2013年2月の5週目に公開されたSEO関連の興味深い記事、優れた記事を厳選してピックアップしました。
SEOは検索体験最適化であるべきだ、被リンク獲得のパターン、Googleが信用度を知るために見ているかもしれない項目、パンダアップデートからの完全復活は難しい、松尾茂起氏がCSS Nite in FUKUI, Vol.6で使ったスライドの5つのご紹介と感想をお送りします。
どれも役に立つ記事ばかりですので、まだ目を通していないかたは是非ご覧になってください。
ピックアップ
SEOは検索体験最適化
先日、岡山で行われたセミナーのレポート記事(住太陽氏のセミナー「Webクリエイターに足りない、本当のSEOスキル」の感想)を書いたのですが、その記事を読んだ感想を@mekemokeさんがSEO は “検索体験最適化(Search Experience Optimization )” だと思ったという記事で書いてくださっています。
私が長々と書いたレポートを短い文章でまとめられており、特に大事なポイントをまとめられています。
SEO=技術ではなく検索「者」のことを考えること というのが突き刺さりました。
だから「Search Engine Optimization」ではなく「Search Experience Optimization」であるべきなんだなと。
SEOで最も重要なものはコンテンツだと思いますし、そのコンテンツは誰に最適化するのかと考えれば検索ユーザーになります。
User Experience(ユーザー体験)のことをUXと略されているのと同じく、Search Experience Optimizationは海外ではSXOと呼ばれているそうです。
ウェブサイトを最適化させる際に、クローラビリティ向上などの検索エンジンに向けた最適化と、ユーザー体験を向上させる検索者に向けた最適化の2種類があり、どちらも併行して行なっていく必要があるというわけです。
検索体験最適化っていい言葉だなぁとしみじみ思っています。
被リンク獲得の4つのパターン
被リンクを獲得にはいくつかのパターンが存在します。
SEO Imagination!の非IT系BtoCサイトのリンク元サイトを見て分かった!リンクされる4つのパターンという記事では、情報サイトが獲得した4つの被リンクのパターンが解説されています。
サイトに少しだけ関わってくれ人が、自発的にリンクを張るというパターンは、いわれてみればよくある話ですが、私は意識していませんでした。
これを意識することにより、多くの人に少しづつサイトに関わってもらい、リンクを獲得するという戦術が組立てられそうです。
批判リンクというのも、多少はあるでしょう。
もちろん、間違いは速やかに修正を行いフォローしていくことは大事ですが、批判リンクがつくということは、それだけ多くの人に見られているサイトというわけで、ある程度の批判もあってやっと一人前と考えてもいいかもしれません。
Googleが信用度を調べる為に見ているかもしれない要素
信頼度を測るため、どの要素をみているのかというディスカッションが行われた際に、フォーラムのメンバーが挙げていった要素が、海外SEO情報ブログのあなたのサイトの信用性を知るためにGoogleが見ているかもしれない19個の要素という記事で解説されています。
これらの上限を満たせば検索エンジンの評価は高まるというものではなく、検索エンジンの評価が高いサイトは上記の記事で挙げられた要求を満たしている事が多いというお話です。
あなたのサイトに足りないものがあって、修正、追加可能な要素があるのなら、手を入れておいて損はありません。
例えばアフィリエイトサイトには、住所や電話番号、お問い合わせページなどは不要なものですが、それらのページもしっかりと作り込んでいるアフィリエイトサイトもよく見かけますので、検索順位を決める直接的な効果があるかはわかりませんが、少しでも信頼度を上げるために努力されている方は多いことは間違いありません。
パンダアップデートからの完全復活は困難
SEOJapanのGoogleパンダアップデートの余波を探る – 敗者は復活できたのか?という記事で、パンダアップデートで大打撃を受けたサイトがどうなったのかが解説されています。
パンダアップデートのフィルタリングに引っかかってしまったサイトは、多少のアクセスの回復はあったとしても、パンダアップデートの前の水準まで戻すことは非常に困難なようです。
低品質のコンテンツを整理し順位改善したとしても、単純に以前よりコンテンツ量が少なく、結果現状のコンテンツの順位が高いとしても以前までのトラフィックは得られないケースは普通にあると思います。なので、パンダアップデート以前よりトラフィックが少ないからといってパンダアップデートから回復できていないとは必ずしも言い切れないことには注意したいです。
上記の考え方は大事だと思いました。
昔は通用していたページ量産で大量のアクセスを獲得していた手法が、パンダアップデートにより完全に通用しなくなったわけですので、パンダアップデートに対処しようとした場合、様々なページを削除したり、まとめたりして低品質なコンテンツを減らす必要があります。
そういう作業の結果、パンダアップデートから回復したとしても、パンダ導入前の水準にまで戻ることは稀でしょう、
今までが濡れ手に粟の状態でアクセスが集まっていた状態であったということです。
外部リンク獲得のためのコンテンツプランニング
2013年の2月23日に福井で行われたCSS Nite in FUKUI, Vol.6で講演された2013年から始めるSEO。外部リンク獲得のためのコンテンツプランニングのスライドが公開されています。
講演者はウェブライダーの松尾茂起さんです。
講演を聞きながら見るほうが理解度が高まるのは当たり前の話ですが、このスライドを見るだけでも、重要なポイントがたくさん理解できることでしょう。
素晴らしいスライドですので、是非、ご覧になってください。
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