GoogleはDiggの件のようにスピーディーに対応してくれるのでしょうか。
なんらかのミスに巻き込まれる危険性の他にも、Googleのアルゴリズムの大幅な変更によって、今までは高評価だった作りのサイトの評価が下がるということも考えられます。
要するに、今までの評価が高すぎただけです。
しかし、サイト運営者からすれば、今までの当たり前にあったアクセス数が正しい評価だと考えるわけですから、大幅にアクセスが減ってしまっては、無慈悲なペナルティを課せられたと考えてしまうことが多いでしょう。
今が良すぎるので今後はアクセスが大幅に減ってしまう可能性も否めないという恐怖は、私も常に持ち続けています。
当ブログは現在、検索エンジンからのアクセスがまだ7割を超えています。
何とか5割は切りたいところだと考えています。
マット・カッツが語る2013年のSEO
Web担当者フォーラムのグーグルのマット・カッツが語る2013年のSEO など10+4記事(海外&国内SEO情報)という記事で、SMXでGoogleのマット・カッツ氏が語った内容が翻訳されています。
「評判」の重要性は、我々が前進するにつれて高まっていく。個人やソーシャルに対するグーグルの関心は、時間とともに増していくだろう。サイトに著者情報を設定することを勧める。
やはり、最も重要なコメントはこれではないでしょうか。
「どのようなページがどこからどれだけリンクされているか」というシグナルから、「どのような活動を行なっている著者が作成したコンテンツか」というシグナルへの重みを徐々に増して行くことは間違いないでしょう。
ソーシャルでのユーザーからの評価や、ソーシャル内での活動は、評判の偽装がしにくいでしょうから、シグナルとして有効なことは間違いないでしょう。
SEOの最終目的はブランディングの成功、オーソリティの確立ですが、それらの重要性が更に増すことにより、スパム的な施策の効果がより限定的になり、下火になっていくのではないでしょうか。
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