2013年3月の4週目に公開されたSEO関連の優れた記事、興味深い記事をピックアップしました。
SEOで様々な層へリーチする方法、パンダアップデートの最後の更新が導入か、SEO関連の質問6つ、将来リファラが見られなくなったら、有料リンクについての5記事のご紹介と感想をお送りします。
まだご覧になられていない記事がございましたら、ぜひ、目を通しておくことをお勧めします。
ピックアップ
SEOでファインダビリティを高め様々な層へリーチする方法
「キーワードがない」「検索数が少ない」ページを最適化しても、検索エンジンからの流入は期待できないため、最適化は不要なのか。他にやり方はないのかという疑問に答える記事が、SEOとその周辺のSEOは基本的には必要であり可能であるで公開されています。
ファインダビリティとは、情報の見つけやすさです。
サイト名や提供サービス名で検索された際に1位で表示されれば、ファインダビリティが確保できていると言えます。
リスティングは今すぐコンバージョンにつながらない客を集めれば集めるほど、費用対効果が悪化する。
今欲しい! と思っている人に必要な商品、サービスを届けるには、PPC+購入すべき理由をダイレクトに訴えかけるランディングページという組み合わせが最適でしょう。
SEOが得意とするのは、すぐには商品の購入に結びつかない層へリーチし、認知してもらい、機会があれば何度でも足を運んで頂き、将来的には顧客になってもらうという方法です。
手間は掛かりますが、SEOの得意分野の1つといえるのではないでしょうか。
最後のパンダアップデートが導入済みか
低品質なコンテンツの比率が高いサイトをフィルタリングして、検索順位の上位に表示させない為のアルゴリズムがパンダアップデートです。
海外SEO情報ブログのGoogle、手動での最後のパンダアップデート更新を実行済みか (2013/3/15)によると、Googleからのパンダアップデートを実行したアナウンスは出ていないようですが、比較的大きめの順位変動が見られることからも、パンダアップデートが実行された可能性が高いとのことです。
今までのパンダアップデートは、周期的な更新作業が毎月1度くらい行われていましたが、今後はメインのアルゴリズムに統合されるようです。
いうなれば、パンダアルゴリズムでしょうか。
パンダの影響を受けたかどうかは、パンダアップデートが更新されたタイミングでアクセス解析を眺めればわかりやすかったのですが、今後はその方法はとれなくなります。
しかし、問題のあるコンテンツを修正すれば、パンダアップデートの次回の更新を待たずに、すぐに検索順位に反応が返ってくるようになります。
アクセスが下がった!!=パンダかも!? と判断するのが難しくなりますので、低品質なコンテンツや重複コンテンツが生成されないように、気をつけておきましょう。
答えにくいSEO関連の質問6つ
SEO Imagination!のSEO業者として答えにくかった質問6つという記事で、聞かれても答えにくい質問に対する見解が6つ掲載されています。
面白い質問が6つありますので、私もその質問に乗っかってみようと思います。
- ○○のキーワードで△△のサイトよりも上にして下さい。
→競合を圧倒できるサイトにしましょう - 明日までに1位にしたいのですが可能ですか?
→ヒント:PPC - 何でリンクもコンテンツも、うちのサイトの方が良いのに、何で変なサイトに負けているの?
→同業他社のコンテンツとの比較なら、たまたま負けているだけかもしれません。全く違ったタイプのサイトに負けているのはQDD(検索結果の多様化)の影響でしょう。例えばコーポレートサイト枠と、技術解説系の枠は別枠になります。 - 今のSEOってやっぱりリンクですか?
→リンク一辺倒でもないように感じます。もっと重要なのはオーソリティだと思いますが、オーソリティが高まるとリンクも増えるでしょうから、単純に比較はできません。 - 何で1位になったのに、全然アクセス数が増えないんですか?
→そもそも大したアクセスにならないキーワードでの1位を希望して来られる方は結構いらっしゃいます。参考:検索順位が下がったのにアクセスがあまり下がっていないパターン
もしリファラが全く見られなくなったら
SEOJapanのもしもリファラーデータが100%見れなくなったらという記事で、もし今後、アクセス解析で検索リファラが取得できなくなったらどうすればいいのだろうかという記事が翻訳されています。
以前にサイトテーマによるnot providedの割合の違いの記事でご紹介しましたが、サイトのジャンルにより、not providedが多いサイトもあれば、今のところさほど大きな影響を受けていないサイトもあります。
しかし、今後もnot providedは徐々に増え続け、減ることはないと考えられるでしょう。
今後はGoogleAnalyticsのデータ以外にも、ウェブマスターツールのデータも利用しながら、分析を行なっていく必要性が増しています。
ウェブマスターツールのデータは、GoogleAnalyticsではnot providedで隠されてしまっているデータを見ることができますので、サイトの分析や新しいコンテンツをひらめくきっかけとして利用していくことをお勧めします。
ウェブマスターツールの導入方法はウェブマスターツールの登録と導入方法で解説していますので、まだ導入されていないかたは、ぜひ導入しておきましょう。
有料リンクの対処方法
検索エンジン最適化(SEO)情報ブログの有料リンクとは?そして対処法は?という記事で、有料リンクがどのような問題を引き起こすのかが解説されています。
有料リンクは要するに、サクラやステルスマーケティングと同じようなものだといえるでしょう。
例えば飲食店にサクラ客をたくさん並べさせ、繁盛しているように見せかけることにより、美味しい料理を提供している店と見せかけることができます。
それと同じで、様々なサイトからのリンクを購入することにより、様々なサイトから評価されている優れたウェブページだと検索エンジンに思い込ませることができ、本来、上位にいるべきはずのページを下位ヘと追いやってしまい、検索エンジンの使い勝手が悪化してしまいます。
Googleはユーザーに検索機能を使ってもらったついでに広告も利用してもうらうことにより収益をあげています。
検索結果の上位に、有料リンク購入で品質の低いページが多数表示されるようになった場合、検索ユーザーはGoogle検索の精度に不満を感じ、Google検索の利用をやめてしまうことになります。
そうなってしまうと、Googleの広告収入が減ってしまうことになりますので、Googleは有料リンクは厳しいペナルティを与えることにしているわけです。
robots.txtの指定で、検索エンジンのクローラーに対して.txtに記載したURLへのアクセスを禁止にできます。こうすることで、リンクの評価の受け渡しができなくなります。2010年の記事と古いため、今でも有効であるのかは不明です。もしこの方法で対処した方はご報告頂けると幸いです。
とのことですが、ウェブマスター ツール ヘルプで
- rel=”nofollow” 属性を <a> タグに追加する
- robots.txt ファイルによって検索エンジンからブロックされる中間ページにリンクをリダイレクトする
と紹介されていますので、どちらでも構わないでしょう。
robots.txtでブロックしたページへ、クローラーはアクセスできませんので、ページランクを渡すことはありません。
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