毎週月曜にアップしている(最近は遅れがちで今回も遅れています)SEO関連のまとめ記事を書くときに、前ふりというか、世間話から入っているのですが、これってなんか意味があるのだろうかと思ったり思わなかったり。
最初の頃は「記事を書くぞ!!」という気持ちを高ぶらせるために書いていたのですが、最近はこの最初のご挨拶を考えるのも大変になってきました。
記事は書き始めると案外なんとでもなるのですが、案外大変というか、好きではない作業がいくつかあって
- タイトルを考える
- descriptionの内容を考える
- 前ふりを考える
- URL用に英訳
これらの作業があまり好きではありません。
どれも重要なので頑張るしかないわけですが、最近は面倒臭くなってきたので「英語URLから日本語URLに変えるとどうなるのか実験」という名目で、URLに関しては手抜きさせていただいております(笑)
というわけで、先週の気になった記事のピックアップと感想を書いていきたいと思います。
今週のピックアップ
キーワードが見つかる場所
検索エンジン経由のアクセスを集める場合、検索キーワードが重要になってきます。
その分野について非常に詳しい人ならたくさんのキーワードを思いつくことができますが、詳しいが故に見過ごしてしまっているキーワードが多数存在することもあるでしょう。
無料SEO対策のススメのキーワードツール以外のキーワードの探し方を考えるという記事で、キーワードツール以外のキーワードの探し方のリストが公開されています。
ライバルサイトや関連性のあるサイト、メーカーサイトぐらいは見ている人でも雑誌やチラシ、TV、会話の中からキーワードを見つけようと思っている人は少ないと思います。普段何気なく目にしている物でもアンテナを張っていないとスルーしてしまいます。
「キーワードを見つけるぞ!!」 と意識して生活すると、新しいキーワードも見つけられそうです。
簡単に自分のコンテンツにマッチするキーワードが見つかるかどうかはわかりません。
しかし、もし見つけるコツのようなものがわかってくれば、今後どのようなジャンルのサイトを作る場合においても、大変な強みになるでしょう。
「キーワード」を探すということだけに限定しなくても、面白い、素敵なコンテンツを思いつくきっかけになるかも知れません。
ちなみに私は、外を散歩したり、一人で飲みに行ったりして、時々自分を見つめ直したり、新たなコンテンツを考える時間に当てています。
デスクの前に向かっているだけでは出てこないアイディアが、ふとした息抜きの瞬間に生まれることは多いので面白いですよ。
アンカーテキストの自然な使い方
最近ではアンカーテキストについて熱く語られることは少なくなってきましたが、以前は「アンカーテキストは完全一致が効く!!」とか、「アンカーテキストは分散させる方が安全」だとかを耳にする機会が多かったです。
アンカーテキストの考え方の一つとしてわかりやすい解説記事が、海外SEO情報ブログのペンギン・アップデート対策にも効く、アンカーテキストの自然な使い方で公開されています。
最も有効なアンカーテキストは「ユーザーがクリックしたくなるようなアンカー」であるという考えは非常にわかりやすく重要です。
リーズナブルサーファーモデルという概念もありますし、リンクのクリック率をいかに高めるかということに重点を置くと良いでしょう。
Googleは画像でさえ前後の文脈でどのような画像なのかを判断する指標の一つにしているといわれていますので、リンクの前後にあるテキストに対しても、関連性や重要度を知る為の指標にしているのは間違いないかと思われます。
魂を込めて文章を書き、「俺が見せたいページはこれや!!!!!!1111」といった感じで張られたリンクの価値は非常に高いということです。
不自然なリンク警告にはnofollowでも対応可能
不自然なリンクの警告が届いた場合、自分で構築していたリンクの場合、そのリンクを取り外す必要がありますし、外部のスパム業者等に委託していた場合、リンクを外してもらうようにお願いする必要があります。
リンクを取り外せない場合の選択肢として、rel=”nofollow”を使うことも可能であるという記事が、海外SEO情報ブログの不自然リンクを削除できないならnofollowを付けることでも対応可能とGoogleのジョン・ミューラー氏が説明という記事で公開されています。
もしそれがお金を払って買っているリンクで役に立っていて関連するユーザーを運んでくれるのであればnofollowを付ければいい。削除する必要はない。
不自然なリンクを削除できない例としては、外部リンクを供給した業者や個人がリンク削除の依頼を断った場合や、業者が倒産、行方不明等の原因で連絡が取れないシーンが想像できます。
しかし、そのようなパターンの場合は、nofollowをつけてもらうこともほぼ不可能だと考えられますので、不自然なリンクを削除できないがnofollowをつけることは出来るというパターンはあまり起こり得ないような気はします。
例えばGoogleが、審査型の有料ディレクトリサービスとは名ばかりの、事実上の被リンク供給媒体のようなものに対してペナルティを与えた場合、ディレクトリ運営者は「高PRからの被リンクの供給」を謳ってさえいなければ、nofollowをつけることにより、体面を保つことはできますね。
半ば詭弁のような被リンクの供給を主目的とした有料ディレクトリサービスや、月極アフィリエイトやコピペ案件などと呼ばれている事実上の被リンク供給サービスを運営していてペナルティを受けた業者が、尻拭いの為にnofollowを付けてお茶を濁すといった使い方がメインになるのではないでしょうか。
手動ペナルティ解除例まとめ
非情にもGoogleから不自然なリンクの警告を受けた際、どのような施策を行えば解除できるのか。
実際に、このような方法でペナルティ解除に成功したという事例のまとめが、SEO人の放浪のGoogleの手動ペナルティが解除された例をまとめてみたでまとめられています。
10の事例が紹介されていますので、ペナルティを解除したい方は参考にしてみると良いでしょう。
本当は怖くないSEO都市伝説(後編)
WEB担当者フォーラムで、本当はコワくない10のSEO都市伝説の後編が公開されています。
今回もSEO初心者が疑問にいだきがちな件について、わかりやすく答えてくれている記事で、非常に面白いです。
相互リンクはすべて無意味またはペナルティの対象?
自分のサイトにリンクしてくれているサイトにはリンクを張るべきではないとでも?
では、New York Timesが僕の記事にリンクしてくれたとしたらどうする? 僕は、読者全員とその記事を共有して「ねえねえ見てよ、New York Timesが僕の記事を取り上げてくれたんだよ」って言いたいけど、相互リンクにはしないって……そんな心配はご無用だ。
全くもってその通りですね。
私もWEB担当者フォーラムでピックアップして頂いた時には、ブログの記事でも書きましたし、相互リンクになるからといってマイナス評価はないでしょう。
リンクのページを見ていただければわかりますが、私は相互リンクというシステムを採用はしていません。
しかし、他のサイトで有益だと思える情報を発見したら、当ブログの記事として共有します。
相手のサイトも私のブログをリンクして下さっている場合もありますので、相互リンクになっています。
相互リンクになっていることを気にする必要はないでしょう。
詳しくは外部リンクを張るとSEO(検索ランキング)に不利?発リンクの利点の記事で解説していますが、有益なサイトに発リンクすることはユーザーにとっても、検索エンジンのランキングに対しても有利になります。
相互だとか、片道だとかを気にするのではなく、ユーザーの為になるページに対してリンクを張るように心掛けましょう。
URLにはキーワードを含めておかないとSEO的に弱い?
これは大した問題ではない。確かに、キーワードを含む静的なURLにまで持っていけるなら、それは結構なことだし、ベストプラクティスでもある。
誰かが君のURLをオフラインで目にしたり、メールやツイートで見たりしたときに、そのページに何が書いてあるか把握できるようにできれば、それはすばらしいことだ。また、誰かがそのURLをコピーアンドペーストしたら、キーワードはそのまま残る。ありがたい。
URLがどのような形式でも、それのせいで順位が上がらないということはないでしょう。
ただ、やはり、URLをツイッターなどでつぶやかれたり、アンカーテキストがURLなリンクを貰った場合もキーワードが残りますので、個人的にはURLにはキーワードを含めていた方が良いとは思っています。
ただし、商品IDをURLに使い管理をしやすくしているECサイトの場合などは、無理してURLを変更する必要はないかも知れません。
リンクベイトは本筋じゃないので検索エンジンに嫌われる?
グーグルは、「ブランド」とか「ブランディング」とかいうのが大のお気に入りだから、「ドメイン名のオーソリティ」という概念も大好きなんだ。
コンテンツマーケティングやリンクベイトの取り組みがペナルティを招くとか、低く評価されるとか、僕だったらそういう心配はしない。
商品の販売ページ以外でリンクベイトを行ってリンクを獲得した場合、ドメイン自体のオーソリティはあがるでしょうから、結果的に商品の販売ページの検索順位を底上げする力を持っているでしょう。
なので、スタッフブログなどで有益な情報を常々発信しリンクを獲得することが出来れば、メインのサイトの評価も高まります。
それがスタッフブログなどのサテライトサイトを作成するメリットにもなります。
正統派のリンクベイトから、ネタに走ったリンクベイトまで様々なリンクベイトが存在しますが、ブランドイメージを損ねないようなリンクベイトにはどんどん挑戦していくと良いでしょう。
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