毎週月曜日の朝9時に公開している、1週間分のSEO記事まとめ。

色々なブログで有益な記事が公開されているのですが、その中でも特に目を引いた興味深い記事の紹介と感想を書いています。

が、今日は火曜日です。

そうなんです。記事が間に合いませんでした。

別サイトで使う予定の賢威テンプレートのデザインをいじくってたら時間が間に合わなくなりました。

というわけで、1日遅れとなりましたが、宜しくお願い致します。

ピックアップ

Googleがリンクを無効化する機能をウェブマスターツールに搭載予定

先月ロンドンのSearch Marketing Expo(SMX)に実際に行かれた海外SEOブログの鈴木謙一さんが、今回はシアトルで行われたSMX Advanced Seattle 2012にも参加されました。

そこで様々な有益な最新情報を仕入れて翻訳してくださるのですが、その第一弾の記事が公開されています。

Googleのマット・カッツが重大発言、「リンクを無効化する機能をウェブマスターツールに搭載予定」 at #SMX Advanced 2012

  • Googleはペナルティという言葉を使っていない
  • 2~3ヶ月後にリンクを無効化する機能の提供を検討中
  • ネガティブSEOはありうる
  • 不自然なリンクの警告はすべて手動対応
  • 有料リンクについて
  • アフィリエイトリンクにはnofollowをつけるべきか
  • リンクは今でも効果的なのか
  • Googleは検索結果への直帰率を見ているのか
  • Google+とSEO
  • パンダやペンギンにやられたらゼロからスタートしたほうがいいいのか?
  • Googleで1位を獲得するための方法

Googleのマット・カッツ氏のスピーチをまとめたものですが、ざっとかいつまんだだけでも、これだけの数の興味深い内容が語られています。

2~3ヶ月後にリンクを無効化する機能の提供を検討中

Googleがリンクを無効化する機能を搭載予定とのことようです。

不自然なリンクについてかなり厳しく対処している現在のGoogleだと、ライバルにスパムリンクを張ることによって相手の順位を操作するネガティブSEOが実行可能な場面があるのかもしれません。

それに対応する為に、ネガティブSEOを受けた側がリンクを無効にすることが出来るようになるということでしょう。

スパマーが自作自演のリンクを張っていってペナルティを受けた時に自分で解除できてしまうので、これはこれで問題だとは思いますが、Fetch as Googleのように1日に対応できるURLの数に制限などが課せられるのでしょうか。

それと実在の住所か電話番号を登録しないと使えないなどの制限はあっても良いかと個人的には思います。

また、Googleウェブマスターツールの機能のようですので、身元を隠す為にウェブマスターツールに登録しないという方法は使えなくなりますね。

2012年10月17日追記:低品質なリンクを無効化させる「リンクの否認」ツールが導入されました。

Googleがリンクを無効化させる「リンクの否認」ツールを公開しました。

これにより、剥がしたくても剥がせない不自然なリンクを無効化することが可能になりました。

確実に無効化するわけではありませんが、「リンクを無効化してください」というお願いができるようになります。

詳しい仕様や、使い方は不自然なリンクを無効化させるリンクの否認ツールが導入されましたの記事で解説していますので、ぜひご覧ください。

他のスピーチも見ごたえ十分!!

それ以外の内容もSEOに携わる方なら絶対に読んでおくほうが良いでしょう。

この記事でレポートした“You&A With Matt Cutts”に参加するだけでもSMX Advancedに参加する価値が十分あると言い切れくらい僕にとっては貴重な情報がたくさんありました。

鈴木さんがこう仰るほどに濃い内容のスピーチになっています。

私の細かい感想を述べていくと1記事できてしまいそうなので次回の記事へまわすとして、とりあえず今日のところはとても役立つ記事だということだけお伝えしておきます。

 

記事タイトルのベストな文字数

当ブログでもページの内容を検索エンジンに伝えるライティング方法の記事やロングテールSEOでアクセスアップを狙う その手法とはの記事で解説しましたが、一般的に記事のタイトルの文字数は30~35文字程度が良いといわれています。

では実際に何文字くらいのタイトルの記事のアクセスが多かったかを実際に調ることをWEB担当者フォーラムの記事タイトルのベストな文字数は? 8943記事のデータから探ってみたという記事でやっています。

8943記事という大量のデータで調べてらっしゃるのですが、30~40文字に収まっていてもアクセスの少ない記事もあれば、50文字を超えるタイトルでもアクセスの多い記事もあるようです。

最終的に記事がどれぐらいのPV数を獲得するかは、タイトルの文字数よりも他の要因(タイトルのキャッチーさ、記事の内容など)のほうが重要だということなのでしょうか。

やはり、タイトルのキャッチコピーや内容が素晴らしければアクセスが伸びるだろうし、適切な文字数でも、文字数にこだわるあまりにインパクトの小さいタイトルになってしまうとダメだということでしょう。

 

テーマを絞ってとことん解説するサイトはアクセスが多い

私はテーマを絞り込んで深く解説していけば一定のアクセスは期待できると考えています。

例えば当ブログはSEOという世間一般でいうと、相当ニッチなジャンルになりますが、それに関して記事を書き続けることでアクセスも増えてきました。
(まだ開設して5ヶ月ほどですのでたいしたアクセスもありませんが)

私が運営している他のブログも同じパターンで集客を行っており、普通の人が思いつくよりも更に狭めたジャンルを選択しています。

例:釣りのサイトで考えてみる

マリンスポーツのサイト(釣り、ダイビング、シーカヤック等)

釣りのサイト

ルアーフィッシングのサイト

ソルトルアーフィッシングのサイト

大阪湾中心のソルトルアーフィッシングのサイト

尼崎、西宮のベイエリアのソルトルアーフィッシングのサイト

このようにどんどん絞り込んでいきます。

もちろん、何百何千と記事が用意できるのであれば、ジャンルの範囲は広くても構いませんが、自分の出来る範囲で狭く深く掘り進むことにより、1つの狭いジャンルに特化した強いサイトが出来上がります。

実際にそのような方法でアクセスを伸ばしている例が、Re:veryの(当ドメイン全体の)5月のアクセス解析という記事で公開されています。

iWebというアップル純正のホームページ作成ソフトについて解説しているサイトのアクセス数となっています。

こうやってアクセス数を見ていると、やっぱりハウツー系の記事は強いなと感じます。
iWebなんてマニアックなソフトの解説でも、300ページほどでこれだけのアクセスを出せるわけですから、徹底的に記事を書いていくという事は、やっぱり重要だなと。ただ、「テーマを絞る」という事も重要だと思いますが。

テーマを絞り、徹底的に記事を書いていくことの重要性を再確認できました。

読者の疑問を解決できるように、読者の立場になって記事を作成するのも重要な項目ですね。

どのようなサイトを作ればアクセスが増えるのか悩んでいる方は、是非、実際にご覧頂いて解決のヒントにしてみると良いと思いますよ。

 

有料リンクのリスクと被リンク系の情報商材

比較的、ナチュラルリンクを集めやすいジャンルと、集まりにくいジャンルというのが存在します。

アフィリエイトブログは自然リンクが集まりにくいジャンルと言えるでしょう。

もちろん、アフィリエイトブログといっても色々ありまして、2chまとめブログや、最新ゲームの情報ブログなどはリンクが集まりやすいですが(とはいっても、相当の記事更新量と質が問われますが)高額商品のアフィリエイトサイトの場合、リンクを張ってもらえることは稀だといえます。

リンクが集まらないので自演リンクを張るしかないと判断してしまったり、有料リンク(主に1回払い切りのウェブスパムサービス)の購入を考える人が多いかも知れません。

しかし、そのようなリンクは効果が無い可能性もありますし、今は効果が見られても、将来的にペナルティを課せられるリスクが存在します。

十二分にリスクを認識し、納得できた上で購入する方を止めませんが、リスクを理解せずに安易に手を出すと痛い目にあう可能性があります。

どのようなリンクが危険なのかがアフィリエイト野郎の有料リンクを買うことのリスクと被リンク系の情報商材という記事で詳しく解説されています。

  • 自動リンク系
  • 被リンクサービス
  • リンク系情報商材
  • 無名の有料ディレクトリサービス

自動リンク系

自動相互リンク系は特に危険で、PR-LINKという自動相互リンクツールがペナルティを食らって配布を停止したようです。

手間を省く為に一番大事なリンク関係をツールに頼ってしまうのは大変危険ですので、リスクをしっかりと認識をしてから導入の可否を決めるほうが良いでしょう。

有料被リンクサービス

有料リンクは効果が「ある」のか「ない」のかと聞かれたら、「ある」と答えます。

ただ、多くの1回払い切りのサービス提供業者のやり方では、将来的なリスクはかなり高いと思います。

例えば、業者のブログからリンクを買っているサイトがペナルティを食らった場合、「~~という業者のブログからリンクを買ったのだがリンクを外してもらえない」とGoogleに素直に伝えることがあるでしょう。

報告を受けたブログからのリンクは無効化されるでしょうし、そのブログの他の記事からリンクされているサイトも「怪しいぞ」となることでしょう。

1記事1リンクなどのうたい文句のサービスは危険だということです。

逆に、IP(サーバー)とGoogleアカウントが完全に分散されていて、1ドメインから1リンクしか送らないようなサービスならばGoogleが見極めることは困難でしょう。(Google Checkoutで支払いでもしない限り)

そのサイトが色んな人から支持されている人気サイトならば、更に効果が高いでしょうね。

別に、完全にばれない被リンクならok!!と推奨しているわけではなく、それほどまでに手間隙やコストを掛けるのなら、自サイトの向上に掛けるほうが建設的ではないかという意見です。

 

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