2013年5月の3週目に公開されたSEO関連の記事で興味深いものをピックアップしました。

SEOの簡単な点と難しい点、ペンギンアップデート2.0の導入は近い、WordPressのパーマリンクを最適化、不自然なリンクである可能性がある怪しいURL、Googleのアルゴリズムを知るためには の計5記事のご紹介と感想をお送りします。

とてもためになる記事を厳選していますので、まだ目を通していない記事がありましたら、チェックしておきましょう。

ピックアップ

SEOは簡単ではあるが、容易ではない

検索エンジンが進化したことや、コンテンツの露出経路が格段に増加した為、SEOは簡単になりました

しかし、やるべきことがシンプルになったからといって、容易に最適化が実践できるということではありません。

優れた情報を発信することが重要で、それに対するコストは安くないということが、SEOとその周辺のSEOは簡単であるが簡単ではないで解説されています。

住太陽さんがセミナーでおっしゃっていましたが、コンテンツを作るのは外部の人間や新入社員ではなく、自社のサービスに対する様々なノウハウと責任とプライドを持った人物(中小企業ならば、社長や経営陣)が作るべきです。

1つのコンテンツを作るのに、最低でも数時間、普通は数日掛かるはずですから、彼らの人件費を考えてみれば、安いものではないことが理解できるかと思います。

それだけコストは掛かるわけですが、Webを上手に活用すれば、それ以上のリターンが得られますので、本気で取り組む方にはSEOをお勧めします。

ペンギンアップデート2.0は数週間後に実行予定

長らく更新されていなかった、検索エンジンスパム対策のアルゴリズムであるペンギンアップデート

海外SEO情報ブログのGoogleがペンギンアップデート更新を数週間後に実行予定。次世代ペンギンは大規模変動をもたらす予感。という記事では、ペンギンアップデートに関するGoogleのマット・カッツ氏の発言が翻訳されています。

今まで補足できていなかったスパムも、次世代ペンギン(ペンギンアップデート2.0)ならば対応可能だそうです。

ペンギンは主にリンク周りのスパムを自動でフィルタリングするアルゴリズムですが、初めて導入された時には比較的大きなインパクトを与えたものの、それをすり抜けているサイトもまだまだ多いです。

検索エンジンとスパマーのいたちごっこがまだまだ続くことは間違いありませんが、ペンギン2.0で上位表示されているスパムサイトの順位が下がれば、スパムを行なっていないサイトの検索順位はその分上昇するでしょうから、今から導入が楽しみです。

WordPressのパーマリンクを最適化

Web担当者フォーラムのWordPress向けSEO上級編:適切なパーマリンクへの変更と複数言語への対応という記事で、最も好ましいパーマリンクの形式が解説されています。

ちなみに、当ブログは/%postname%/で運用しています。

わかりやすいURLを付けましょうというお話は、Google検索エンジン最適化スターターガイドにも書かれている初歩的な最適化です。

このWeb担当者フォーラムのやり方が難しいと感じる方は、WordPressでRedirectionプラグインを使いURLをリダイレクトさせる方法の記事を参考にしてみてください。

パーマリンクの最適化は、体感するほど検索順位が向上するわけではありませんが、やって損するものではありませんので、小さな積み重ねの1つとして、検討してみてはいかがでしょうか。

不自然なリンクの可能性が高い、怪しいURLのパターン

スパムリンクを提供するSEO業者と契約していたといった理由で、不自然なリンクが大量についてしまっているサイトの場合、リンクの大掃除をする必要があります。

SEO Imagination!の不自然なリンク警告を受けたサイトのリンクリストから見つけた怪しいURLのパターン5つという記事で、怪しいリンクを提供しているっぽいURLを判断する方法が解説されています。

この記事ではURLで用いられている文字列を見て判断する方法が解説されています。

被リンク数が多い場合、非常に大変な作業となりますが、やっているうちに怪しいURLは理解できるようになります。

また、怪しいリンクは、不自然に最適化されたアンカーテキストになっていることが多いので、ざっくり不自然なリンクの割合を調べたい場合は、アンカーテキストで絞り込むと容易です。

Googleのアルゴリズムはブラックボックスだから理解は不可能なのか

Googleのアルゴリズムはブラックボックスなので、対応は出来ないという発言を時折見かけることがありますが、SEMリサーチのGoogleの検索ランキングアルゴリズムは本当にブラックボックスなのかという記事では、アルゴルズムの全てを知ることはできなくても、ある程度の仕組みやGoogleが向かいたい方向性は予測が可能である理由が解説されています。

Googleがやりたがっている事や、それを実現するためにどのような手法を使ってくるかといったことをイメージ出来れば十分だということです。

アップデートの1つ1つを見ると、次々に新しいものが組み込まれているようにも見えますし、実際に検索エンジンはアップデートを繰り返しているわけですが、もっと大きな視点で見ると昔から同じようなことをやっているとも言えます。

Googleが進もうとしている方向が理解出来れば、自分が進むべき方向も理解できるというものです。

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