今週に公開された興味深いSEO関係の記事を4つご紹介いたします。
8月に行われたGoogleの検索品質改善のアルゴリズムについて、詳しい知識がない人がコンテンツを作成する時にチェックしておきたい項目、ページレイアウト分析アルゴリズムが更新、検索結果の品質評価を行う人物への独占インタビューの4記事のご紹介と感想をお送りいたします。
ピックアップ
8月に行われた検索品質の改善
GoogleがInside Searchで公表した8月に行われた検索結果の改善内容が、海外SEOのGoogle、8月と9月に行った検索品質改善を公表。目立った更新や変更はなし。という記事で翻訳され、鈴木謙一さん独自の解説もまじえ公開されています。
これといって目立った変更点は無いように思えます。
パンダアップデートの更新が行われていますが、一般のウェブマスターにはほとんど影響がないと思われます。
Googleはアルゴリズムのアップデートを繰り返し、常に変化していますので、アルゴリズムを追いかけるよりも、アルゴリズムが変わっても影響を受けない強いサイト作りを意識していきたいところです。
知識がない人がコンテンツを作成するときのチェックポイント
WEB担当者がコンテンツを作る際、その事業内容などを詳しくは知らない場合があります。
知識量が少ない状態で良いコンテンツを作る考え方のヒントが、SEO村の徒然blogの知識がない人がコンテンツを作るときにチェックする4つのポイントという記事で解説されています。
- 自社の強みを知る
- 競合の強みを知る
- ユーザーにとって有益な情報を数多く揃える
- 魅力ある見せ方
これらを掘り進んで考えていくことにより、他社よりも優れたコンテンツを作ることが可能だといえるでしょう。
自社の強み(弱み)を知り、他者の強み(弱みも)知ることにより、優れた売り込みの方向性を見出せるでしょうし、長所は生かし、欠点は克服していけば良いでしょう。
ライバルサイトををみれば、ライバルサイトの優れた点がたくさん見えてくると思います。
ユーザーにとって有益な情報をライバルサイトよりも詳しく、たくさん揃えることができれば、優位に立てます。
いきなり最高のページを作るのは難しいですが、行動を起こし最高のページを目指して実践していってもらいたいと思います。
最高のコンテンツを目指して作り続けていれば、知らない間に知識不足だった担当者の知識量も増えていくのではないでしょうか。
ページレイアウト分析アルゴリズムが更新されました
2012年10月9日にページレイアウト分析アルゴリズムのアップデートが行われたようです。
SEMリサーチの米Google、ページレイアウト分析アルゴリズムを更新、英語検索結果の0.7%に影響で解説されています。
ページレイアウトアルゴリズムとは、ファーストビューに大切な情報が載っていなかったり、広告で埋め尽くされているページの評価を下げるアルゴリズムです。
ユーザーにとって使い勝手の良いサイトを心掛けて作成すれば、ファーストビューが広告まみれになったりはしないはずですが、ページ作成者の使っているパソコンの解像度では広告過多にはなっていなくても、スマートフォンや、今でも使われている低解像度の旧式モニタの場合、広告等の締める割合が高くなる場合がありますので、低解像度での見え方も意識したほうが良いかと思います。
Googleの品質評価を行う人物への独占インタビュー
少し前に、Google品質評価ガイドラインが流出しましたが、それらのガイドラインを用いて品質評価されている方への独占インタビューが、SEOJapanのGoogleの検索結果の品質評価をする人物への独占インタビュー で翻訳され公開されています。
品質評価とは、Googleのアルゴリズムがどの程度まともに働いているのか、チェックする作業のことです。
品質評価者が目視でサイトの点数を決め検索順位を上げたり下げたりしているわけではありません。
実際、かなり厳しく、そして詳しく見ているようです。
Googleは常に検索結果を改善していこうと努力しています。
いまだ低品質だと思われるサイトが上位表示されることはありますが、そのようなサイトはいつランキングを大幅に下げるかわからない恐怖と毎日戦っているはずです。
アルゴリズムで一喜一憂することのない高品質な愛されるサイト作りを今後も心がけましょう。
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