以前から、ペナルティ等のリスクを受けることがない真っ当な施策を行うべきだという論調はありましたが、その流れはここ最近で更に加速しているように思えます。
当ブログは「ホワイトハット」や「ホワイトハットSEO」というキーワードで、以前から上位表示されていましたが、ホワイトハットやホワイトハットSEOというキーワードでの流入はほとんど無いに等しい感じでした。
しかし、ここ最近、ホワイトハットSEOに興味を持たれる方が増えてきたのか、ホワイトハットSEOや複合キーワードでのアクセスがやや増えてきているように感じます。
ウェブマスターの方々が、リスクの少ない長期的な施策に興味を持ったり、方向を修正したいと考えるようになってきているのでしょう。
先ほど、なんとなくGoogleアナリティクスの検索キーワードを眺めていたところ
ホワイトハットSEO 方法
という非常にわかりやすいキーワードでアクセスしてこられた方がいらっしゃいました。
今回はホワイトハットSEOのやり方を解説いたします。
ホワイトハットSEOのやり方
ホワイトハットSEOとは
SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、検索エンジン最適化という意味になります。
意味をざっくり説明しますと、検索エンジンを利用して探しものをしているユーザーに、答えを提供する取り組みのことです。
検索者の疑問に対して答えるコンテンツを作成することが、SEOの主な取り組みとなります。
また、コンテンツのテーマや内容を検索エンジンが理解しやすいように、HTMLやマークアップ、内部リンク等を調整する作業もSEOにあたります。
しかし、世間ではSEOとポジショニング(検索エンジン上位表示)が同じものだと扱われていることが多く、スパミーな手法でポジショニングを行う手法も、SEOとして認識されていることが多いです。
そこで、検索エンジンのガイドラインに違反しないSEO(スパムではない最適化)のことをホワイトハットSEO、検索エンジンのガイドラインに違反しているポジショニングの手法をブラックハットSEOと呼び、わかりやすく区別されています。
なお、私は普段、「ホワイトハットSEO」とは呼んでおらず、普通に「SEO」とか「最適化」と呼んでいます。
更に詳しい解説はブラックハットSEOとホワイトハットSEOの記事をご覧ください。
具体的な作業内容
ホワイトハットSEOとは、要するに普通のSEOのことです。
普通にSEOを行なって頂ければ、自然とホワイトハットSEOになるはずです。
検索ユーザーが知りたい情報を公開することがSEOです。
最も重要なポイントはコンテンツを作ること
- コンテンツを作成して公開する
たったこれだけです。
ただ公開するだけではなく、より詳しい内容、丁寧な内容を心掛けることにより、競合サイトとの差別化ができますから、ポジショニングやアクセス向上の観点から見ても有利になりますが、最も基本となるのはコンテンツを作成して公開することです。
コンテンツがなければ検索にヒットすることもありませんから、SEOが成功するはずがありません。
最も重要なことは、コンテンツを作ること。そして、どうせ作るのなら質を高めることを意識しましょう。
詳しくは良質なコンテンツを作れといわれても何を作ればいいのかわからないの記事を御覧ください。
これだけ意識していれば、ほぼ大丈夫
現在のGoogleは相当に進化していますので、さほど意識して内部SEOを行わなくても正しい評価をされることが多いです。
しかし、100%完璧に理解するわけではありませんので、ほんの少し内部の最適化を意識してあげるだけで、検索エンジンがコンテンツのテーマや関連性を理解しやすくなります。
内部SEOとは、検索エンジンがページを評価する際のお手伝いのような作業です。
- タイトルタグの最適化
- 見出しの最適化
- アンカーテキストの最適化
- 内部リンクの最適化
- つまりはユーザーへの最適化
上記の中で最も重要なものは、タイトルタグの最適化です。
そのページのテーマがタイトルを見ただけで理解できるようなタイトルタグをつけることが好ましいでしょう。
見出しも適切に配置することにより、ユーザーが見やすくなりますし、検索エンジンに対しても、何について記述されているのか伝わりやすくなります。
アンカーテキストは、「ココ」とか「クリック」を用いるのではなく、クリックしなくてもどのような内容が書かれているのかイメージできるようなアンカーテキストが好ましいです。
内部リンクは関連する記事や、詳しく解説している別のページへのリンクを張ることにより、ユーザーが求めている可能性の高いコンテンツへのリンクを提示することにより、より良いユーザー体験を可能としますし、検索エンジンもコンテンツ同士の関連性を知る手がかりとして使います。
Google検索エンジン最適化スターターガイドも参考になります。
SEOはユーザーへの最適化
結局のところ、検索ユーザーがすべてです。
検索ユーザーの求めるコンテンツを作成し、公開する。そして、検索ユーザーの利便性を上げる仕組み(内部SEO)をコンテンツ内に組み込んでいくだけの作業です。
もし、「これってSEO的にどうかな?」という疑問が湧いたら、「これってユーザーに喜ばれるかな?」と言い換えて考えてみましょう。
ユーザーにとってプラスになるなら、導入しましょう。
ユーザー役に立たないもの(最適化ではないもの)は不要です。
ホワイトハットSEOの効果
ホワイトハットSEOは、ガイドラインを守った普通のSEOです。
当ブログはその普通のSEOで1年ちょっと運営しているわけですが、スパムリンクをやっていないから順位が上がらないとか、アクセスが増えないと感じたことはありません。
特にペナルティを心配することもなく、多くの方に記事をご覧頂いていますので、ホワイトハットSEOの効果は高いと思います。
もちろん、「SEO」のようなビッグキーワードで上位表示されてはいませんが、開設1年そこそこで簡単に上位表示されるようなものでもないでしょう。
ずっと続けていってビッグキーワードで上位表示されるに相応しい評判を得ることができれば、上位表示されるのでしょうし、現状、相応しい評判を獲得していないために上位表示されていないだけのお話です。
アクセスを激減させる可能性が低い普通のSEOは、多くのウェブマスターにお薦めできる素晴らしい手法だと思います。
関連記事
ブログに300記事投稿した際のアクセス数の推移
個人の日記や趣味ブログも独自ドメインで運営したほうがいいですか?
検索エンジン経由のアクセスが一向に増えないサイト
各種無料、有料ディレクトリ登録のSEO効果
SERPsの順位によるCTRや概要文によるクリック率を高める方法
ブログを使った情報発信はボランティアではない
コンテンツにコツコツと追記を行ったサイトのアクセス倍増事例
ホッテントリ入りしたことにより再認識したSEOの重要なポイント
価値が低いと考えられるコンテンツの取り扱い方
サイトテーマの重要性