コンテンツを作る際には、出来る限り良い物を作る事が重要です。

もちろん、コスト的な成約や時間的な成約など、様々な要因が絡んでくるところではありますので、どこかで妥協のラインが生まれてくるのは仕方がありません。

ほんの少しでもいいので、ライバルよりも付き抜けたものが提供できれば、コンテンツの評価は飛躍的に高まります。

重要なポイントはたった1つです。

競合がやっていないちょっとした手間を思いついたら実行するだけです。

今回の記事では、やらない理由を考えるより、頑張ってみてそれ以上の効果を得る考え方を解説します。

少しでもいいので競合サイト以上のものを用意しよう

Re:Veryの記事を読んで

先日、Re:Veryで公開された情報収集型コンテンツでキラーコンテンツを作ろうという記事が公開されました。

Google+内で、「しかし、情報収集系のコンテンツから売り上げに結びつけるのは難しいですな。何かいい方法はないか、みんなで考えてみよう」

という流れになったので、有志のみんなでRe:Veryの記事に対してのお返事や自分の考えをブログで公開しようということになりました。

そこで、先日、Re:VeryのKENさんへ、私からのお返事として情報収集型のコンテンツを売り上げに結びつける方法を公開しましたのですが、すばやく情報ブログを売り上げUPに結びつける方法というお返事をいただきましたので、やや考え方が違うポイントについて反論してみたいと思います。

なお、KENさんの記事を否定しているわけではなく、その記事の中の一文から、こちらが勝手に話題を広げているだけです。

元の記事は非常に優れた記事で、出来る範囲でやれる改善案の考え方がわかり易く解説されています。

やらない理由が最初に頭に浮かんでしまっては機会損失

ただサイト運営側の担当者が兼任だったりする場合も多いので、動画など凝ったコンテンツの作成という戦略は、実行難易度が高すぎるようにも思います。

ちょっと気になったのがここ。

私は動画やインフォグラフィック的な画像などを凝ったコンテンツだとは思いません。

インフォグラフィックの作成が難しくても、手描きのPOPの作成なら難しいとは思えません。

とても規模の小さなお店でも、スタッフがマジックインキ等を使い、カラフルなPOPを作っているのをよく見かけます。

それをスキャンや撮影を行い、商品画像の説明に含ませたり、ブログやソーシャルメディアに投稿すれば、インフォグラフィックのように、リンクベイティングや認知の向上を狙う意図を持つ画像になるでしょう。

やる気になれば、どこでも出来ることです。

動画もまた同じで、デジタルビデオカメラも驚くほど安価になっていますし、スマートフォンでも気軽に動画の撮影が可能です。

凝った編集を行わなくても、商品の魅力を伝えることはできると思います。

もちろん、凝った編集が出来れば尚いいでしょうが、手作り感満載の動画でも、重要な情報がそこに詰まっていれば価値は高まります。

効果が高い可能性を秘めたアイディアを、時間やコストを理由にし、やらない言い訳として最初に用意してしまうことは、大変な機会損失です。

私が以前、電子タバコを購入する際に機種を決めた理由になった動画

私は大変なヘビースモーカーでゴールデンバットやショートピースをこよなく愛しています。

しかし、健康のためや、タバコ代を節約するという理由で、何種類かの電子タバコを購入しました。

始めての電子タバコは、DealExtreamで購入したチープな電子タバコでした。

しかし、最初に購入した電子タバコは、電池の持ちが悪い、煙(水蒸気)がほとんど出ないという粗悪な代物で、安かろう悪かろうな商品でした。

私が欲しいと思った電子タバコは、格安なリキッドが自分で補充できて、USB端子から電源を供給しながらパススルーで使用でき、煙(水蒸気)がモクモクと出てくる機種を所望しました。

その希望にピッタリだと思った電子タバコを選んだ理由は1本の動画でした。

凝った編集の施された動画ではありません。
外国人がひたすら、その電子タバコから大量の煙(を)吐き出し続けるだけの動画でした。

これだけの煙(水蒸気)がでるのなら、この機種にしよう。

私は基本的に、何でもかんでも動画で見るということはありません。

解説動画などは、見るのにも時間がかかりますし、テキストやスライドで起こしてくれていたら動画は見ませんし、興味はあるが、動画しか存在しないせいで見ることを止めることもよくあります。

ただし、いくら文章を書き連ねるよりも効果的な短い動画というものもありますね。

パソコンの例

例えば、パソコンを販売したい場合、電源を押してから起動するまでの時間や、マシンが奏でる騒音を動画で撮影することにより、短い時間で納得させる動画ができると思います。

  • 起動時間:30秒
  • 騒音:40db

とするより、実際に撮影したものを見てもらった方がインパクトが強くなるかと思います。

ルアーの例

  • サヨリパターンに最適なサヨリカラー
  • 激しい波動でシーバスを誘う

文章での売り文句よりも、ルアーを水槽で泳がせてみて、その動きを撮影した動画のほうが、釣れる理由の説得力が明らかに高まるでしょう。

大変な手間と考えるか、生まれたアイディアを喜ぶか

動画の撮影等の仕掛けが、大きな手間になると考え、他のサイトと同じようなコンテンツを公開するに留まってしまうことは得策とは思えません。

もちろん、使う時間も含めコストなわけですが、掛かるコストよりも得られるリターンのほうが多いシーンにおいて、手間や時間は手を付けない理由にはなりません。

余分な物なら追加する必要はありませんが、効果がありそうな仕掛けの導入を、手間を言い訳に見送ってしまうのは本当にもったいないです。

手間は掛かるが、ライバルに差を付けることができるチャンスが訪れたと考えるべきです。

少しの差が印象を大きく変える

検索順位云々は考えないでください。

RSSの購読、ブックマーク、オンラインブックマーク、ブログやサイトからの被リンク、ソーシャルアカウントへの追加。

どれが1つでもユーザーが行動してくれれば、それは喜ぶべきことです。

それらのアクションは、サイトの評判が上がったと考えるべきものです。

細かい手間を積み重ね圧倒的な量で展開する強み

製品の性能が一目でわかる動画が用意されているサイトと、文章だけで解説されているサイト、どちらのほうが優れているでしょうか。

ユーザーは優れたサイトを好みます。

更に一歩踏み込んで、様々な商品の比較動画がふんだんに用意されているサイトが完成したらどうでしょうか。

すぐには全部見て回る事が出来ない。

圧倒的な量で、ブックマークを促すことも可能になるかもしれません。

面白いサイトを発見したことを友人に自慢するために、ソーシャルメディアで言及してくれるかもしれません。

困っている友人の為に、メールでURLを送るかもしれません。

コンテンツをすぐにリンク獲得やコンバージョンに繋げて考えがちですが、もっと広い目でみて、評判を上げる行為こそSEOだと考えましょう。

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