オーソリティやハブという単語を聞いたことがありますか?
SEOブログなどで、オーソリティスコアやオーソリティページ、ハブスコアやハブページという単語で使われる事が多いです。
今回の記事では、オーソリティとハブについて解説していきます。
これらの2つの違いを意識することで、より優れたウェブサイトを目指していくことが可能となります。
オーソリティとハブ
オーソリティサイトとは
オーソリティ(Authority)とは日本語に訳すと権威や威信という意味になります。
つまり、その分野のプロのことを指します。
オーソリティサイトとは、権威あるウェブサイトという意味ですので、その分野でとても有名なサイトと捉えていいでしょう。
サイトを運営する以上、オーソリティサイトを目指すというのが最終的な目標となるでしょうし、例えオーソリティサイトにはなれなかったとしても、少しでもオーソリティに近づくべく努力し続ける事は重要です。
別にお堅い情報サイトでなくても、オーソリティサイトを目指すことは可能です。
コスプレのサイトでも、クラシック音楽のサイトでも、潮干狩りのサイトでも構いません。
その分野の第一人者とみなされる運営者になり、その道で最も評価されるサイトを目指すといいでしょう。
オーソリティサイトの特徴
- その分野の情報が非常に豊富
- 情報は正確で、信ぴょう性が高い
- 多くの人の支持を受けている
上記のような条件を満たしたサイトが、オーソリティサイトにあたります。
専門的で正確な情報が、豊富に公開されていることは重要です。
多くの人の支持を受けているということは、長年に渡り新鮮な情報を公開していることともとれますので、運営期間が長く、今でも更新されているサイトになるでしょう。
また、優秀なハブページからのリンクも多く張られていますし、別のオーソリティサイトからの被リンクも多数獲得しています。
ハブサイト(ページ)とは
ハブとは、日本語に訳すと中心や中枢という意味になります。
ハブサイト
ハブサイトとは、その分野に関連性が高く内容が優れているウェブサイトやウェブページにリンクしているサイトの事です。
様々なまとめ記事を扱う、NAVERまとめや、ディレクトリ検索のYahoo!カテゴリ、SEO関連のニュースサイトである晴練雨読がわかりやすいハブサイトではないでしょうか。
外部サイトの紹介がメインになっているサイトは、ハブサイトと呼んで差し支えないでしょう。
ハブページ
ハブページは、関連性が高く優れた内容のサイトやページに対してリンクしているページの事です。
例えば、当ブログでは週に2~3記事の割合で、優れたSEOやウェブマーケティング関連のサイトをピックアップし、リンクと共に紹介しています。
ハブページの例:アイディアの発掘方法やコンテンツマーケティングの手法等5記事
また、一般のウェブサイトでも設置されている事が多いリンク集のページもハブページにあたります。
オーソリティスコアとハブスコア
オーソリティスコアとハブスコアはHITSアルゴリズムという仕組みで使われるスコアリングの方法です。
おそらく使われているだろうと想像されるもので、GoogleやBingが本当にこのようなアルゴリズムを採用しているかどうかはわかりません。
しかし、サクラ投票的なリンクをフィルタリングしたり、より優れたコンテンツを検索結果の上位に表示するために非常に効果的であることが考えられますので、このアルゴリズムを用いられている可能性が高いといえるでしょう。
リンクは量より質で、関連性が高い方が効果も高いといわれているのは、このオーソリティスコアやハブスコアも関連してくるところでしょう。
実際に、関連性の高い優れたサイトからのリンクは、少ない本数でも効果が高いように感じます。
オーソリティスコア
関連性の高い優秀なハブページからのリンクしてもらうことによって上昇するスコアがオーソリティスコアです。
実際のオーソリティスコアを目視や数値で確認することはできません。
他のオーソリティサイトからのリンクや、優秀なハブページからリンクを受けることにより、向上すると考えられます。
ハブスコア
関連性が高く優れたページに対してリンクを張ることにおいて、上昇するスコアがハブスコアです。
こちらもオーソリティスコアと同じく、数値などで確認することはできません。
優れたサイトやページに対して発リンクすることにより、紹介した先のページへオーソリティスコアが加算され、紹介した側のページにはハブスコアが加算されます。
優れたサイトを紹介するということは、紹介した側にもメリットがあるという寸法です。
個人的な体感ですが、このハブスコアというのは実際に私が体感出来るレベルで案外効いているように思えます。
どのようなページヘとリンクを張るのが効果的なのかという考え方は、外部リンクを張るとSEO(検索ランキング)に不利?発リンクの利点の記事を参考にしてください。
なお、関連性が高く優れたリンクへと発リンクすることが大事ですので、オーソリティサイトと言う理由で毎記事YahooやWikipediaに発リンクをしても意味はありませんのでご注意ください。
ページランクやドメインオーソリティ
Googleのページランクや、Open Site Explorerで見ることが出来るDomain Authority(DA)や、Page Authority(PA)、ahrefs.comで見ることが出来るAhrefs Rankである程度は数値化され確認することができますが、あまりあてにはなりません。
オーソリティサイトは多くのサイトからリンクされていますので、Googleページランクは高くなる傾向にありますし、Domain AuthorityやAhrefs Rankの数値も高くなりますが、高いからといってオーソリティサイトであるとは限りません。
参考程度に留めておくべきでしょう。
ソーシャルメディアにおけるオーソリティ
検索エンジンはウェブサイトの運営者が使っているソーシャルメディアのアカウントも指標の一部として使っている可能性はあると思います。
ウェブサイトとソーシャルアカウントを紐付けることにより、ソーシャルメディアでの評判の高いアカウントをもった運営者が運営しているサイトは、権威あるサイトだと判断されやすくなるかもしれません。
また、その分野の第一人者が使っているソーシャルアカウントからの言及などは、そうでない人の言及に比べ、影響力は高まるものと考えられます。
もし仮に、今は使われていなかったとしても、将来的には指標として使うのは当然の流れでしょう。
ソーシャルメディアのオーソリティも、ウェブページの際と同じような理屈で考えるとわかりやすいでしょう。
ソーシャルメディアで優れた情報を発信している人のアカウント(オーソリティアカウント)には、多くのハブアカウントからの参照やコメント、TwitterやGoogle+のフォロー、Facebookの友達などの繋がりが発生します。
ソーシャルメディアでのオーソリティを高めるためには、精力的な活動を行う必要があります。
ウェブサイトで優れた記事を公開し続けるサイトがオーソリティサイトと呼ばれるのと同じ理屈で、その分野についての活動を精力的に行なっているソーシャルアカウントは、オーソリティアカウントと呼べるでしょう。
Kloutというサービスを使えば、ソーシャルメディア上での影響力を数値化することができます。
しかし、Kloutも、GoogleページランクやDomain Authorityと同じで、多少の参考にはなりますが、さほどあてにはならないように思えます。
ウェブサイトもソーシャルメディアも、数値にとらわれずに優れたものを発信していくことによって評判は高まります。
やればやるだけ、必ず自分に返ってくるメリットが存在するのです。
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