毎週月曜日に公開していた優良SEO情報のまとめ記事なのですが、今週から金曜日公開に変更しました。
一週間分を週末にまとめるほうが有意義なのではないだろうかと思ったからです。
今週はコンテンツは王様だが、それだけでは国は回らないのでサポートする必要があるという記事と、豪華メンバーで開催されたCSS Nite LP Disk24のレポート2つ、ブラジルの元Google社員が答えたSEOに対する質問、SEOを失敗させないための鉄則、 SEO目的のコンテンツ追加で失敗するパターンの計6記事のご紹介を行います。
今週のピックアップ
- コンテンツは王様だが王様だけでは国は回らない
- CSS Nite LP Disk24のレポート
- 元Google社員がSEOに関する質問に答えます
- 失敗しないSEOの鉄則
- SEO目的のコンテンツ追加で失敗することは多い
コンテンツは王様。だが王様だけでは国は回らない
Contents is king(コンテンツ イズ キング)という言葉は、よく聞くと思います。
人々に愛されるコンテンツを作れば、多くの人達から評価されてTwitterで拡散されたり、Facebookでたくさんのいいねを集めたり、はてなブックマークでたくさんのブックマークを得たり、ブログなどで紹介され外部からの被リンクを獲得することができます。
それにより、検索ランキングの順位も上がるという、ごく自然な考え方です。
ウェブスパム対策のペンギンアップデートや、低品質なコンテンツをフィルタリングするパンダアップデートなど、今年に入ってからもGoogleは常に最新のアルゴリズムをアップデートしていますので、長期的に強いサイトを作るにおいて、コンテンツ イズ キングは避けて通れないでしょう。
では、コンテンツさえ良ければそれで良いのか? というと、そうとも言えません。
WEB担当者フォーラムのSEOの至言“コンテンツは王様”……でも王様だけでは国は回らないという記事で、良いコンテンツを後押しするような考え方が解説されています。
まだまだ検索エンジンは完成には至っておらず、内部リンクなどでクローラーが回りやすい仕組み作りが必要です。
せっかく用意された素敵なコンテンツですから、検索エンジンにわかりやすく伝えてあげましょう。
CSS Nite LP Disk24のレポート
- 松尾 茂起(WEBライダー)
- 渡辺 隆広(アイレップ)
- ハント肇子
- 辻 正浩
- 木村 賢(サイバーエージェント)
- 鈴木 謙一
- Bill Hunt
- 山田 研一(Gap)
- 田中 樹里(AirAsiaExpedia Japan)
- 三澤 直哉(楽天)
本物ばかりを集めたオールスターのようなCSS Nite LP, Disk 24「インハウスSEO」というセミナーが開催されました。
ここまで豪華なメンバーで行われるセミナーはなかなかないと思います。
私は参加できなかったのですが、詳しいレポートが、SEOとその周辺のCSS Nite LP, Disk 24「インハウスSEO」についてレポートしてみる(前編)という記事で公開されています。
前編ということで、検索にガンガンヒットさせるSEOの教科書の著者としても有名なアイレップの渡辺隆広氏のセミナーの内容を中心に解説されています。
SEOにとって重要なことは
- サイトの内容を検索エンジンが理解しやすいか
- ユーザーにとって便利か
- SEOを意識するあまり不自然になっていないか
要するに普通のSEOが大事だということでしょう。
普通のSEOといえば検索ガンガン教科書を読めば理解できるかと思います。
正解が導き出せない疑問に時間を費やすべきではないというのも、納得ですね。
後日に公開されると思われる、他のスピーカーのセミナー内容のレビューも楽しみです。
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藤牧宗太郎さんが、GoogleDocsでセミナーの全内容をまとめてくださっていますので、こちらも必見となっています。
参加できなかった方は、是非、目を通しておくことをお勧め致します。
元Google社員がSEOに関する質問に答えます
ブラジルの元Google社員のPedro Dias氏がSEOに対する質問に答えました。
その答えの中でも特に役に立ちそうな8つの質問の翻訳と解説が、 海外SEO情報ブログのブラジルの元Google社員が答えたSEOに関する8つの質問で公開されています。
リンクが評価に使われなくなっているということはないが、良いリンクと悪いリンクを見分ける精度は確実に上がってきているようです。
以前より「リンクは量より質」と言われているとおり、低品質なリンクで量で押しているサイトよりも、少ない数ではあるが質の高いリンクが張られているサイトの方が上位表示されていることを確認されています。
現在、不正なリンクで上位表示されているページは、将来的なことを考えれば必ずしもベストな選択とはいえないでしょう。
今後Googleはリンクよりも有効にページの質や人気を測ることが出来るシグナルがあるならば、リンクの比重を徐々に下げていくであろうと仰っています。
やはり普通のSEOを行っていくのが一番だと思います。
失敗しないSEOの鉄則
最低限意識しておきたいSEOについて、 SEO Japanの絶対に失敗しない6つのSEOの鉄則という記事で解説されています。
- ページの内容を検索エンジンにわかりやすく伝えるためにタイトルタグやhxタグ、imgタグのalt属性を上手に利用し、本文とキーワードの関連性を検索エンジンに上手く伝える
- コンテンツ自体が画像や動画中心のコンテンツであっても、それだけで済まさず、クローラーにも読めるようにテキストでも表記する
- canonicalや301の上手な利用、ディレクトリ名やファイル名にもキーワードを含める等、サイトの内容や関連性をクローラーに上手に伝える
- オーソリティサイトからリンクが貰えるような良質なコンテンツを用意し、リンクを獲得する
- ソーシャルメディアを使いユーザーと交流するため、ユーザーにとって興味深い投稿を心掛ける
- スパム行為は回避する
ページの内容を少しでもクローラーにわかりやすく伝えるため、画像名やディレクトリ名、コンテンツのURL名にもキーワードを入れると良いでしょう。
素晴らしい画像や動画が中心のサイトであっても、それらの雰囲気を壊すことのないテキストを追記し、どのようなものが置かれているのか、検索エンジンに伝えましょう。
オーソリティサイトからのリンク獲得や、ソーシャルメディアの有効利用はなかなか難しいことも多いですが、それらに割ける時間やリソースがあるのなら、やっておくに越したことはないでしょう。
多くが実装すること自体が難しい施策ではありません。
まだ導入されていない項目がございましたら、導入していくことをお勧め致します。
SEO目的のコンテンツ追加で失敗することは多い
コンテンツを追加するために、関連性のないコンテンツを追加してしまうと失敗してしまうという例が、SEO Imagination!のSEO目的のコンテンツ追加は失敗する可能性が高いという記事で解説されています。
社員ブログなどのサテライトサイトを更新していって新たな見込み客を獲得しようとすること自体は良いのですが、全く関連性のないコンテンツを追加していって、何のサイトかわからなくなって失敗してしまう例は多いです。
サテライトサイト(衛星サイト)のSEO効果と有効活用事例の記事で解説しましたが、コンテンツを増やすためにどうでも良いコンテンツを増やすのではなく、メインサイトとの関連性を壊さずに広がりをみせるようなコンテンツを作成するようにしましょう。
集客することが目的である記事更新ですので、下手な更新で逆に検索エンジンやユーザーからの評価を下げてしまう行為は行わないようにしましょう。
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