google.co.jpにもSSL検索が導入されました。

SSLとはSecure Socket Layerの略で、情報を暗号化する技術で、FTP転送のデータを暗号化したり、ECサイトのショッピングカート等(https)で利用されている技術です。

この度、Googleアカウントにログインしている人の検索はSSL検索が適用されることになりました。

これによって、GoogleAnalyticsのようなアクセス解析ツールを使ってサイトの分析を行っている方は既にお気付きだと思いますが、サイトに訪れた人の検索キーワードに(not provided)が目立つようになってきています。

SSL検索を使って検索した方(Googleアカウントにログインした状態で検索している方)のキーワードは(not provided)としか表示されないことになるのです。

なんということでしょう。

これでは一体、どのようなキーワードで検索されてきたかわからないではありませんか。

今回の趣旨は、GoogleAnalyticsのオーガニック検索トラフィックの(not provided)で訪れた方がどのようなキーワードで検索してきたかを予想してみようということです。

2015年4月25日追記:現在ではGoogleアカウントにログインしていなくてもSSL検索が用いられます。この記事を書いた2012年3月9日と比較して、2015年4月25日のGoogleAnalyticsでは、当然のことですが、(not provided)の割合は更に増えています。

今のところYahoo検索はSSLが適用されておりませんので、キーワード収集の肝になるといえますが、GoogleユーザーとYahooユーザーはユーザー層が違いますので、完璧ではありません。

GoogleAnalyticsでの当ブログの(not provided)

GoogleAnalyticsのアクセス解析データ。1位が(not provided)になっています。

GoogleAnalyticsにアクセスしてみました。

ご覧のとおり、1位は(not provided)になっています。

SEOのホワイトハットジャパンBlogは現状、検索エンジンからのアクセスはほとんどなく参考にはならないのですが、その少ない検索経由の流入量での1位は(not provided)となっています。

ところで、https://whitehatseo.jp/ で検索している人がいるのですが、なんでしょうかこれは。

私自身なのかもしれません。

とりあえず(not provided)だと検索者が何を求めてこちらにいらっしゃったかわからりませんので、予想をしてみましょう。

まずは(not provided)をクリックします。

(not provided)を選択した画面からセカンダ リディメンションを選択します

セカンダリディメンションの下向き三角をクリックし、ランディングページを選択します

全体の割合が14.08%になっていますね。

これは当ブログがSEOやWordPressを扱っているブログなので、Googleアカウントを利用している人が多いということでしょう。

他の趣味系ブログを見てみましたが、(not provided)の占める割合は5%程度でした。

追記:2015年4月25日追記:最近では当ブログの(not provided)の割合は80%を超えています。趣味ブログでも60%を超えてきております。スマートフォンの爆発的な普及により、Googleの利用者が増えた事による影響でしょう。

では、作業を進めましょう。

セカンダリ ディメンションの▽をクリックし、トラフィックのメニューの中から、ランディングページを選択します。

ランディングページの内容

(not provided)ランディングページの内容

(not provided)のランディングページ一覧です。

1位の記事が /warning-to-illegal-link-for-google/となっています。

これは「不正なリンクに対する警告やGoogleの傾向と対策など4つ」という記事でした。

大抵の場合、キーワードはタイトルに含まれていることが多いので、「Google 警告 リンク」のようなキーワードで検索されたのではないかと予想します。

2位は/vicuna-exc-wordpress-seo-by-yoast-meta-description/という記事でした。

WordPressのThemeであるwp.Vicuna Ext. Custom(wp.Vicuna.exc)とWordPress SEO by Yoastの組み合わせで起こる重複問題を記事にしたのですが、WordPressSEO by Yoastプラグインを使っている人はまだまだ少数です。

その上、Vicunaと組み合わせている人というのは、人口で考えるとものすごく少ないと思いますし、なおかつ重複問題で困っていて対策が分からない方は更に少数。下手すれば0人かもしれません。

VicunaはSEOになかなか強いテンプレートと言われているので、おそらく「Vicuna SEO」あたりで検索したのではないでしょうか。

試しにそのキーワードで検索を掛けてみると、2012年3/8現在、確かに1ページ目に私のこの記事が表示されています。

もしくは単純に「vicuna.exc」で検索を掛けてみても2012年3月8日現在、1ページ目に当記事が表示されていますので、そちらかも知れませんね。

3位は/aging-filter-google-honeymoon-and-yo-yo-effect-consideration/という記事でした。

これは「エイジングフィルターとグーグルハネムーンとヨーヨー現象を考察してみる」という記事です。

2012年3/8現在「グーグルハネムーン」「エイジングフィルター」「ヨーヨー現象」全てのキーワードに対して、20位以内にはいっておりますので、おそらくアクセス減に困ったウェブマスターが検索したのでしょう。

そのような人に何らかの答えが提供できていたかが重要ですね。

(not provided)のキーワードを予想してみて思ったこと

こんな感じで、なんとなくでいいので、どのような気持ちで検索されているのかを予想することは、ロングテールSEOのキーワードを発想するトレーニングにもなるでしょう。

単純にキーワードに対するアクセスの分析だけではなく、どのような人がどのような気持ちで検索しているのか想像してみるということは大事です。

そして、その仮想のユーザー(ペルソナ)に対して「答え」を提供できるコンテンツの作成を心掛けましょう。

現在のGoogle検索エンジンの順位はSEO的なテクニックが占める割合が非常に低くなってきています。

コンテンツの内容を良くしていけば集客にも効果が出ますし、今後のSEOというものは「どのようにして優良なコンテンツを作るか」という発想がキモになって来ると思います。

P.S.

ハッピーバースデートゥーミー。

本日3月9日は私の誕生日です。

お祝いリンクやお祝いはてブ、お祝いいいね、お祝い+1など、お待ちしております。

全部押してくれても良いです。

皆さん、ありがとうございます。

P.P.S.

上記はいわゆるリンクベイトです。

リンクが集まるかどうかは問題ではなく、このようにリンクを集めるのがリンクベイトなのですよと解説してみました。

誕生日なのは本当ですよ。

年は聞かないでください。

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