11月12日に公開されたSEO関連の記事の中で、興味深い内容のものを5記事ピックアップしました。 それぞれの記事のご紹介と感想をお送りします。
今回ピックアップした記事は、「正しいSEOの方向性の考え方」「新規サイトのアクセスは突然上がったり突然下がることがある」「日本語ドメインはそのまま日本語URLで張っても、Punycodeで張っても同じものだとして処理される」「正式公開前のドメインもドメイン パーキング状態でおいておくより何らかのコンテンツを用意しておいた方がいい」「ビッグコンテンツに挑戦すべき理由」の5記事になります。
素敵な記事ばかりですので、是非、目を通しておきましょう。
今回のピックアップ記事
- 正しいSEOの戦略
- 新規サイトのアクセス数はツンデレ具合が半端じゃない
- 日本語ドメインは日本語でもPunycodeでも同じものとして処理される
- 正式公開前のドメインも、ドメインパーキング状態にしておかない方がいい
- 数より質。ビッグコンテンツに挑戦すべき理由と方法
正しいSEOの戦略
Googleは検索ユーザーに素早く、最も疑問を解決してくれるであろうコンテンツを提案する事を目標にして進化していっています。
つまり、検索エンジンのことは意識しなくても、ユーザーの立場になったコンテンツを作成し続けていれば、自然とSEOは成功するといえます。
しかし、中にはGoogleのガイドラインに従うことを良しとしない方もいらっしゃるようで、SEOとその周辺の「Googleの奴隷になってどうする」とのコメントをもらうこともあるそうです。
そのような意見に対する反論が、SEOとその周辺の正しいSEOの戦略で公開されています。
公開されているポイントに向かってSEOをしていけばよいのである。
Googleの目指す方向性は揺らぎません。
Googleのガイドラインに書かれた内容に沿ってコンテンツを作っていけば、Googleに好まれるサイトになるはずです。
魅力あるコンテンツを作り、ユーザーに愛されているのに検索ランキングで圏外になったりするようなことはあり得ません。
新規サイトのアクセス数はツンデレ具合が半端じゃない
新規サイトのアクセス数は安定しにくいものです。
公開してすぐのサイトはエイジングフィルターと呼ばれるような動きでなかなか検索経由のアクセスが増えませんが、ある日突然大化けして検索エンジンからのアクセスが増え始める事が多いです。
特に、SEOを意識しながらサイトを何度も作った事のある人なら、ほぼ確実に再現させることができるのではないでしょうか。
パシのSEOブログの 新規サイトはボカン!からのツンデレが起こりやすいで、様々な新規サイトのアクセスの爆発っぷりと、時折見せる一時的なアクセスガタ落ち現象についての記事が公開されています。
新規サイトはGoogleのツンデレを体験しやすいように感じています。
ツンデレとは、攻撃的であったと思ったら突如デレデレし始める両極端な性格を持った主に女の子キャラに使われるネットスラングですが、Googleちゃんも新規ドメインに対してはツンデレの気質を持っている事が多いように感じます。
SEOのホワイトハットジャパンでは、検索経由のアクセスがほとんど無い状態からガツンと上がった後、いわゆるツンツン期間(一時的に検索経由のトラフィックが著しく下がる期間)は存在しませんでしたが、他に運営したサイトでは、ある日突然下がって、何もしていなかったらまた戻ったといった繰り返しが起こることは多かったです。
アクセスが増えたときは嬉しいもので、逆に落ち込んだ時は気持ちまで落ち込んでしまいます。
しかし、新規取得したドメインの場合、そのような挙動は起こりやすいものですので、気にせず更新を続けることが一番だと思います。
日本語ドメインは日本語でもPunycodeでも同じものとして処理される
日本語ドメインとはhttp://日本語.jp のようなドメインの形式です。
これはPunycode(ピュニコード)で書かれたドメインを正規化すると、ブラウザのアドレスバー等に日本語として表示される仕組みになっています。
例:http:xn--wgv71a119e.jpを正規化するとhttp://日本語.jp
海外SEOブログの日本語ドメイン名のURLでもPunycodeのURLでもGoogleは同じものとして処理するという記事で、Googleは日本語表記でリンクを張ろうと、punycodeでリンクを張ろうと同じものと認識するというGoogle社員の発言が解説されています。
通常日本語ドメインで運営していると、http://日本語.jp でリンクを張ってくれる人と、http://xn--wgv71a119e.jpでリンクを張ってくれる人が存在しますので、リンクジュースが分散することを問題視される方もいらっしゃったかもしれませんが、気にする必要はないとの事です。
なお、SEOとは関係ありませんが、FireFoxでは.com と .net の日本語ドメインの場合、アドレスバーの表示がPunycodeのまま表示されます。
過去に知らずに日本語.netのドメインをいくつか取ってガッカリした記憶があります。
正式公開前のドメインも、ドメインパーキング状態にしておかない方がいい
Googleのマット・カッツ氏が、「正式公開前のドメインはドメインパーキング状態でおいておくより、将来公開する予定のコンテンツの内容を表記したものを用意しておいた方がいいと」発言された内容が、SEMリサーチの 正式公開前のウェブサイトはパークドメイン状態にしないことという記事で解説されています。
Googleはドメインパーキング状態になっているかどうかを検出する技術をもっています。
少し前にその機能が不具合を起こし、パークドメイン状態と勘違いされてトラフィックを大幅に落とすという騒動もあったところは記憶に新しいですね。(ちなみに私の管理しているサイトの1つがそれで一時的なトラフィックの減少を確認できました)
公開前から予め、Googleにインデックスされる程度のコンテンツを用意して公開しておくほうが、正式公開後すぐに検索エンジンに反映されるようです。
数より質。ビッグコンテンツに挑戦すべき理由と方法
SEOmozで公開されたビッグコンテンツを用意するメリットを説いた記事の翻訳が、WEB担当者フォーラムのダメコンテンツを量産するより“ビッグコンテンツ”に挑戦するべき理由とその方法(後編)で公開されています。
一度生み出したビッグコンテンツの寿命は長いというのは大きなメリットですね。
また、誰にも真似出来ないほどの濃いコンテンツを作っておけば、参入障壁となるというのもメリットということで、なるほど、確かに納得です。
当ブログでも、Wikipediaを超えろ!!優良なコンテンツを作る非常に簡単な方法の記事で解説しましたが、「一番詳しい」「濃い」と思えるサイトを超えるコンテンツを用意するというのは確実に効果のあるコンテンツの作り方ですし、逆に言えば、他人に超えられない程のコンテンツを作れば常にトップに君臨できるコンテンツとなるということでしょう。
ビッグコンテンツ=お金の掛かったコンテンツというわけではありませんので、いくつものアイディアを用意して挑戦し続けることがビッグコンテンツを生み出す秘訣とのことです。
当ブログの記事でも、時間を掛け一生懸命書いた記事はそれなりのアクセスを生み出していると思いますし、数より質を意識して、ビッグコンテンツを作っていきたいところです。
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