WordPressの吐き出すURLは、デフォルトのhttp://example.net/?p=123といった形のものや、http://example.net/hogehoge/ のような形式の/(スラッシュ)で終了する形がよく使われています。

では、WordPressが生成するURLに.htmlの拡張子を与え、htmlファイルであるかのごとく見せかける行為に意味はあるのか。

結論からいうと、新規コンテンツの場合は意味はありません。

しかし、MovableTypeからWordPressに移行される方や、htmlで作成したサイトをWordPressへと移行させたい場合は、.htmlを与える方が良いと考えられます。

今回は、WordPressの生成するパーマリンクに拡張子をつけた方がいい状況や、付ける必要がない状況について解説いたします。

WordPressのパーマリンク設定

拡張子を付ける設定方法

WordPressでは設定で自由にURLを変更することができます。

拡張子を与えてhtmlとして見せかけることも可能です。

WordPressのパーマリンクに.htmlの拡張子をつける設定の手順

WordPressにログインしたら、「設定」>「パーマリンク設定」と進みます。

 

WordPressのURLに.htmlを付与させる設定の解説画面

ドメイン名/記事タイトル.htmlにしたい場合

「カスタム構造」のラジオボックスにチェックを入れ、
/%postname%.html
と入力すると、http://example.net/記事タイトル名.htmlという形式になります。

カテゴリや投稿年、月を含めたい場合

/%category%/%year%/%monthnum%/%postname%.html

上記の記述を行うと
http://example.net/カテゴリ名/2012/12/記事タイトル名.html
という形式になります。

拡張子を.htmや.phpに変更したい場合

.htmや.phpに読み替えて頂ければ対応できます。

例:/%postname%.php

.html等の拡張子をつける方がいい状況

過去に.htmlやhtmで公開されていたhtmlサイトやMovable TypeからWordPressに移行する場合、URL構造はそのまま維持したほうが賢明です。

過去に獲得したFacebookのいいねや、はてなブックマークがリセットされてしまうのはもったいないですし、今まで獲得していたリンクを消失してしまうことにもなります。

古いURLから新しいURLへ301リダイレクトを行えばページランクの消失は最低限に抑えられると思いますが、サイトのURL設計をやりなおした住太陽さんにGoogle+で伺ったお話では、ツールバーページランクは下がったとのことで、同一ドメイン内の301リダイレクトもいくらかのページランクを消失する可能性が高いと言えそうです。

URLの永続性のために早い段階でURLを変更する多少の傷みも伴う改良を行うのが良いのか、過去の古いURLを引きずる方がいいのか、ケースバイケースでどちらが正解というわけではありません。

メリット・デメリットを天秤に掛け、ベストな選択をしてください。

新規サイトの場合.html等の拡張子は不要

新規で立ち上げるサイトにわざわざ.html等の無駄な拡張子を付けることはナンセンスです。

検索エンジンは拡張子が.htmlだから優遇してくれたりはしません。

今後どのような形式であってもフレキシブルに対応できるのが/(スラッシュ)で終わるURLです。

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