当ブログとほぼ同時期に解説されたSEO Imagination!というブログは皆さんもよくご存知だと思います。

ウェブマスターの伊藤公助さんが、貴重な事例を次々に公開する、非常に役立つブログとして有名です。

伊藤公助さんとは、Google+で非常に仲良くさせて頂いています。

SEO会社で働いていらっしゃった伊藤公助さんなのですが、この度、退職して、フリーランスとして活躍されることとなったそうです。
【お知らせ】2013年3月末で現在勤務している会社を退職します

伊藤さんもフリーランスになられたとのことで、今後は今より一層連絡を取り合って助けあっていければいいなと思っています。

伊藤さんはSEOに対してものすごい情熱をお持ちの方ですので、きっと成功すると思います。

今回はフリーランスのSEOのお仕事について、なんとなく思ったことを記しておこうと思います。

雑記ですので、この記事を読み進まれても最適化のヒントになることは出て来ません。

興味がある方のみお進みください。

フリーランスのSEO

SEOのお仕事

私も、フリーで最適化をメインとした仕事をやっています。

元は地元ネットワーク中心のなんでも屋さんみたいな感じだったのですが、気がついたらSEOが中心となっていました。

スパムではない普通のSEO(ホワイトハットSEO)を売りとはしていますが、コンテンツ提案や内部の最適化以外にもペナルティ解除案件や、クライアント様のご予算に合わせてWordPressを構築したり、デザインや広告の最適化などの作業をすることもあり、その内容は多岐に渡ります。

1つの作業ばかりやるわけではなく、日によって様々な作業を行いますので、やりがいはあります。

私の場合は、基本的に口コミでお仕事を頂いています。

制作側の方から最適化のお仕事を頂く、孫請けのような形が多いです。

営業活動を行わなくてもいいというところは、非常に助かっていますし、ノースパムな最適化について理解のある方々とお付き合いさせていただいていますので、非常にやりやすいです。

自分が得意なサービス提供

なんとか順位を上げたいのでリンクを張ってくれといわれても、無理なものは無理ですし、やりたくないものはやりたくないと断っています。

最適化作業というのは、マークアップの見直しや、リンク構造の見直し、コンテンツをコツコツと積み上げるといった、地味な作業です。

最初にざっくりとした改良案を提示して、
「そういうのはちょっとなー。普通に**というキーワードで1位になるだけでいいんだけど」
という感じのお仕事は、その時点でお断りしています。

コンテンツ提案と、細かな最適化が私の得意とするところです。

分不相応な「**というキーワードで何位」というお仕事は請けていません。

ある程度自由に仕事を選べるというのは、会社勤めの方からは羨ましがられます。

フリーランスのメリットとデメリット

フリーランスのメリット

  • ある程度の自由が得られる
  • 通勤時間がなくなる
  • 髪の毛不要

先程も述べたように、自由に仕事を選べるというのはメリットでしょう。

SEO会社に勤めている場合、営業がややこしい仕事をとってきて、嫌々作業をすることもあると聞きます。

また、仕事を選べるというのもメリットです。

これは、自分がやりたい仕事だけ選べるということで、儲かる仕事ばかり選ぶこともできますし、安くてもやりがいのある仕事を選ぶこともできます。

自宅で開業すれば、会社に通勤する必要もなくなります。

通勤時間や、スーツを着る時間も不要です。
最適化の作業に充てることができますので、時間を最大限に有効活用できます。
ちなみに私は、はんぺんを羽織って、下はジャージでめちゃくちゃリラックスしながら、時にはを撫でつつ、最適化作業を行なっています。

以前、テレビでやっていましたが、Amazon.comで働く人は、犬を連れて出勤してもいいそうです。
犬がいるだけでリラックスできて、作業効率も上がるのでしょう。
しかしながら、日本では犬を連れて出勤できる会社は少ないと思いますし、もしあったとしても、そのようなユニークな企業が私を雇ってくれる可能性は0に等しいので、フリーランスしかないなと思います。

また、髪の毛も不要になりますので、髪の毛も最適化して丸坊主にしています。

フリーランスのデメリット

  • 社会的信用は低い
  • 仕事を取ってくる必要がある
  • 土曜日曜関係なし

ローンで家を建てようとしたことがありませんので予想ですが、社会的信用は低いのではないでしょうか。

今住んでいる借家やクレジットカードの審査くらいは通りましたが、大きな融資は受けられないかもしれません。

また、仕事を会社が用意してくれるわけではありませんので、ウェブサイトで集客したり、知り合いに仕事を紹介してもらうといった形で、自分で営業しなければなりません。

やったらやった分だけ自分の儲けになりますので、土曜日曜もスイッチを完全にオフにするのは難しくなると思います。

私は週に1回くらいのペースで飲みに行ったり、何ヶ月かに1回、2~3日旅行に出るといった方法でオフを作り、それ以外は特別な用事がない限り、休みは設定していません。

とはいえ、これは、人それぞれの仕事のペース配分でしょうから、必ずしもデメリットというわけでもないですね。

最適化を行う拠点

多少の向き不向きはありますが、SEOを行うのに場所は関係ありません。

インターネットの回線さえあれば、どこでも最適化は可能です。

伊藤さんは札幌を拠点とし、北海道を中心としたSEOを展開されるのだと思います。

私は兵庫県の西宮市に拠点をおいていますが、この西宮市というのは案外、いい塩梅の地域でもあります。

日本で一番有名なSEOエンジニアであるとか、東京で一番のSEOエンジニアというのになるのは難しいですが、西宮で一番やり手のSEOエンジニアであるとか、神戸市を含む兵庫県のSEOエンジニアの中で五指に入るといった辺りを狙う分には、十分に手が届く範囲であると思います。

激戦区をあえて外して、狭い地域の中で有名になるという考え方です。

西宮で一番有名なSEOエンジニアになれたとすれば、それだけでも、仕事の可能性は飛躍的に広がるでしょう。

フリーランスに必要なスキル

  • SEOの知識
  • インターネット全般の知識
  • 人付き合い
  • ブランディング

まずSEOの知識が必要となりますが、ひと通り理解しておけば問題はないと思います。
現在のSEOに、テクニック的なものはほとんどありません。

インターネット全般の知識も、あればあるほどいいでしょう。

アクセス解析、PPC、HTMLやCSS、JavaScript、Perl、PHP、WordPress、Movable Type、Unixなどなど。

どれも専業レベルまで高める必要はありませんし、すべてを極めることは不可能です。

どれもざっくりとで結構ですので、どのような役割を担っていて、どのようなことが出来るということを理解して全体が見渡せるようになっていると有利です。

人付き合いというのは大事です。

信頼を裏切らないように心掛け、頂いた対価を超える満足を提供することにより、お客様との末永いお付き合いが可能となります。

最も大事なのはブランディングではないでしょうか。

住太陽さんがセミナーでもおっしゃっていましたが、オーソリティを目指し、SEOを自分自身に使い実力を示すことが重要です。

自サイトで自分の実力を見せるからこそ、コンサルティングの内容に説得力が生まれます。

最も手っ取り早い方法が、自分メディアの運用です。
当然、当ブログもその役割を担っています。

お客様は運営サイトを見て、仕事を依頼するかどうかを判断します。

自分メディアを繁盛させることが、フリーランスのSEOエンジニアの最も大事な仕事だとさえ思います。

関連記事

コンテンツにコツコツと追記を行ったサイトのアクセス倍増事例
ブログの記事のストックを作るメリットとデメリット
ブログの書き方で重要な、ボリュームのある文章を書く記事作成方法
Webサイトの表示速度は速ければ速いほどいい
ホッテントリ入りしたことにより再認識したSEOの重要なポイント
住太陽氏のセミナー「Webクリエイターに足りない、本当のSEOスキル」の感想
オーソリティサイトとハブサイト
価値が低いと考えられるコンテンツの取り扱い方
ビッグキーワードとは
そこから一手間掛けてコンテンツの価値を大きく高める1つのポイント