Googleアナリティクスの検索キーワードを眺めていると

  • 何文字くらいあれば低品質コンテンツにならないのか
  • 人のコンテンツをコピーする方法
  • meta descriptionは全記事違うものを用意する必要はるのか

といった内容の、少しでも手を抜く方法を模索されているユーザー像が見えてきます。

楽に早くたくさん儲けたいと考える気持ちはわからなくはありません。

というか、皆さん、楽に早くたくさん儲けたいと思っているでしょうし、私もそうできたらいいなと常日頃から思っています。

手抜きコンテンツを作りたがっているイラスト

しかし、そんなことが簡単にできたら、世の中は金持ちだらけになってしまいます。

やはり、コンテンツは手を抜くことなく作りこんだ方がユーザーの目に止まりますし、そこから口コミで拡散される機会が増すことになりますし、検索エンジンからの評価も高まります。

手を抜くのではなく、「これだけ作りこんだ!」で達成感を得られるようになれば、きっとユーザーから愛されるコンテンツが出来るでしょう。

今回の記事では、手を抜きたくなる所こそ、力を入れるべきであるという考え方をお伝えしたいと思います。

コンテンツは作りこもう

面倒くさいと思う気持ち

ブログでもなんでもそうですが、簡単に楽して良いコンテンツができることはめったにありません。

  • 画像を用意するのが面倒
  • 画像にユニークなalt属性の内容を記述するのが面倒
  • meta descriptionの内容を考えるのが面倒
  • 細かく説明するのが面倒
  • 競合サイトを調査するのが面倒

コンテンツを作成する際には他にもたくさんの面倒くさい作業が待っています。

私も毎記事meta descrioptionを考える作業は嫌いです。

また、当ブログでは記事の最後に関連記事を10個ほど載せているのですが、これはプラグインなどで自動で選ばせたものではなく、
「この記事を読んだ人ならこの記事にも興味を持つのではないだろうか」
ということを想像しながら10の関連記事をピックアップしています。

私の作業が遅いというのもあるかもしれませんが、タイトル、description、関連記事へのリンクだけでも10分は掛かっていますし、1記事仕上げて公開するまでには私の場合、3時間以上は掛かっています。

どう考えても大変な作業ですし、少しでも楽をしたいと考える気持ちは痛いほどわかります。

もちろん、自動化出来るところは自動化するに越したことはありませんし、影響が出ないところで手を抜く分には構わないとは思います。

しかし、手を抜いてもいい場所と、抜いてはいけない場所をしっかり理解する必要はありますし、コンテンツの作成の流れの効率を良くするテクニックはたくさんあっても、その先で影響が出ない手抜きというものは案外少ないものです。

ここで楽な方向に流されないように踏ん張る事によって大きなメリットが得られるかもしれません。

人が取り組んでいない所で差をつける

「これくらいなら楽してもいいかな。面倒臭いし」
とあなたが考える場面は、他の競合サイトでコンテンツをこしらえている方も同じように思っているはずです。

ライバルの全員が全員、面倒くさいと感じて手を抜いているとは限りませんが、何人かは手を抜いている可能性があります。

人が寝ている時間に努力すれば成長出来るのと一緒で、人が手を抜いているところに手を掛ければ、あなたはそれだけのアドバンテージを得られることになります。

今から作成しようとしているコンテンツテーマの思いつくキーワードで検索してみてください。

そして、適当に上から順番にコンテンツを見ていくと、
「ここはもう少し詳しく情報を書いたらいいのに」
といった競合サイトのウィークポイントが見つかるはずです。

  • ライバルが詳しく解説していないポイントまで詳しく解説する
  • ライバルが画像でわかりやすく解説していないのなら、画像付きでわかりやすく解説する
  • ライバルが画像を張っているだけだったら、画像ごとにユニークなalt属性の内容を記述する
  • 動画のほうが伝わりやすい内容ならば、動画を撮影して公開する

などなど、様々な方法で差を付けることができるはずです。

面倒くさいから手を抜きたいなーと感じるところにチャンスは転がっています。

とりあえず合格レベルで満足してはいけない

そのテーマでのライバルサイトを確認して、ライバルに負けないコンテンツを作る必要があります。

その際に、ライバルより少しだけ詳しいコンテンツを作るだけでも効果はあるのですが、どうせ作るのなら、圧倒的に優れたコンテンツにまで仕上げるべきでしょう。

圧倒的に優れたコンテンツを公開してしまえば、あなたの後にそのテーマでコンテンツを作ろうとする人のハードルを上げることができます。

少し頑張れば超えられそうなハードルはチャレンジしようと考える人は多いですが、相当高いハードルになっていると「そこまでは作りこんでられないや」と、適当なコンテンツで仕上げてしまうか、そもそも作ることさえ諦めてしまう方が多いと思います。

私が常に競合サイトのハードルを超えているかと聞かれたら、必ずしもそうではないと自分でも理解しています。

そう簡単には実践できないことは身を持って体験しているのでよくわかっている面もあります。

しかし、過去に公開した色んな記事を見ても、自分が思いつく限りとことん作りこんだコンテンツは、検索順位も良い位置についていますし、多くの方にご覧になって頂いています。

あくまで例えですが、私がなんとなく抱いているイメージは、普段の2倍頑張れば、3倍のアクセスになって返ってくるような印象です。

手を抜くことにより得られる時間短縮のメリットよりも、苦労する事によって得られるメリットのほうが上回るはずです。

取り組む価値はありますよ。

ユーザーにはおもてなしを

住太陽さんがWebクリエイターに足りない、本当のSEOスキルのセミナーでおっしゃっていたことに尽きると思います。

  • 訪問者を最大限にもてなし満足を提供することは人様に見せる以上当然
  • コンテンツの質や量にはその分野のプロとしてのプライドがかかっている
  • 検索結果に表示されるどのページよりも正確で詳しく丁寧でないと恥

「どうせ検索エンジン経由のアクセス数は変わらないだろうから、適当でいいや」といった形で手抜きをしてしまうことは、何かを期待してアクセスしてこられた方に失礼です。

全力で挑んで完成したコンテンツが不出来であったのならともかく、作成する段階で手抜きをしてしまっては、ユーザーのことなんて何も考えていないと言っているようなものです。

私も常に全く手抜きなしのコンテンツを公開出来ているかと聞かれたら、そんなことはありません。

普段から、「常に全力で打ち込んではいないのではないか」と頭によぎることはありますが、常に頭に浮かんでいるわけではありません。

私は今回「手抜きをしないコンテンツを作成するメリットや考え方」をテーマに1記事書いているわけですが、書いているうちに「私は常に胸を張って全力投球している」と言い切れない自分に気づきました。

それに気付いていなかったのか、気付かないふりをしていたのかはよくわかりませんが、なんにせよ、まだまだ、やれることはたくさんあります。

アクセス数や検索順位なんてどうでもよくって、少しでも多くの人に「役に立った」と思ってもらえるようなサイトにしていくべきだと感じました。

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