今週公開された参考になるSEO関係の記事を5つピックアップして、ご紹介と感想を述べたいと思います。
SEO目的の相互リンクはリスクが高い、FAQや用語集ページでマイナス評価を受けないために気をつけたいポイント、画像の表示を高速化させるTIPS、301リダイレクトはペナルティを引き継ぐ、シリーズ連載リンク構築6ヶ月計画の5記事になります。
どの記事も参考になったり、新たな気付きを与えてくれる素晴らしい記事です。
是非、確認しておくことをお勧めいたします。
ピックアップした記事
- SEO目的の相互リンクはやめましょう
- FAQや用語集ページでマイナス評価を受けないために気をつけるポイント
- 画像の表示を高速化させる5つの方法
- 301リダイレクトはマイナス評価も引き継ぐ
- 6ヶ月掛けて行っていくリンク構築の1つのシナリオ(4~6ヶ月目)
SEO目的の相互リンクはやめましょう
当ブログではSEO目的の相互リンクは採用しておりませんし、お勧めもしていません。
理由は色々ありますが、相互リンクがランキングの向上に役立つものだとあまり思えないことや、相手のサイトがペナルティを受けてしまった場合、リンクを張っている側にも影響が出る事などがあるからです。
SEOとその周辺の頼るべきは自分の力だという記事では、検索ランキングが上がらない時にGoogleのアルゴリズムに対して文句を言うことは不毛だということや、ページランクを転送する目的で相互リンクを結ぶことはリスクが高いといったことが解説されています。
検索エンジンの評価を高める目的で繋がる相互リンクは、Googleのウェブマスター向けガイドラインに違反する恐れがあります。
- 過剰なリンク交換
- 相互リンクのみを目的としてパートナー ページを作成すること
相互リンクという仕組みは上記の違反に該当する可能性が高いと思われます。
検索エンジンの性能が今ほど高くなかった時代は、互いのページをリンクしあいアクセストレード(アクセスを送りあう行為)は一般的でした。
また、ウェブサイトの管理者同士の友情の証として、相互リンクという仕組みは用いられていたと思います。
相互リンクは手軽にできるSEOという間違ったイメージをお持ちの方は多いかもしれませんが、本当にユーザーのために設置されているリンクなのかということをよく考えると答えはでるでしょう。
FAQや用語集ページでマイナス評価を受けないために気をつけるポイント
FAQや用語集のページは、あったらあったで便利な場面もありますが、低品質なコンテンツになりやすいという側面も持っています。
WP SEOブログのFAQや用語集のアクセス数~SEO目的なのかユーザーの為なのか~という記事で、低品質とみられないために気をつける点が解説されています。
記事の中でWP SEOブログのパシフィカスさんが実際に公開している用語集が紹介されていますが、実際に見たら「なるほど!」と納得できる素晴らしい用語集になっています。
品質の低い記事を公開してしまうと、せっかく作りこんだ他のコンテンツの評価まで下げられる恐れがあります。
パンダ・アップデートが日本に導入されたいま、その影響は以前よりも顕著にあらわれるといえます。
私も過去に、低品質だと思われるコンテンツの全体の比率が高まったことが原因と思われるアクセス低下事例をいくつか見たことがあります。
用語集のページも立派な読み物だと自信を持てるくらい作り込むのが一番良いと思いますが、それが難しいのであれば、自信のないコンテンツはnoidexにするといいでしょう。
画像の表示を高速化させる5つの方法
ウェブサイトの表示速度は、速ければ速いほど良いです。
サイトの表示が遅いせいでイライラする人はいても、サイトの表示が速すぎて怒る人はいません。
海外SEO情報ブログの画像表示を高速化してサイトパフォーマンスを向上させる5つのTIPS では、画像の読み込み速度を短縮させる方法が解説されています。
- 画像の容量を小さくする
- width属性とheight属性で表示サイズを小さくしない(縮小表示させたい場合はリサイズしよう)
- キャッシュを使う
- 画像ファイルを別のサーバーに置く
- CSSスプライトを使う
上記のやり方がわかりやすく解説されています。
表示速度アップは取り組めば確実に結果が出ますので、少しでも快適に表示できるようにサイトをチューニングしていきたいところですね。
301リダイレクトはマイナス評価も引き継ぐ
本来、こういう移転をしなければならないこと自体が問題なのですが、ペナルティを受けてしまって復帰が難しくなったドメインを捨て、新たなるドメインで再出発する際のポイントになる301リダイレクトの注意点が、SEO Imagination!の【実験報告】301リダイレクトでは不自然なリンク警告からは逃げられないという記事で解説されています。
過去に取り返しが付かないほどのリンク周りのスパムを行ない汚染されたサイトの内容を新たなドメインに移して運営する際、301リダイレクトを行うと、ペナルティ要因まで移転されてしまい、元の木阿弥になる可能性が高いという実験結果が出たようです。
なお、この実験用のペナルティを受けたドメインは、SEO Imaginationの伊藤さんがペナらせたものではなく、ペナルティを受けたドメインをお借りして実験しているとのことです。
SEOに携わっている人間ならば、ペナルティから生還したいという依頼を受けることはありますので、知っておくべき挙動といえるでしょう。
- 301リダイレクト:ペナルティを受け継ぐ
- X-Robotsでnofollowを指定して301リダイレクト:ペナルティは受け継がない
- 移転しましたというメッセージと共に移転先のnofollowリンクを置く:ペナルティは受け継がない
- 移転しましたというメッセージと共に移転先の通常リンクを置く:おそらくペナルティを受け継ぐ
つまり、新しいドメインで再スタートしたい場合には、X-Robotsでnofollowを指定して301リダイレクトするのが、前のドメインにアクセスしたユーザーにストレスを与えることなく新たなドメインへ転送できますのでベストな選択に思えます。
6ヶ月掛けて行っていくリンク構築の1つのシナリオ(4~6ヶ月目)
SEOmozのリンク構築のシリーズ記事の既存サイトのリンク構築6か月計画の最終回がWEB担当者フォーラムの既存サイトのリンク構築6か月計画【4か月目~6か月目】実践コンテンツ資産の増強&周知で翻訳されています。
リンク構築シナリオの4ヶ月目~6ヶ月目について語られています。
メールで自分のコンテンツを共有してもらえるように働きかけたり、自らゲスト投稿をおこなったりと、日本の文化に馴染みづらく感じる手法もありますが、アプリや無料ソフトなどを委託して作ってもらいそれらを公開するという、アイディアとそれなりの資金があれば取り組めそうな手法も解説されています。
競合他社が作りこめていないテーマを見つけたら、それらを超えるコンテンツを作成するというのも、リンクビルディングという考え抜きでも有効です。
参考にできそうな手法があれば、是非試してみてはいかがでしょうか。
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