2013年3月の第2週に公開された、SEO関連の役に立つ記事を厳選してピックアップしました。
キーワードをピックアップする実践レポート、WordPressとレンタルブログのメリットとデメリットの比較、Googleが普段行なっているウェブスパムへの対応、 ソーシャルメディアで拡散された際の検索順位の動き、の以上4記事のご紹介と感想をお送りします。
どれも役に立つ記事ばかりですので、まだご覧になっていない記事がございましたら、目を通しておくことをお勧めいたします。
ピックアップ
使えるキーワードを抽出する様々な手法
突き抜けたコンテンツを作成する覚悟を決め、なかなか簡単には真似をできないコンテンツの作成手順を順次公開している、リアルタイムSEO日誌の新し記事である、6.先人の知恵とツールを活用してキーワードを拾い上げるが公開されました。
想像される組み合わせキーワードのリストや、キーワードの置換に使う県市町村も公開されており、非常にありがたいです。
徹底的にユーザーの欲しい情報網羅することを目的としており、莫大な数のキーワードが抽出されています。
どのようなユーザーでも、ガッカリさせて離脱させたくないというところにこだわっていらっしゃるようです。
ここまで徹底的にやれば、素晴らしいものが出来上がるに違いないと確信できる素敵な記事です。
WordPressとレンタルブログのメリット、デメリット
WordPressとBlogger、どちらが検索ランキングで有利かという質問に対して、Googleのマット・カッツ氏が回答した動画の翻訳が、海外SEO情報ブログのWordPressとBloggerはどちらがSEOに強いのか?で公開されています。
Bloggerは、日本ではそこまでユーザーが多いような感じはしませんが、海外ではとても普及しているレンタルブログサービスのようです。
WordPressであってもBloggerであっても検索エンジンでの上位表示は可能だ。
すばらしいコンテンツを提供していいリンクを獲得すればWordPressもBloggerのどちらも間違いなく上位表示できる。
当たり前の話ですが、コンテンツが良ければ、WordPressであろうが、Movable Typeであろうが、Bloggerであろうが上位表示はされます。
WordPressはSEOに適した改造のノウハウも出まわっており、便利なプラグインを使うことにより、実装するのも簡単です。
自由度の高さという意味では、WordPressはレンタルブログよりも上回っていることが多いでしょう。
本当の初心者にとってWordPressは最初はややとっつきにくいかも知れません。
しかし、最初の敷居がやや高いだけで、実際に運用を始めれば、さほど難しいとは感じないでしょうし、思ったよりも簡単だったと思われる方が多いでしょう。
個人的にはレンタルブログを用いるより、WordPressやMovableTypeのようなインストール型のCMSを使うことをお勧めします。
ただし、セキュリティ管理に関しては自己責任となりますので、そこだけはしっかり行うようにしましょう。
Googleのウェブスパム対応
Googleのマット・カッツ氏の動画や、日本のGoogleサーチクオリティチームから得たウェブスパムへの手動ペナルティに対しての情報が、海外SEO情報ブログのあなたが知らない、Googleのウェブスパム対応の事実 by マット・カッツ & 金谷さんという記事で解説されています。
ペナルティには期限が設けられており、一定期間が経過すると取り下げられるようです。
ただし、取下げられるからといって、放置していたらいいわけではなく、問題となるスパムを取り除かない限り、再び手動ペナルティを受けてしまうことになるでしょうし、その際に課せられるペナルティは以前よりも厳しいものになる可能性があります。
また、ウェブマスターツールのリンクレポートは一部のリンクしか表示されていないのですが、厄介なことに、表示されていないリンクが問題になっていることもあるようです。
とはいえ、サードパーティ製のツールを使う必要があるかと言ったらそれは不要だと金谷さんは言っていました。
とのことですが、これに関してはケースバイケースだと思います。
自分で設置した自作自演のリンクを外す場合や、被リンク販売業者に依頼したリンクをその業者に外して貰う場合は不要ですが、被リンク販売業者が倒産していたり、とり合ってくれない、リンクリストを提出してくれないといった時には、リンクを特定するためにサードパーティ製のツールを使う必要も出てくるでしょう。
ソーシャルメディアでの拡散と検索順位の動き
ソーシャルメディアの活用法や、拡散後の検索順位の動きについて、いらはらさんがSEOに効果的!ブログ&SNSパワーの5段活用と検索順位変動の流れ2013年版という記事で解説してくれています。
余談ですが、この記事を書いていらっしゃるいらはらさんは、大阪SEO飲み会の常連で、いつも楽しい話や役立つ話を聞かせてくれるすごい人です。
記事が完成して、TwitterやFacebook、Google+などのソーシャルメディアを使って告知することにより、フォロワーや友人が閲覧、拡散、ブックマークしてくれてアクセスが激増します。
当ブログでも先日に公開した住太陽氏のセミナー「Webクリエイターに足りない、本当のSEOスキル」の感想という記事が拡散され大変なアクセス増を記録しました。
QDF効果で検索順位が上がることもよくありますし、一旦上昇、下がる、また上がってくるという動きも珍しくありません。
重要なのは、ここで生まれるリンクではなく「とにかく閲覧されること」であると感じています。
単純なリンクの数より、人がアクセスして閲覧してくれるリンクには価値があると思います。
「おもしろコンテンツ」「良質なコンテンツ」「マジ役立つコンテンツ」なんて簡単に書けないですよね。
でも安心してください、普通に書けば大丈夫です。
まさにその通りだと思います。
私もよく、良質なコンテンツを作りましょうとはいいますが、ずば抜けて素晴らしいコンテンツを作る気概も大事ですが、それよりも、手抜きのコンテンツを作らないという事が大事だと思います。
書いているうちに、すごくいいコンテンツが生み出されることもあります。
自分ではそんなに大したことがないと思っている情報でも、その情報を知りたくて検索しているユーザーというものは、どこかにいるはずです。
そのようなコンテンツを作っておけば、きっと誰かの役に立つはずです。
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