レンタルサーバー比較
私は現在、メインのレンタルサーバーにエックスサーバー、サブのサーバーにXreaを使っています。
お薦めはなんといっても簡単に管理できて、サーバーの安定度もずば抜けているエックスサーバーなのですが、月額1050円はちょっと抵抗がある。 という方もいらっしゃると思います。
そこで、エックスサーバーの素晴らしい点や、それ以外の選択肢も出して、納得の行くサーバー選びをして頂きたいと思います。
エックスサーバー
メリット
- 管理画面がわかりやすく、迷子になりにくい
- 200Gの大容量ディスクスペースが付いている
- マルチドメイン無制限
- 非常に軽く安定している
- 電話サポート付き
- MySQLが50個利用できる
- 他社に比べて独自SSLの利用料金が安い
- SEOのホワイトハットジャパンでも使っている
- 独自SSLが無料←2017年追記
MySQLも50個まで利用可能ですので、様々なWebサービスを走らせることも可能になっています。
MySQLが50個利用できるということは、1つのWordPressにつきMySQLを1個使ったとしても、50ブログ作ることが可能だということになります。
50ブログも作って運用することはなかなか難しいと思いますので、MySQL50個は必要十分に備わっているといえるでしょう。
また、エックスサーバーは表示も軽く、非常に安定しています。
エックスサーバーはバズった際の瞬間的な負荷増加にも耐える
上記の画像はXserverのX10プランで運営しているサイトでのリアルタイムアクセスの実際の数値です。
このサイトは通常インストールのWordPressで、キャッシュ系のプラグインは不使用ですが、特に不安定になることもなく、遅くなったりもせずに普通にアクセスを捌くことができました。
この安定度だけでも月額1,000円以上の価値があります。
サーバーはアクセスが捌ききれなくなると500エラーや503エラーを返します。
運営者からすれば、たまたまサーバーが不調だっただけで、しばらく待ってもらったらアクセス可能になると思われるかもしれませんが、検索ユーザーはさっさと見切りを付けて次のサイトを探すでしょう。
恐らく戻ってくることはありませんから、大変な機会損失になりますので、サーバーが高性能で大量のアクセスの際の負荷に強い点はかなり重要なポイントになります。
もちろん、各種キャッシュ系のプラグイン等を利用すれば、もっともっと大量のアクセスを捌くことも可能になるでしょう。
ですので、当分は私の運営サイト郡はXserverで行こうと思っています。
はやくXserverではアクセスが捌き切れない! となるような人気サイトを作りたいものです。
独自SSLが年額10,000円(ラピッドSSLの場合)で利用できますので、ECサイトも運営したい場合にはエックスサーバーがお薦めでしょう。
またGoogleはSSL(https://)サイトを検索ランキングで優遇させるアルゴリズムを導入しておりますので、検索順位を少しでも上げたい人は常時SSL化(https化)することをお薦めいたします。その際のサーバーとしてXserverは大変お薦めなのです。
2017年7月17日追記
X Serverでは2017年現在、独自SSLが無料で利用できるようになっております。
当サイトもサーバーはX Serverを使っており、https://whitehatseo.jpを常時SSLに対応いたしました。
当ページでは様々なレンタルをサーバーを比較しているページではありますが、無料で常時SSLが利用できることからも、X Serverのご利用を強くお薦め致します。
デメリット
- 月額が1,000円と少々高い
ビジネスに使用する場合やアフィリエイトでガンガン収入を得ようと考えた場合、月額1,000円は決して高い金額ではありませんし、その価格以上の満足度が得られるとは思いますが、ちょっとした趣味のサイトやアフィリエイトサイトでも作ってみようかなぁという軽い気持ちの場合、月額1,000円はなかなか敷居が高いかと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、アフィリエイトサイトの場合、普通に作ればすぐに月額1,000円以上稼げるようになると思いますし、200Gものスペースは少々のサイトボリュームでは使い切ることさえ困難なほどですし、マルチドメインが無制限なので、1つ契約しておくだけで、同じサーバースペース内にいくつものドメインを設定することが出来ます。
CORESERVER.JP
メリット
- 月額が安い(213円)(CORE-MINIプランの場合)
- 60Gのディスクスペース付きで容量も十分
- マルチドメイン50個
- MySQL10個 PostgreSQL10個の計20個が利用可。データベースにも余裕がある
- 独自SSLの利用額が格安(月額108円)
デメリット
- サーバーの当たり外れが大きい
- PHPがセーフモードで動作している
- 管理画面がわかりにくい
- サポートには期待できない
- 独自SSLの利用額が格安108円とはいえ、無料ではないため、複数サイトを持つ人は割高に
メリットはやはり、めちゃくちゃ高機能なのに208円(CORE-MINI)という価格設定にあります。
60Gのディスクスペースは普通に使っている限り不足することはあまりないでしょう。
マルチドメインも50個まで使えますので、相当の数のサイトを作らない限り不足することはないと思います。
MySQLが10個もある上に、PostgreSQLも使用可能です。
EC-CUBEのようなPostgreSQLベースで開発されているECカートを使う場合、PostgreSQLを利用するほうが快適に動作します。
EC-CUBEをMySQLで動作させた場合、MySQLをチューニングしないと商品点数が増えた際にパフォーマンスがかなり低下します。
自分でMySQLをチューニングできる方なら問題はないのですが、業者にお願いした際には相当の技術料が掛かってきます。
EC-CUBEを使いたい場合、PostgreSQLが利用できるコアサーバーはなかなか良い選択肢になり得ます。
デメリットはスパマー御用達のサーバーなので、外れのサーバーを引いてしまうとひどいパフォーマンスになることです。
またPHPがセーフモードで動作しているので、WordPressをインストールする場合はCGI版PHPにしなければならなくなり、パフォーマンスが低下するということです。
CGI版PHPは、いわば無理やり動作させるという方法なので、謎のトラブルに遭遇する事もあるかもしれません。
管理画面が非常にわかりにくく、私もたまにログインすると毎回、迷子になります。
サポートもメールサポートのみで、しかも、返事がかなり遅いので、自分でなんとでも対策ができる玄人向けのサーバーであると言えるでしょう。
ミニバード
特徴
- 月額が安い(250円)
- ディスク容量50G
- マルチドメイン50個
- MySQL5個
- 独自SSLが割高(年額5,790円)
月額が263円と割安なのに、ディスク容量30G、マルチドメイン50個、MySQL5個と、数個のブログを運営するには程よいスペックになっています。
しかし、私はミニバードを利用したことがありませんので、デメリットについてはわかりません。
もう1つ上位のランクであるファイアバードというプランもありますので、ディスクの容量やMySQLの数がもう少し欲しい場合は、そちらを検討してみるのもありでしょう。
ただし、独自SSLの年額が高いため、2017年現在では、特別な理由がない限りこのサーバーを選択する理由は少ないように感じます。
ファイアバード
特徴
- 月額が安い(500円)
- ディスク容量100G
- マルチドメイン無制限
- MySQL10個
ミニバードのディスク容量が100Gに増量され、マルチドメインが無制限になり、MySQLが10個に増えたプランです。
しかし、マルチドメインが無制限とはいっても、ミニバードのプランの50個でさえ、実質、無制限のような物だとも感じます。
MySQLが10個増える事によって様々なWebサービスを運用できるようになるとは思いますが、それならば同じ525円でMySQLが30個使用できるチカッパという選択肢もあります。
ただし、独自SSLの年額が高いため、2017年現在では、特別な理由がない限りこのサーバーを選択する理由は少ないように感じます。
ロリポップ
特徴
- 月額が安い(250円〜)
- ディスク容量50G
- マルチドメイン50個
- MySQL1個
- ナウでヤングなレンタルサーバー
- 無料の独自SSLが利用可能
月額が250円となかなか安いのですが、MySQLが1個しか使えないのがネックになりそうです。
もう一つ上のプランのスタンダードプラン(旧チカッパプラン)にするほうが良さそうです。
コロリポプランなら月額100円で利用できるのですが、データベースが使えないため、WordPressやMovableType5がインストールできない為、お薦めできません。
ロリポップのサーバーは私の仕事上のクライアントお客様が使っていたことも多く、結構利用したことがあるのですが、月額が安い代わりに、Xserverに比較すると相当重く表示が遅いため、あまりお薦めはできません。
クライアント様もXServerに移転して、こんなに快適になるとは思わなかったとおっしゃっていました。
どうしても安いサーバーじゃないとダメ!という人が使うサーバーといえるでしょう。
サクラのレンタルサーバ
特徴
- 月額が安い(515円)
- ディスク容量100G
- マルチドメイン20個
- MySQL20個
- 大手のサーバー会社
レンタルサーバーといえばサクラというほどに有名な大手サーバー会社です。
月額515円で利用でき、ディスク容量は100Gと必要十分です。100Gを使い切るのはなかなか大変だと思います。
マルチドメインとMySQLが20個利用できますので、WordPressが20個インストールできると考えることもできます。
WordPressは1つのMySQLに複数インストールする事もできるのですが、管理や不具合を考えると1ブログに対して1つのMySQLを使うのがベターだと思います。
2017年現在では無料で常時SSLも利用できるのですが、1ボタンで設定可能なXserverに比べ、様々な設定などの手間が増えるようですので、個人的にはXserverがおすすめです。
KDDIウェブコミュニケーションズ CPI
特徴
- サーバーや回線の性能や機能の割にが月額が安い(3,800円)
- ディスク容量無制限
- マルチドメイン無制限
- MySQL無制限+PostgreSQL1個
- 稼働率100%保証
- KDDIグループ
- テストサーバー付き
- 自動バックアップ付き
- 移転代行サービス無料
- 電話・メールサポート付き
- 常時SSL
最近話題のKDDIコミュニケーションズのCPIサーバーです。
私は現在、エックスサーバーを使っていますが、アクセスがエックスサーバーでは捌ききれなくなったらCPIに移転しようと考えています。
かなり評判は良いです。
ある程度アクセス数の多い、人気サイトを運営している方ならエックスサーバーよりもお薦めです。
ユニークな機能も多数導入されているようです。
MySQLが無制限に使える上に、PostgreSQLもついてきますので、EC CUBEのようにPostgreSQLでないと良いパフォーマンスを発揮させるのが難しいプログラムにも対応可能です。
また、テストサーバーも用意されており、テストサイトと公開サイトを同じ仕様にして様々なテストを行うことができます。
正しく動いて満足したら、リリースボタンを押すだけで本番環境に移すことができます。
他にも稼働率1000%保証や、無料の移転代行サービスなど、安いサーバーからステップアップする際の敷居も低くなっています。
ビジネス向けということもあり、現在、無料で独自SSLを利用することはできないようです。
個人的には独自SSLが無料で使えるようになったら、もっと広く色んな人におすすめするサーバーになるのになぁと考えていますし、自分でも使ってみたいと思います。
様々なサーバーのプランを比較してみて
レンタルサーバー業界も各社しのぎを削ったサービス合戦が繰り広げられているようです。
個人的には価格は少々高いですが、安定していて、しかもパフォーマンスも高いエックスサーバーがお薦めだとは思いますが、他のサーバーにも良さそうなポイントはいくつもあります。
- 月額1050円くらいなら投資できるのでトラブルや低いパフォーマンスは避けたい
- エックスサーバー
- それなりのアクセスを捌く必要がある。サーバーダウンの信頼度を重視したい
- KDDIウェブコミュニケーションズ CPI
- 自己責任で色んな技術を試せるサーバーを使ってみたい
- コアサーバー
- 安定したサーバー、回線で安心の行く運営をしていきたい
- さくらのレンタルサーバ
- 価格は安いながらも様々なサイトを運営していきたい
- チカッパ
- 価格は安いほうがいい。まずはWordPressを使ってみたい
- ミニバード
上記のような感じで、ご自身のプランと照らし合わせて最もベストなサーバーを選択してください。
最終的には試用して決めるといいかも
どのレンタルサーバーでも大抵、無料の試用期間がありますので、複数のレンタルサーバーを使ってみてから決めると良いかと思います。
私は上記で紹介したサーバーを全て試用したわけではありませんが、実際に運用してみてXserverにはとても満足しています。
色々試すのは面倒という方や、試している時間はないという方には、Xserverをお薦めいたします。
ある程度の人気サイトを運営されている方で、安定したサーバーが使いたい方には評判のいいKDDIウェブコミュニケーションズのCPIレンタルサーバーをお薦めいたします。
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