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伊藤公助氏セミナーGoogleの変化から理解するSEOのトレンド感想 | CSS Nite in SAPPORO,Vol.9「いま必要なSEO」

  • SEO

2013年4月21日に札幌パークホテルでCSS Nite in SAPPORO,Vol9「今必要なSEO」が開催されました。

先日、大阪で一緒に串かつやオカマバーを楽しんだメンバーのうちの1人であり、また、当ブログを解説した同時期にSEO Imagination!というSEOブログを始められた同期SEOブロガーでもある伊藤公助氏が登壇されるということで、是非参加してみたいと思い、フォローアップ参加に申し込みました。

本当ならば札幌まで遠征して生のセッションを楽しみたかったのですが、距離や時間の都合もありましたので、今回はフォローアップ参加という形になりました。

CSS Nite in SAPPORO Vol.9に登壇された伊藤公助氏

今回の記事では伊藤公助さん講演の、Googleの変化から理解するSEOのトレンドの感想を、実際に私が体験した事例や考え方で解説や補足を交えながらお送りいたします。

Googleの変化から理解するSEOのトレンド

裏技的なSEOの解説

裏ワザ的SEOとは

まず最初に、裏ワザ的SEOについての解説が行われました。

今回のセッションでは、裏ワザ的なSEOとは、検索エンジンの仕組みの裏をかいて、特定のキーワードで上位表示を狙う方法だとおっしゃっていました。

ブラックハットSEOや、検索エンジンスパムと定義付けて良い物の事を、裏ワザ的SEOとしています。

実際に行われる検索エンジンスパムの例として「リンクプログラム」「コンテンツファーム」「クローキング」「隠しテキスト」等をあげておられました。

裏ワザ的なSEOは、SEO業者が提供している事が多いですが、これらの手法はSEOではなくスパムですので、注意が必要でしょう。

リンクプログラム

検索エンジンを欺き、順位を上げるためだけに存在するサイトやリンクのことで、リンク売買や、過剰な相互リンクなどが含まれています。

リンク売買は多くのSEO会社で使われている、今でもメジャーな手法なのですが、これらのリンクを利用するとGoogleのガイドライン違反となります。

有名な手法としては機械が自動で生成した、人間が読んでも意味がわからない記事の中にリンクを挿入していく方法が解説されました。

検索順位を上げるために行われている過剰な相互リンクや、もっとひどいのものになると相互リンクの為にだけに莫大なページを用意するサイトもありますが、これらはSEOではありません。

参考ページ:リンク プログラム

コンテンツファーム

コンテンツファームといってもAPIを利用して次々にページを生成していく手法や、プログラムで文章を自動で生成していくワードサラダ、検索トラフィックを増やすために大量にページを用意する手法(多くは素人に安い金額で記事を書かせている)等があります。

代表的な例として、外国語サイトを機械翻訳し、そのまま掲載しているサイトを挙げられました。

人間が読めないことありませんが、非常に読みにくいです。

狙いとしては関連キーワードの比率を上げるために行われているとのことでした。

コピーコンテンツ

別のサイトの内容をコピーし掲載することをコピーコンテンツといいますが、これはSEOがどうこう以前に、著作権法に触れますのでやめましょう。

キーワードスタッフィング

サイト内に特定の目立たない場所にキーワードを詰め込み、キーワード比率を上げるために行われている手法のことです。

最近ではあまり見かけません。

といいますのも、Googleは非常に賢く進化していますので、このようなしょうもない手法は簡単に見透かされてしまうからです。

リスクばかりが大きくたいしたリターンが得られない為、過去に流行っていたスパムといえるでしょう。

その他の裏ワザ的SEO

クローキング

クローラー(Googleボット)とユーザーに別のサイトを見せる手法です。

隠しテキスト

CSSを使って画面には表示されない位置に大量のテキストを埋め込む手法です。

隠しリンク

1pxの大変小さな目立たない画像にリンクを埋め込む手法です。

知らずにやったとしても

上記の裏ワザ的SEOは、知らずにやっていたとしてもGoogleのガイドラインに抵触する行為であるとみなされ、ペナルティを受ける可能性があります。

このようなリスクのある行為はSEOとはいわず、検索エンジンスパムといいます。

検索エンジンスパムへのGoogleの取り組み

2012年、Googleは本気を出しました。

「Googleがスパムに対して厳しくなった」ということは、毎年のように言われてはいますが、2012年はスパムに対して特に厳しく対応した年であったといえるでしょう。

リンクプログラムや、コンテンツファーム、その他のスパムに対して、徹底的に制裁を与えるようになりました。

低品質なコンテンツが多いサイトをフィルタリングするパンダアップデートや、ウェブスパム対策のペンギンアップデートを導入し、アルゴリズムで捉えきれないスパムに関しては手動で対応を行い、ウェブマスターツールに警告を送付しました。

パンダ・アップデート

パンダアップデートの詳細について解説されました。

質の低いコンテンツが多いサイトに対して、評価を著しく下げるアルゴリズムで、主にコンテンツファームをフィルタリングするための導入されたとのことでした。

2011年2月24日に米国で導入されてからも、1年以上、日本には導入されなかったので、すでに導入されている説や、まだまだ日本語の対応には時間が掛かる説などございましたが、2012年7月18日に日本でも導入されました。

パンダ・アップデートは特定のキーワードでのみ順位を落とすのではなく、サイト全体のトラフィックに大きな影響を与える挙動をもたらします。

パンダアップデートは月に1回程度、定期的にアップデートが行われるタイプの処理を行なっていました。

つまり、一度パンダアップデートの影響を受けてしまうと、パンダアップデートにフィルタリングされた原因をすべて修正しても、次にアップデートが行われるまでは解除することができませんでした。

3月15日以降は通常のアルゴリズムに組み込まれましたので、問題を解決すれば、アップデートを待たなくても、比較的早い段階でフィルタリングが解除できるようになったと考えられます。

パンダアップデートの影響を受けやすいサイト
  • 商品紹介をメーカーサイトの説明文をコピーしているだけのECサイト
  • 物件の写真のみが掲載されている不動産サイト
  • 少しだけのテキストに大量のバナーが張られているアフィリエイトサイト

上記のようなユーザーにとって不親切なサイトが影響を受けやすいとおっしゃっていました。

ペンギン・アップデート

パンダアップデートがコンテンツファーム対策だったことに対し、ペンギンアップデートはリンクプログラム対策であると考えるとわかりやすいです。

Webスパムや過剰なSEOを行なっているサイトをフィルタリングするアルゴリズムです。

パンダアップデートは一般のアルゴリズムに組み込まれましたが、ペンギンアップデートは不定期で更新されるアルゴリズムです。

つまり、ペンギンアップデートに一度フィルタリングされてしまうと、問題を修正しても次回のアップデートが実施されるまでは、順位が回復しません。

しかも、パンダアップデートは大体1ヶ月に1度更新されていましたが、ペンギンアップデートは2012年10月5日にアップデートが行われてから、未だに次のアップデートが行われていません。

つまり、2012年の10月5日の時点でペンギンにフィルタリングされているサイトは、全てのウェブスパムを取り除いていても、2013年の4月29日現在もフィルタリングが続いている状況となっています。

ペンギンアップデートは2013年内に大きな影響があるアップデートを行う予定があるとアナウンスされていますが、2013年といってもまだ半年以上残っていますので、次のアップデートがいつになるのかわかりません。

ペンギンアップデートにフィルタリングされているサイトの管理者からすれば、はやく次のアップデートが入って欲しいと切望されているのではないでしょうか。

ペンギンアップデートの影響を受けやすいサイト
  • サイト内に意図的なキーワードの詰め込みをしている
  • 同じようなディレクトリサービスからのリンクが多い
  • 読んでも意味がわからないサイトからのリンクが多い
  • 不正なウェブサイトへのリンクが多数ある

上記のようなサイトが、ペンギンアップデートの影響を受けやすいと仰っていました。

「読んでも意味がわからないサイトからのリンクが多い」というのは、ワードサラダや、低品質なコンテンツからのリンクが多いサイトということでしょう。

私が今まで見てきたサイトでは、yomi searchのような中小検索ディレクトリに大量に登録しているサイト(低品質なディレクトリへの大量登録)や、PR-Linkのような自動で相互リンク締結する企みに参加しているサイト、過剰な相互リンクを行なっているサイトが影響を受けている事が多かったと記憶しています。

過剰な相互リンクでペンギンアップデートの影響を受けたサイトは、数が問題だったのか、相互リンク先(発リンク)に低品質なスパムサイトが多かったのが原因なのか、それとも、そのどちらも原因だったのかはわかりませんが、人の目で見て、明らかに検索順位を操作する目的で締結されたつまらないリンクネットワークになっていることは間違いありませんでした。

手動ペナルティ

パンダアップデートやペンギンアップデートのような自動のアルゴリズムでの処理が難しいサイトに対しては、手動ペナルティを課します。

ウェブマスターツールへの警告の送付

2012年からは、未だかつてないほどの警告送付が行われているようです。

アルゴリズムの対応ではないので、一度見つかると逃げることは難しいとのことでした。

実際にGoogleから届く警告文の種類
  • 不自然なリンクに関する警告:不自然な被リンクに対して
  • 不自然な発リンクに関する警告:リンク販売や過剰な相互リンクの不自然な発リンクに対して
  • ユニークなコンテンツが無いサイトへの警告:コンテンツファーム、コピーコンテンツ、誘導ページ
  • 法的な問題があり検索結果から除外した場合
  • サイトが乗っ取られている可能性がある場合:乗っ取られスパムの踏み台に
  • リンクの無効化に関するメッセージ:ペナルティではないが、不自然なリンクが無効化された場合。イエローカードのようなものでしょう。

ウェブマスターツールに届く警告文の種類を解説して頂きました。

様々なタイプのメッセージがあるようです。

これだけのメッセージを集められた伊藤さんは凄いです(笑)

Googleはスパムに厳しくなった

  • 様々な方法を用いて対策を強化している
  • 現在でも大量の警告を送付している
  • アルゴリズムも絶賛強化中
  • 今年、強化されたペンギンアップデートが行われる

上記の一例からみても、Googleがどんどんスパムに厳しくなっているのは一目瞭然です。

今すぐに全てのスパムがなくなるとは思えませんが、スパムで結果を出すために掛かるコストは今後も間違いなく上がり続けることでしょう。

今、求められているSEO

伊藤さんがスパム行為を推奨しない理由が語られました。

リスクが大きいのは今までの伊藤さんの解説でよく理解してされたかと思います。

それに加え、昔は比較的、リンクスパムなどでも検索順位を上げる効果が大きかったですが、今はあんまり効果がでないことが多いとのことです。

つまり、スパムで得られるメリットは下がり続け、スパムがバレた際のリスクは高まりつづているからです。

もし、今効果があっても、明日はマイナス効果になっているかもしれません。

Googleにスパム行為が原因の警告を受けた場合の対処

Googleにスパム行為がバレて警告を受けた場合の対処法を解説して頂きました。

ガイドライン違反箇所を修正して再審査リクエストに合格する必要があります。

 

3ヶ月程度でペナルティを解除できたこともあれば、1年以上掛かるケースもあったそうです。

1年間も検索経由のトラフィックを激減させてしまう可能性を考えると、スパムが非常に高リスクであることを再認識させられますね。

ペナルティ解除の参考ページ:Googleガイドライン違反ペナルティの解除方法

スパムに時間とお金を使うのはもったいない

スパムにお金や時間を使うことは、得策ではありません。

同じ時間やお金を使うのなら、ユーザーのことを第一に考えたサイト運営に注力する方がお勧めです。

Googleはユーザーを見ているので、ユーザーに愛されるサイトを作成していれば、Googleはそのサイトを評価してくれるとのことです。

ユーザーから評価されるサイトを作り上げて、ソーシャルメディアでシェアされたり、自然とリンクされるサイトを目指しましょう。

アルゴリズムを追いかける必要はない

SEOコンサルタントでもない限り、アルゴリズムのを追いかける必要はありません。

アルゴリズムは変更されるものなので、それを追い続けることは建設的ではないとおっしゃっていました。

誰にでも真似出来る部分で差をつけるのは難しい

誰でも真似できる部分では差はつきにくい理由について解説されました。

  • 見出しタグを適切に使う
  • リンクをn個以内に抑える
  • キーワードをn%含める

上記のようなことは、知ってしまえば誰でも出来るため差はつきにくいと仰っていました。

更に補足するならば、見出しタグやリンクの数、キーワードの出現頻度は、コンテンツの良し悪しに全く関連性がありません。

良いコンテンツを上位表示させるのがGoogleの役目なのですから、コンテンツに関係のないところをいじくり回したところで、大した効果は得られないでしょう。

他のサイトにない強みを作ろう

どのようなサイトを作っていけばいいのか解説して頂きました。

  • 徹底的に考え抜かれたコンテンツ
  • 高い更新頻度
  • 売り込みではなく、情報提供している
  • サイト内で迷子にさせない親切な設定

上記のようなサイト作りをお勧めされていました。

徹底的に考えぬかれた、そこにしかないコンテンツを作ることは大事です。

Wikipediaの劣化版のような情報を載せるだけでは、高い評価は得られません。

売り込みではなく情報提供というのも重要なポイントでしょう。

売り込みしかないようなページをありがたがるユーザーは少ないです。

Googleはユーザーを満足させるページを検索結果に返すことを第一としていますから、検索結果の上位に位置したければ、ユーザーの役に立つコンテンツを掲載する必要がある事は当たり前の話です。

求めるコンテンツにたどり着きやすいコンテンツ設計も非常に重要です。

ユーザーの為になるコンテンツ設計を行えば、検索エンジンにもページ同士の関連性も伝わりますし、クローラビリティの高いリンク構造になります。

そして、それらを突き詰めたサイトは、簡単には真似が出来ない非常に強いサイトとなるわけです。

Googleが評価するリンク

Googleが評価するリンクは、お金で買ったリンクではなく、ユーザーに評価されて張られたリンクです。

もちろん、お金で買ったリンクのすべてをGoogleが認識しているわけではありませんが、Googleは買ったリンクは結構わかっているとのことです。

不自然なリンクには不自然なパターンが存在しますので、それらである程度振り分けることが可能なのでしょう。

ユーザーに自発的に張られたリンクを集めることが重要です。

自分のサイトのどこにリンクが張られているのかを確認して、自サイトの強みを知って他のコンテンツにも生かすといいでしょう。

検索上位に露出してからも更なる改善を行おう

検索上位になってからの改善方法について解説されました。

せっかく上位表示されても、クリックされなければ意味がありません。

検索結果のクリック率は常に改善を心がけましょう。

具体的にはCTRが高まるようなタイトルタグに変更したり、CTRが高まるようなmeta descritpionの内容に変更するといいでしょう。

CTRが高まるdescriptionの例はSERPsの順位によるCTRや概要文によるクリック率を高める方法の記事でご紹介していますので参考にしてください。

今回のセッションまとめ

裏技的なSEOはスパム

ブラックハットSEOはSEOではなく、スパムです。

伊藤さんもSEOをやっていますと相談を受ける事があり、詳しく聞いてみるとSEOではなくスパムなことがあるとおっしゃっていました。

いまだ、SEOの事を最適化ではなく、無理やり検索順位を上げる行為だと誤解されている方は多いので、仕方がないことではありますが、 SEOとスパムは違うということは理解しておくといいでしょう。

ユーザーの方を向いたSEOを始めよう

継続することで大きなアドバンテージが持てます。

コンテンツを充実させることは手を動かせば誰でもできることですので、これから先もずっと行いましょう。

そんなSEOいつやるの?

そんなSEOいつやるの?→今でしょ!

という予備校のCMのネタをされたのですが、驚くほど滑っていたようです。

ただでさえ寒い北海道の会場内の気温がどの程度下がったのか、私はフォローアップ参加のため詳しくはわかりませんでした。

なお、CSS Nite Sapporo Vol.9のフォローアップは、5月6日のGW最終日まで参加可能のようですので、伊藤さんの今でしょ!ネタをご覧になリたい方は、是非、フォローアップ参加に申し込まれる事をお勧めします。

音声ファイル、動画、スライドをみることができますよ。

お申し込みは(受付終了しました)→http://cssnite-sapporo.jp/

CSS Nite in SAPPORO,Vol.9「いま必要なSEO」

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コメント:2

マルス 13-05-02 (木) 22:26

ページのソースをみて287行目のあたり“2015年”誤字ではないですか?

admin 13-05-02 (木) 22:34

ご指摘ありがとうございます。
修正致しました。

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