当ブログでも何度も書いていますし、様々なサイトでも解説されていることですが、SEOを行うにはコンテンツが必要です。

コンテンツを公開する際には、適当なコンテンツをやっつけ仕事で公開するよりも、良質なコンテンツを公開するほうが、はるかに効果が高いです。

ですので、SEOで重要なものはコンテンツと叫ばれているわけですが、「コンテンツを作れと言われても、何を作ればいいのかわからない」とおっしゃる方は多いです。

SEOのホワイトハットジャパンの電脳社員、白野おぷちがコンテンツを作っているイラスト
(画像はクリックで拡大)

今回の記事では、コンテンツの作り方の考え方やヒントを解説いたします。

コンテンツの作り方

良質なコンテンツとは

良質なコンテンツとは、そのままの意味で、良いコンテンツです。

ウェブサイトには、価格表やサービス内容が記載されているページがありますが、そんなものは良質なコンテンツではありません。

もちろん、必要だから記載されているものでしょうから、noindexにしなければいけないほど低品質なものではありませんが、少なくとも良質であったり、高品質と呼べるものではありません。

価格表やサービス内容のページは必要なコンテンツでしょうから作るとして、それに加えどれだけ沢山の良質なコンテンツを用意できるかどうかが、SEOの鍵となってきます。

カタログ的な役割だけに留めるのであれば、会社やお店の名前や場所、電話番号、取扱商品(サービス)、価格などが記載されていれば十分でしょう。

SEOを利用して中長期的な集客を行わないのであれば、それで完成です。

余力があればPPC広告を出稿すればいいでしょう。

しかし、SEOを用いて潜在客を呼び寄せ、中長期的な観点でファンや顧客へと育成するには、良質なコンテンツが必要不可欠です。

良質なコンテンツかどうかを決めるのはユーザー

「良質なコンテンツを常に作り続けている」と自信満々に答えられる方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。

私は恐れ多くも、そんなことは口には出せませんし、口に出してしまったら思い上がりもいいところだと思います。

良質かどうかを自分自身で決めることは難しいですが、ユーザーに愛されるコンテンツ、好まれるコンテンツは良質であることが多いと言えるでしょう。

売り込みをやめよう

ユーザーに愛されるコンテンツが良質なコンテンツと定義すると、カタログのようなページは良質なコンテンツになりにくいと言えます。

ECサイトなどは、売り込みのページで構成されていることが多いため、良質なコンテンツとして仕上げるのが難しいといえます。

SEOで集客するのならば、売り込み色を極力排除して、良いコンテンツを多数公開していくべきです。

「うちのサービスや商品を利用してもらわなくてもいいから、無料で公開している情報を役立ててくれ」というスタンスでコンテンツを公開するといいでしょう。

ECサイトの場合、この商品を使えば自分が抱えている問題点や不便に思っている点を改善できるのかといった答えをいかに多く載せるかが、良質なコンテンツになるかどうかの分かれ目です。

ここで売り込み色を強めすぎると、良質なコンテンツ作成としては失敗してしまうところがECサイトの難しいところです。

その道のプロがコンテンツを作れないわけがない

お店でも会社でも構いませんが、商売を行なっている以上、その道のプロであることは間違いありません。

その道のプロだからこそ作ることができるコンテンツは、良質なコンテンツとなる素質を兼ねそろえていると言えるでしょう。

その分野のプロであるからこそ知りうる情報は、まさに宝の山です。

コンテンツ=売上に直結させるランディングページという考え方を捨てて、知りうる情報をひたすら公開し続けるのが、良質なコンテンツを作るコツです。

全てのコンテンツが、大勢のユーザーに評価される優れたコンテンツになるわけではありませんが、手を抜かずにいくつものコンテンツを公開していけば、多くの人に愛されるコンテンツが生み出される可能性が高まります。

  • 自分が持っているノウハウをすべて出し切る
  • コンテンツ作成時に手を抜かない
  • ライバルサイトよりも圧倒的に優れた内容に仕上げる

上記の三つのポイントを心掛けておけば、良質なコンテンツと認められるものが出来上がる可能性は高まりますし、少なくとも、低品質の烙印を押されるようなものに仕上がることは絶対にありません。

こんなんコンテンツにするまでもないしょうもない事や

私の関係しているサイトの方も、「こんなこと誰でも知ってるのではないですか」「こんなこと、わざわざコンテンツにするほどのものですか」とおっしゃいます。

プロからすれば、ごく当たり前のことなのかもしれませんが、多くの検索ユーザーは、知らないから検索するわけです。

知らないから検索するわけですから、その文脈に合わせたコンテンツを用意していない限り、アクセスは0です。

本人に凄い実力やノウハウを持っているという自覚がないために起こる、SEOでありがちなミスです。

  • 私は知っている
  • 私はこうやっている

プロだからこそ知っている情報は非常に価値があるものです。

一歩引いて、「ひょっとして普通の人は、知らないのではないか」と考えながら、コンテンツを作っていくといいでしょう。

役に立つ情報を載せよう

載せるべき情報は、役に立つ情報です。

今回たまたま思いついた、畳屋さんのコンテンツでご説明します。

  • 高品質 畳
  • 格安 畳
  • 即日仕上げ
  • 大阪市 畳

上記のようなキーワードで狙う場合は、PPCと最適化されたランディングページの組み合わせで狙うのが、最も効率がいいでしょう。

  • 畳 メンテナンス方法
  • 畳 長持ちさせる
  • 畳 醤油をこぼした

SEOが得意とするコンテンツは、上記のような直接売上には結びつきにくいキーワードです。

畳を長持ちさせる方法を解説して、ユーザーの役に立ちます。

一度訪れたユーザーは、それらのノウハウを参考にしながら、畳のメンテナンスを自分で行うでしょう。

すぐには売上に結びつきませんが、ユーザーはメンテナンスのたびにそのページヘと訪れることでしょう。

ユーザーは半年後、1年後、もしかしたら3年後かもしれませんが、メンテナンスではどうしようもなくなり、張り替えるしかないとなった時に、「今までメンテナンス方法を学んでいた畳屋さんのサイトがあったな」と思い出します。

そこで初めて、そのサイトの取り扱っている畳の品質や、価格、取り扱い地域等に興味がわき、それらの高品質とはいえない、売り込みのコンテンツを目にするわけです。

悩みを解決したい検索ユーザー→ファン→客 へと長い時間を掛けて変化していくわけです。

役に立つ情報を載せておいて検索ユーザーの役に立つことにより、将来、自分の元に返ってくるという寸法です。

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