2013年4月の第四週目に公開されたSEO関連の記事の中から興味深い記事を4つピックアップしました。
自分の管理サイト同士をリンクし合った場合ガイドライン違反になるのか、パンダやペンギンアップデート等のアルゴリズムのアップデートが行われた日とご自身のAnalyticsの情報を照らしあわせてアルゴリズムの影響を受けたかどうかを判断できるChrome拡張機能、質問に対して「わからない」と答えるSEOコンサルタントはどうなのか、身に覚えがない不自然リンクを張ったのは実は… の計4記事のご紹介と感想をお送りします。
優れた記事ばかりを厳選してピックアップしていますので、まだご覧になられていない方は是非目を通しておきましょう。
ピックアップ
- 自分の管理サイト同士をリンクし合ったらガイドライン違反になるのか
- パンダやペンギンアップデートの時期とAnalyticsの情報を照らし合わせるChromeのエクステンション
- 質問に対してわからないというSEOコンサルタント
- 身に覚えのない不自然なリンクが張られていた真相
自分の管理サイト同士をリンクし合ったらガイドライン違反になるのか
よく頂く質問の中に、管理サイト同士は相互リンクをさせたほうがいいですか? という質問があります。
海外SEO情報ブログの自分が管理するサイト同士をリンクし合ったらガイドライン違反になるのかという記事で、鈴木謙一さんの質問に対してGoogleのマット・カッツ氏が答えた内容が翻訳され解説されています。
互いに関連性があり、どちらかに訪れたユーザーが興味を引くようなコンテンツであれば、問題はないとのことです。
しかし、だからといって大量にサイトを作成し互いにリンクし始めたら、作為的なリンクネットワークに見えるので良くないということです。
- 関連性が高い(ユーザーにとって意味がある)リンク
- リンクの数は常識のレベルを超えない範疇に抑える
上記を守っていれば問題は起きないでしょう。
有名SEOブログであるパシのSEOブログも運営サイト同士でユーザーの役に立つ関連記事をリンクされています。
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関連性があれば相互リンクも行うし、なければ運営者情報のような形で一方リンクを行なっているようです。
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やはり、常識的なレベルを超えてしまうとダメなのでしょう。
サイトの規模にもよりますが、やり過ぎは禁物です。
そのリンクはユーザーに価値を提供するのかというところを重視すれば、関連サイトにリンクを張ることは問題ありません。
ただ、客観的に判断する必要はあるでしょう。
自分に対して甘くなって、ユーザーに価値を提供しているかどうかのハードルを下げてしまうと、痛い目に会う可能性があります。
人がほとんど来ない閑古鳥が鳴いている手抜きサイト(リンク提供用の低品質なサテライトサイト)から、「これはユーザーにとっては役に立つリンクです」は通用しないと思われます。
パンダやペンギンアップデートの時期とAnalyticsの情報を照らし合わせるChromeのエクステンション
Googleは常に新しいアルゴリズムを取り入れ、よりユーザーにとって最適な検索結果を提供する為の取り組みを行なっています。
低品質なコンテンツをフィルタリングするパンダアップデートや、ウェブスパム対策のアルゴリズムであるペンギンアップデート等の影響を受け、大きくトラフィックを失った方も少なくありません。
Googleのアルゴリズムが新たに導入されたり更新されると、場合によっては大きく影響を受けトラフィックを大幅に失うこともありえます。
アクセスが落ち込んだタイミングと、Googleのアルゴリズムのアップデートの時期と照らしあわせて、自分のサイトがアルゴリズムの影響を受けていないかどうか当たりをつけるChromeのエクステンションchartelligenceの紹介が、WEB戦略ラウンドナップのGoogleAnalyticsにパンダやペンギンアップデート情報を簡単に表示できるChrome機能拡張で紹介されています。
Chromeエクステンションとは、ウェブブラウザのGoogleChrome上で動作する拡張機能のことです。
FireFoxだとアドオンと呼ばれているもので、アドオン、アドイン、プラグイン等と呼ばれているものです。
このエクステンションを導入すれば、上記のようにGoogleAnalyticsのグラフにアルゴリズムの導入タイミングを重ねる事ができます。
アクセスがある日突然激減してしまわれた方がどのアルゴリズムにフィルタリングされてしまったのか、判断材料の一つにすることができます。
パンダ・アップデートとペンギン・アップデート以外にもEMDアップデート等のアルゴリズムや海外の祝日も表示できます。
質問に対してわからないというSEOコンサルタント
SEOについての質問を頂きますが、確実な答えを出せないケースと言うものは案外多いものです。
確かに、SEOコンサルタントに「わからない」と言われてしまうと、「なぜSEOコンサルタントなのにわからないの?」と思われることもあるでしょう。
「なぜわからないのか」という理由について、SEOだけじゃない Web集客コラムの「わからない」と言うSEOコンサルタントはどうなのか?という記事で興味深いコラムが書かれています。
私はSEOに対して質問を受けた際、確実に正しい答えを出せる時以外は、「~~が理由で、断言ができません」と答えています。
ただし、大抵の質問に対しては、「~~が~~だったので、今回の場合はこうなると思います」という方向性を提供することは可能です。
引き出しの数が多ければ、それに照らし合わせることによって、大抵の質問に対して答えというか方向性は出せるのではないでしょうか。
身に覚えのない不自然なリンクが張られていた真相
WEB担当者フォーラムの新米Web担当者は印刷して壁に貼っておくべきサイト立ち上げ時9つの心構え など12+4記事(海外&国内SEO情報)で紹介された事例で、サイトのアクセスが激減してしまった理由を調べると、契約していた制作会社が勝手に低品質なリンクを集めていたという事例が紹介されています。
制作会社は良かれと思って、勝手に不自然なリンクを集めていたようです。
ちょっとした笑い話のような事例にも見えますが、やっている本人はそれがSEOだと思い込んでいるスパムリンク(野良ディレクトリの大量登録等やペイパーポスト)を、サービスの為や、顧客満足度を上げるために、悪意なく提供しているパターンはたまにある事ではないでしょうか。
これらの不自然なリンクがpay per postやブログパーツに埋め込み型のリンクであった場合、ブログ投稿者と連絡が取れなかったり、削除依頼を無視されたりといったこともありがちですので、完全に削除することが非常に難しくなります。
制作会社に依頼する際には、おかしげなリンクスパムなどは絶対に行わないように確認をとっておくといいでしょう。
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