先週に公開されたSEO,マーケティング関係の記事で興味深い記事を4記事ピックアップしました。
「イメージスライダーはコンバージョンに貢献しない」「Googleはサイトワイドリンク(ROS)リンクをどう評価するか」「ランディングページの内容をユーザーはほとんど読んでいない」「Googleの特許の1つであるランキングのドキュメンとについて」 の4記事のご紹介と感想をお送り致します。
どの記事も非常に興味深い記事ばかりですので、まだご覧になっていない場合、目を通しておくことをお勧め致します。
ピックアップ
スライダーはコンバージョンに貢献しない
イメージスライダーとは、最近流行っているように思える、ウェブサイト上に埋め込むスライドショーのことです。
一定時間ごとに違う画像に切り替わっていくもので、一定の範囲に複数の画像を表示出来るのがメリットなのですが、私の個人的な好みでは、視界の中でちらちらと変更されるローテーションバナーは好きではないので使った事がありませんでした。
DLPOのLPOブログの今流行りのスライダーはコンバージョンに貢献しない??という記事では、イメージスライダーのデメリットが解説されています。
イメージ画像が常に切り替わっているため、「何だろう?」と視線を向けた瞬間、違う画像に切り替わってしまい、ガッカリした気分になった方は多いのではないでしょうか。
なんとなく格好が良いという理由だけでイメージスライダーを導入されているサイトは、一度、扱い方を考えて見たほうが良いかもしれません。
固定イメージのバナー広告のほうが、クリック率が高まるかもしれませんね。
そもそも私自身、ローテーションバナー広告をクリックした事がほとんどありませんので、信ぴょう性が高いと感じました。
サイトワイドリンク(ROSリンク)の評価
サイトワイドリンクはROSリンクとも呼ばれ、全てのページから1箇所に向かっているリンクの事です。
WordPressでいうとサイドバーに設置されるブログロールや、フッター等に設置されるリンクがそれにあたります。
サイトワイドリンクを1つのリンクと見なすのかという質問に対し、Googleのマットカッツ氏が答えた動画の翻訳と解説が、海外SEOブログのサイトワイドリンクをGoogleはどのように評価するのか?という記事で公開されています。
Googleはサイトワイドリンクをまとめて1つのリンクとして処理しているとのことです。
また、不自然なサイトワイドリンクは目視のチェックが入ることがあるとのことです。
ウェブスパム業者が使っているワードサラダブログのサイドバーに、順位を上げたいと思われるリンクが張られているところを見かける事がありますが、明らかに不自然な場合、目視でチェックされる可能性があるということですね。
基本的にユーザーは読まない、信じない、行動しない
ユーザーの心理状況を理解して、しっかりと読んでもらえるようなランディングページの考え方が、LPO コンサルティングのランディングページ制作7つのステップ③/構成という記事で解説されています。
- 読まない
- 信じない
- 行動しない
という原則に則って行動しているユーザーに、いかに読ませ、いかに信じさせて、いかに行動(購入)してもらうかという考え方が非常に詳しく解説されています。
しっかりとユーザーの心を掴んでコンバージョンにつながるようなランディングページを意識して作りたいものです。
タブレット対応サイトへのアドバイス
米Googleが公開したタブレットサイトへのアドバイスの解説が、SEMリサーチの米Google、タブレット対応サイトSEOのアドバイスを公開という記事で解説されています。
私も先日Nexus7を購入したのですが、個人的な考えでいうと、タブレットPC専用の見た目を用意する必要は無いと感じています。
タブレットPCはほとんどパソコンと同じイメージで使用できますので、変に最適化された画面を押し付けるより、普段見慣れた画面を提供するほうが好まれるシーンも多いと思います。
タブレットPCならではの体験を用意する必要がないのであれば、無理にタブレットPCに最適化させる必要はないと個人的には思います。
中途半端に対応してしまったせいで、思いもしない不具合が発生することもあります。
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