2013年3月の3週目に公開されたSEO関連の優れた記事や興味深い記事をピックアップしました。
制作会社こそウェブ活用をすべし、地域系コンテンツの作り方、ペンギンアップデートやパンダアップデートについて、ブログ同士のディスカッション、集めたキーワードを整理しコンテンツに活かす方法の5つのご紹介と感想をお送りします。
どの記事も非常に素敵な記事ですので、ぜひ、ご覧ください。
ピックアップ
制作会社こそ、ウェブを活用すべし
住太陽さんが岡山で登壇された、Webクリエイターに足りない、本当のSEOスキルの内容が、SEO 検索エンジン最適化の地方のウェブ制作会社が生き残るためにで解説されています。
制作会社は本来、集客できるホームページを作成するプロであるべきなのですが、その制作会社のサイトでウェブを活用されているところが少ないです。
集客できるホームページを提案していながら、自社のサイトで集客ができていない場合、利用者はその運営会社のスキルを疑いの目でみるでしょう。
「繁盛店運営のコツを大工さんに相談する人がいますか? 私はサイトの活用で困っているのであって、制作で困っているのではありません。それに日々の修正なら私自身でやりますし、少し難しいことでも楽天ビジネスで安く早く済ませることができます」
制作会社は利用者に、ウェブサイト運営のプロフェッショナルとして見てもらえていない現状があります。
地方の中小企業の方々は、運営について困っていて、正しい方法を指導したり、疑問を解決に導いてくれる専門家を求めています。
マーケティングの一部にウェブマーケティングがあります。
ウェブマーケティングで成功するためには、しっかりとしたデザイン(戦略)が必要で、その中にSEOやPPCなどの細かな戦術が入ってくるというわけです。
制作だけで切り離すのではなく、制作の一部にSEOなどの細かな戦術が組み込まれていて当然と考えるのが、正しいのではないでしょうか。
住さんの今回の記事で語られている内容に興味を持たれた方は、このテーマについて語られるセミナーに参加して、詳しいことを学び、その日からでも実践することをお勧めします。
このセミナーの内容は、聞いただけでは何の役にも立ちません。
別にステマでもなんでもなく、岡山で開催された際の内容が、非常に心に響いたのでご紹介しています。
理解し、実践して初めて意味が出てくる内容となっておりますので、情熱と実践力のある方だけにお勧めいたします。
効果的な地域系コンテンツの作り方
特定地域でビジネスを展開する場合、どのようなコンテンツを作っていけばいいのかという件に関して、WEB戦略ラウンドナップの地域商圏の商売ではどんなコンテンツが効果的?SalesLion流コンテンツマーケティングという記事でわかりやすく解説されています。
地域名で狙っていくのは、案外むずかしいものです。
ほぼ同じコンテンツで、タイトルタグや内容のほんの一部を書き換えて、「ホワイトハット西宮店」「ホワイトハット尼崎店」といった感じでコンテンツを作っていっても、うまくいかない事が多いです。
これは検索エンジンにしか意識が向いていない為に起こることで、その地域に合わせた価値を検索者に提供することを大事にするべきだと思います。
様々な手法が解説されていますので、ユニークで効果的な地域コンテンツを作る必要がある方は、参考にするといいでしょう。
ペンギンアップデートは年内に実施予定
海外SEO情報ブログの次のペンギンアップデート更新は年内に、次のパンダアップデート更新は今週末にも実行かという記事で、Googleのマット・カッツ氏がSMXで語った内容が解説されています。
パンダ・アップデートは現地時間の3月15日か、3月18日に更新予定だそうです。
私がこの記事を執筆時点で、検索順位に動きが見られているため、パンダアップデートの更新が行われたのではないかという憶測が話題となっています。
ひょっとすると、更新されたのかもしれません。
ウェブスパム対策のアルゴリズムであるペンギンアップデートですが、2012年の10月5日から更新は行われていません。
“the next generation”、次世代(のペンギンアップデートを開発中)と今回のSMXでは表現したそうで、1段階進化したペンギンがやって来ることを期待したいところです。
ペンギンアップデートは、年内に実施予定とのことで、まだ先になるのかもしれませんが、ウェブスパムを見極める性能が更にあがったペンギンが導入されれば、ウェブスパムに手を出していた競合サイトの順位が落ちて、自分のサイトの順位が繰り上がる可能性がありますので、楽しみでもあります。
ブログを使ったコミュニケーション
ブログやソーシャルメディアを使ったコミュニケーション。
一般的にSocial Media Optimizationと呼ばれているものですが、インターネットを使ったディスカッションは、非常に有意義なものです。
運営堂のブログでのコミュニケーションって面白いという記事では、コミュニケーションの面白さが紹介されています。
私は読んだブログの記事に対して、自分のブログでお返事を書くタイプのディスカッションが、粋だなぁと憧れています。
そんなやり取りを見ているだけでも、非常に楽しく有用なものだと感じます。
ブログのネタに困った際には、他の方が運営しているブログの記事に対して感想やお返事のような記事を書いてみてはいかがでしょうか。
集めたキーワードを整理しコンテンツを作成する方法
毎回、ものすごくクオリティが高く、有用な記事を公開されている、リアルタイムSEO日誌の第7話が、膨大なキーワードを整理しコンテンツを作成するで公開されています。
過去の記事で紹介されている手法を元に集めたキーワードを元に、コンテンツへと落としこんでいくやり方や、カニバリゼーション(共食い)を避ける重要性が解説されています。
個人的には、キーワードカニバリゼーションに関しては、現状のGoogleでは、さほど気にする必要もないのかなと思っています。
といいますのも、単体のキーワードだけで見ると、カニバリゼーションが発生すると無駄が多いように感じますが、コンテンツ自体が全く別物であれば、複合キーワードの組み合わせは無数に広がりますので、あまり、キーワードのカニバリゼーションは意識しなくてもいいのではないかと思います。
カニバリゼーションが発生しそうであっても、ユーザーが必要とするページであれば、作成してしまって構わないでしょう。
逆に、コンテンツのカニバリゼーションは避けたいところです。
違うページなのに、同じような内容のページが存在していると、「同じようなページさっきも見たぞ?」と思われてしまいます。
それが続くと、ユーザーにとってストレスになりかねません。
見慣れない言葉をチェック
例)「隣家+解体+ゴキブリ」
↓
「隣家の解体工事の影響でゴキブリが大移動をしています。どこに苦情を言えばよいのでしょうか?」
ここまで徹底するとは、本当に脱帽です。
まさに、本物のSEOといったところでしょう。
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