2013年6月の4週目に公開されたSEO関連の記事をピックアップしました。
SMXでマット・カッツ氏が語ったSEOの重要な発言、札幌で開催された住太陽氏のセミナーのレポート、ベストなタイトル、descriptionを調査する方法、コンテンツの重要な部分をソース上位においてCSSの回り込みを使い見た目を整える手法は今はもう意味がないの計4記事のご紹介と感想をお送りいたします。
どの記事も大変、興味深い記事ばかりですので、お時間がある方は全ての記事に目を通しておくといいでしょう。
ピックアップ
- マット・カッツ氏が語るSEOの重要な発言
- 住太陽氏のセミナーの感想
- ベストなtitleやdescriptionを調査する方法
- CSSの回り込みを使ってコンテンツを並び替えてもランキングで有利になったりはしない
マット・カッツ氏が語るSEOの重要な発言
SMX Advanced SeattleのAsk the SEOsのセッションでGoogleのマット・カッツ氏が語った内容が、海外SEO情報ブログの著者情報の正しい使い方、Googleの検索結果は広告ばかり? などマット・カッツからの重要発言×5+1 from #SMX Advanced 2013で解説されています。
コンテンツには日付をいれよう
コンテンツには日付を付けるべきというところは、確かにその通りだと思いました。
情報を調べている人はいつ頃公開された記事なのかというところも気にしているところだと思います。
アフィリエイトブログなどで、本来、日付表示の機能もあるはずなのに、わざと外しているサイトを見かけることもあります。
ユーザー目線でいうと、やはり更新日の日付は欲しいところですし、「キーワード+2013」といった感じで、新しい情報を検索される方も多いので、公開日の日付と最終更新日の日付は表示しておくことをお勧めします。
アフィリエイトサイトから張られたリンクは悪い影響を与えるか
これはアフィリエイトを出稿する側の質問かと思いますが、アフィリエイトリンクを出稿することにより、スパミーなサイトからアフィリエイトリンクを張られることがありますが、アフィリエイトリンクは上手に検出できるようになっているとのことですので問題はなさそうです。
ただし、一般的なASPのサーバーを経由してリダイレクトさせるタイプのものなら問題ないのでしょうが、直リンク型のASPの場合ですと、そもそもアフィリエイトリンクであるかどうかの判別ができないため、スパムサイトからたくさんのリンクを貰うと悪い影響を受ける可能性はあるでしょう。
広告過多のサイトの検索順位について
広告が多すぎるサイトをフィルタリングする際に用いられるページレイアウト分析アルゴリズムというものがあります。
1ページだけ広告の割合が多かったかといって、全体的な検索順位が落ち込むわけではないようです。
サイト全体をみて、広告の割合を考える方がいいのかもしれません。
もちろんそれは明らかに邪魔な広告が目立つ場合のお話で、一般的な広告配置ならさほど問題にはならないかと思われます。
住太陽氏のセミナーの感想
住太陽さんが日本中を回りながら公演されているセミナー「Webクリエイターに足りない、本当のSEOスキル」。
当ブログでも岡山で開催された感想記事と、大阪で開催されたサイトの感想記事を公開しています。
SEO Imagination!の住太陽氏「Webクリエイターに足りない、本当のSEOスキル」に参加しました #seoskillという記事では、北海道で行われたセミナーの感想が公開されています。
住さんのセミナーは同じテーマを扱っていますが、会場での質問内容を元にどんどんとブラッシュアップしていってるそうで、毎回、内容が少しずつ変化しているようです。
もちろん、中心となるテーマは同じですので、どの会場で参加された方も、きっと何か得られるような素晴らしいセミナーだと思います。
他の方のセミナーレポートも公開されるかもしれませんので、楽しみですね。
ベストなtitleやdescriptionを調査する方法
タイトルタグやmeta descriptionをしっかり設定しておくことにより、検索された際のクリック率が高まります。
CTRを高めるタイトルタグやdescriptionの考え方はSERPsの順位によるCTRや概要文によるクリック率を高める方法の記事で解説していますが、どのようなタイトルやdescriptionを設定したらいいのか調べるための方法が、SEOだけじゃない Web集客コラムの優れたtitle・descriptionをつけるたったひとつの冴えたやりかたで解説しています。
PPCを出稿して試しているうちに、どのタイトルとdescriptionが効率がいいのか、すぐにデータが集まるのが特徴です。
テストに費やす時間が短縮できますので、広告も利用してデータを集めるという考え方も持ってみてはいかがでしょうか。
CSSの回り込みを使ってコンテンツを並び替えてもランキングで有利になったりはしない
海外SEO情報ブログのGoogleマット・カッツに突撃質問: 感情分析・重複コンテンツ・CSSポジショニング at #SMX Advanced 2013という記事で、鈴木謙一さんがGoogleのマット・カッツ氏に直接質問して答えてもらった内容が解説されています。
感情分析は使っていない
現在のところ、通常の検索で感情分析は使われていないとのことです。
「これはお薦め!」というリンクも、「これは買ったら後悔するので買わないように!」というリンクも、同じ価値になるようです。
あえてサイトを炎上させて話題を作り、リンクを集める手法は一定の効果があるということになります。もちろん効果があるからといって、お薦めはいたしませんが。
独自ドメインのECサイト以外に楽天やAmazonでも出店し、同じコンテンツを使いまわすと重複コンテンツになる
同じコンテンツを公開することになるので、重複コンテンツとして扱われるようです。
手間は掛かりますが、別々のコンテンツを用意するのがいいということになるのでしょう。
自社ECサイトで自己参照canonicalを設定して検索エンジンにオリジナルと認められてから、楽天やAmazonに掲載するという方法もいいのかもしれません。
CSSポジショニングは今は効果がない
検索エンジンは上の方に書かれているコンテンツを大事な物だと理解すると考えられていたため、重要な部分(コンテンツ部分)をソースの出来る限り上に持ってきておいて、CSSの回り込みを用いて人間が見た際の見た目を調整する手法が、CSSポジショニングです。
昔は一定の効果があった手法なのですが、今のGoogleはレイアウトを理解しているため、CSSポジショニングは不要だとのことです。
「やってはいけない」ではなく、「やってもいいけど、なにも変わらんよ」といったところでしょう。
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