10/21-23日に公開された記事で興味深い記事を4記事ピックアップしました。

301やcanonicalを使わずに移転させたところページランク偽装が発生した件、コンテンツの上手なまとめ方、手動ペナルティ(マニュアルアクション)を受けたウェブマスターにはほぼ確実にメッセージが届く、検索順位の真実はマットカッツにもわからないの4記事と2ちゃんねるで話題になった小ネタを1つ紹介いたします。

非常に興味深く役に立つ記事ばかりをピックアップしましたので、是非ご覧ください。

ピックアップ

301やcanonicalを使わない移転でページランク偽装が発生

当ブログでも以前自分の身に覚えのないページランク偽装をやらかしていた??という記事にしたことがありますが、意図しない形でGoogleが移転だと誤った判断を行い、ツールバーページランク偽装が自然発生したことがありました。

WP SEOブログで301やcanonical無しのドメイン移転でページランクが移るのか実験を行なっていたところ、リダイレクトを行わずにテキストのみで移転案内を行ったところ、移転の処理が行われ、ページランク偽装が自然発生が再現されたようです。

私のドメインに謎のTBPR偽装が発生した際、最初は理由がわからず相当悩みました。

Googleはかなり以前から「移転しました」の文字列とリンクを張ることにより、移転判断をしているようですね。

もちろん、SEOのセオリーどおりの正しい移転は301リダイレクトなことは間違いありません。

  1. 301リダイレクト
  2. canonicalで移転先を指定+ディレイありのmeta refresh
  3. 0秒meta refresh
  4. 移転告知+ハイパーリンク

良い移転の方法に順位をつけるとすれば上記のような感じになるでしょうか。

ただし、一般のウェブマスターは当ブログの読者とは違い、「301リダイレクト」「canonical」「meta refresh」など、聞いたこともないでしょうし、そんな手順が必要だと思いもしない方が多でしょう。

そのようなユーザーの運営しているサイトの移転も判断するGoogle、なかなかやりますな。

コンテンツのまとめ方

コンテンツが増えてくると、似たようなコンテンツが多くなり、ユーザーがどのコンテンツを見たら良いのかわからなくなるようなシーンがあります。

仮に検索エンジン上ではキーワードカニバリゼーション(キーワードの共食い)を起こしていなかったとしても、アクセスしてきたユーザーが次に見るべきコンテンツの判断が難しくなってしまっては、カニバリゼーションを引き起こしているといえます。

過去に書いた記事を上手にまとめる方法が、WEB戦略ラウンドナップのコンテンツのまとめ方の”おすすめと7つの手法”で解説されています。

おすすめはまとめページを作成するとのことです。

例えば、SEOのホワイトハットジャパンではWordPressインストール直後に入れておきたい21個+αのプラグインの記事で愛用しているWordPressのプラグインの紹介記事のまとめになっています。

また、【ロングテールSEO入門1】ロングテールSEOとは?その仕組みを解説の記事では、シリーズ物としてどの記事が検索経由の流入ページであってもシリーズの記事にアクセスしやすくしています。

既にあるページを1ページにまとめるのもいいですね。

当ブログは1記事の文字数が比較的多いので1ページにまとめづらいのですが、文章量の少な目の記事でカニバっている場合、1ページにまとめて更に濃いコンテンツに作り直すというのも良い方法だと思います。

手動ペナルティはほぼ確実に報告される

Googleのマット・カッツ氏いわく、手動ペナルティ(Google社内ではペナルティという言葉は用いらずにマニュアルアクションと呼んでいる)を課した場合、全てのウェブマスターにほぼもれなく、通知を送っているとのことがSEOJapanのGoogle、手動ペナルティをほぼ100%ウェブマスターへ報告という記事で翻訳されています。

手動ペナルティは相当にあくどい企みを持ったスパマーに課せられるペナルティで、通常のウェブマスターが手動ペナルティを食らうことはほぼないでしょう。

検索ランキングの大幅な降下は手動ペナルティの他に、アルゴリズムによって引き起こされるものがあります。(アルゴリズミックともいう)

アルゴリズムによって引き起こされるフィルタリングは、手動ペナルティではないので、再審査を送っても回復には至りません。

ページの問題点が改善されたとアルゴリズムが判断するように修正を行う他方法はありません。

検索順位が急降下したら、ペナルティを疑って再審査を送ってみるという流れは多かったですが、今後はペナルティの通知が届いた場合を除いて、再審査を送る必要はなくなったといえるでしょう。

例1:手動ペナルティの通知がきた→問題点を修正し再審査リクエスト

例2:ペナルティの通知は来ていない→問題点を修正し待つ

とりあえず再審査申請を出してみる という選択肢がなくなったのはわかりやすくなったといえるのではないでしょうか。

検索順位の真実は誰にもわからない

検索順位が一気に数十位も下がったら何かしらの問題を抱えている可能性があると予想できるが、3位だったものが5位になった理由は誰にもわからない。マット・カッツにもわからないという記事がSEOとその周辺の検索順位の真実は誰にも分からないという読み物が公開されています。

確かに意味のない質問で、答えなんて出しようがない質問です。

検索エンジンはブラックボックスだから誰にもわからないといっているわけではなく、検索エンジンは人間には計算できないような複雑な計算を常に行なっているからどれが原因かということは特定出来ないという意味です。

  • 1つのキーワードで多少順位が下がった→気にする必要無し
  • すべてのキーワードで軒並み下がった→何かしらの問題がある可能性
  • 1つのキーワードで順位が大幅に下がった→何かしら問題がある可能性
  • 日によって順位が相当数十位上下する→何かしらの問題がある可能性

こんな感じでしょうか。

Google検索小ネタ

にちゃんねるで話題になっていたGoogle検索の小ネタです。

検索窓に 999999..999999 と入れて検索すると、見たことのない画面が見られます。

別に999999..999999でなくても、666666..666666でもなんでもいいみたいです。

 

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