メインサイトだけでは物足りないので、サテライトサイト(衛星サイト)も作ってみたいという方や、そもそも、サテライトサイトって何? という方に向け、サテライトサイトの集客効果と、有効に活用する方法を解説していきます。
いわゆる被リンク供給目的の低品質なサテライトサイトを作って自作自演でリンクを供給する仕組みを解説する記事ではありません。
そのようなサテライトサイトは本来の意味のサテライトサイトの存在意義とは異なります。
本当にアクセスやコンバージョンに繋がるであろう考え方を解説していきますので、強いコンテンツを作って幅広い集客をしてみたいと考えてらっしゃる方は参考にしてみて下さい。
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サテライトサイトとは
サテライト(衛星)サイトとは、メインサイトの周囲に衛星いる衛星のようなイメージをもって頂ければわかりやすいのではないでしょうか。
メインサイトと近い存在ではあるが、別物でもあります。
メインサイトと違った切り口から集客を試みる関連サイトのことです。
当ブログで定義するサテライトサイトとは、「単純な自作自演の被リンク供給目的」ではなく、「メインサイトとは少し違ったテーマ」や「メインサイトとは違った属性のユーザー」、「メインサイトでは集客しづらい細分化されたテーマ」で集客を行い、メインサイトへ送客するサイトのことです。
「被リンクを提供したいから作る」のではなく、「メインサイトでは拾えない(扱いづらい)キーワードで見込み客を集め、メインサイトへ送客する事」が目的となります。
なお、サテライトサイトを独自ドメインで作るべきか、サブドメインで作るべきか、サブディレクトリで作るべきかという疑問については、サテライトサイトを作る場合、独自ドメイン.サブディレクトリ.サブドメインのどれがベストかの記事で解説しておりますので参考にしてください。
サテライトサイトの意義と考え方の基本
メインサイトに送客する為に作るのがサテライトサイトやサテライトブログですから、全く関連性のないサテライトサイトで成功する事は難しいでしょう。
しかし、難しいだけで、不可能ではありません。
例えば会社の社長が「社長ブログ」を書いて、読者の心をひきつける内容あったり、社長自身にカリスマ性があったりすれば集客できないことはありません。
が、世の中の多くの社長が「社長ブログ」ですべっているのを見る限り、相当難易度は高いと思います。
一般の読者は、よくわからない会社の社長の経営論や夢に興味はありません。
とはいえ、細かい解説を行う専門家を目指すか、カリスマをもった芸能人のようなキャラクターを目指すか、ユーザー目線で親しみやすいキャラクターを目指すか、方法は様々ですので、ご自身にピッタリな方針で行っていくといいでしょう。
基本的には関連性の高い内容の記事を書いて行くのが良いと思います。
例えばお寿司屋さんのサテライトサイト(スタッフブログ)だとすれば、寿司職人が使っているこだわりの包丁を写真付きで紹介してみたり、今が旬の地元産の魚の紹介、地元の漁港の紹介、届いたばかりの魚を捌く流れを解説してみたり、魚の生態を解説してみても良いでしょう。
トリマー(犬の床屋)のブログなら、今日カットして可愛くなったワンちゃんの写真を紹介したり、とってもおとなしくて良い子でしたといった内容を書いていくと良いでしょう。
例:本日の1人目お客様は西宮市からお越しのA様のサブロウちゃん(トイプードル2歳)です。トリミング中もおとなしくて、本当におりこうさん。テディベアカットが良く似合っています。[画像]
文字に背景色がついているところがロングテールで狙うキーワードとなります。
このようにしておけば、キーワードで検索してきた方がトリマーの人となりを知る事もできますし、実際の腕前を写真で見る事も出来ますので、条件に合致すればメインサイトページへとアクセスし、予約や問い合わせといった行動を取るでしょう。
たまたま見かけた上手いサテライトサイト
私は4月からボーダーコリーを飼い始めたのですが、めちゃくちゃ元気に動きまわるのでコンパクトデジタルカメラではシャッターが追いつきません。
どうせならもっと綺麗な写真を撮影したいとも思い、デジタル一眼レフカメラを購入しました。
初めての一眼レフのカメラなので標準のレンズで最初は満足していたのですが、しばらく撮影しているうちに望遠レンズも欲しいなと思うようになり、一眼レフのカメラのレンズを中古で買ったら安いのではないかと考え、適当に検索していたところ、古いレンズのカビやクモリはどれだけ影響するか?(その1)という記事に辿りつき、何となく読んでいました。
私は中古カメラのレンズがどのようなものなのかを知りたい一心でサイトを見ていたので気付かなかったのですが、内部リンクの張り方が上手なので質の高いアフィリエイトサイトなのかなと思っていたのですが、冷静に見るとドメインも、ヘッダー画像もスルガ銀行になっていますね。(ファーストビューで全く目に入っていませんでした。人間、無意識のうちに興味のない場所は見ないようにできておりますな)
画像もふんだんに使われており、説明も丁寧。共起語も意識してライティングされており、ブログのカテゴライズも見事。
SEOのテクニック的に見ても、記事の質、ボリュームを見ても素晴らしいサテライトブログになっていると思います。
私は安物のカメラで十分ですし、レンズもそれ相応のレンズで十分でしすが、本来、高級なカメラや何十万円もするレンズの購入を考えている人が対象となっているのでしょう。
散々記事を読み進めていけば、高級レンズの購入意欲は高まり、最後の最後で、スルガ銀行がお手伝いできることはこちら。と、離脱させる見事な作りになっていました。
このスルガ銀行のサテライトブログを見て得た事は、サテライトブログもクオリティを高めてこそ、始めて効果を生むようになるということでしょう。
メインサイトと同じ情熱で作成する必要がある
先ほどのスルガ銀行の事例を見て頂いてもわかってもらえるかと思いますが、サテライトサイト=被リンク供給用の手抜きサイトではないということです。
逆にいえば、メインサイトに勝るとも劣らない愛を注いで作る事ができれば、メインサイトとは違った切り口で別のニーズに応えることの出来る集客の可能性を秘めています。
私もこのホワイトハットジャパンブログのサテライトサイト的なブログを作ろうと計画中ですが、手抜きだとか、リンク供給用のコンテンツだと思われないような力の入ったブログを作成したいと思っています。
サテライトサイトとは、メインサイトには無い「売り」や「強み」があってこそ、始めてその存在が認められるというものでしょう。
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