2013年5月の第4週に公開されたSEO関連の記事の中から興味深いものをピックアップしました。

サイトのアクセスを上げるために更新が必要な理由、リンクや共有される際のパターンを知り活用する、ユーザビリティにこだわり尽くしたワイヤーフレームの設計方法、SEOでECの売上を倍増させた事例の解説、site:コマンドで30件までしか表示されないのはバグの計5記事のご紹介と感想をお送りします。

見応え抜群の記事や役に立つ記事を厳選してピックアップしましたので、是非、ご覧ください。

なお、先週導入されたペンギンアップデート2.0関連の記事は後日別にまとめたいと考えています。

ピックアップ

アクセスアップにサイトの更新が必要な理由

当ブログは毎日更新を心掛けて運営しています。

更新頻度の高いサイトは検索エンジンからの評価が上がるのか? という答えの出ないアルゴリズムに関する話題はおいといたとしても、更新頻度は低いよりも高いほうが好ましいことに間違いありません。

SEO 検索エンジン最適化のサイトのアクセス増加に更新が必要な5つの理由では、ウェブサイトの更新(新記事の追加と既存のコンテンツの改訂)がアクセス増加に結びつく理由をわかりやすく解説されています。

リピーターの方に再訪して頂いたり、口コミを発生させるには、古い記事だけではなく、新鮮な記事も重要になってきます。

当ブログへは検索エンジン経由で調べ物をしに訪れてくださるユーザー以外にも、RSS購読者やTwitterのフォローワーの方々が、新しい記事を公開した時に訪れて頂いています。

検索経由のアクセスは少々時間が経ったところで大幅に減ることはありませんが、長い間新しい記事を公開しなかったとしたら、RSS購読者やTwitterのフォロワーの方々のアクセスは激減することになりますし、ReTweetやFacebookのいいね!を獲得する機会も減少します。

当ブログのアクセスのうち6割ちょっとは検索エンジンからのアクセスで、残りの2割ちょっとがソーシャルメディアやRSSからのアクセス、あとの少しがリンクで紹介して頂いたトラフィックとなります。

もし仮に更新を辞めたとしたら、まず最初に2割ちょっとのアクセスを失い、ソーシャルなどで言及される機会が激減し、新たに紹介リンクをもらうこともなく、トラフィックを大きく減らすことになるでしょう。

ただ、更新率は高めければ良い というわけではなく、毎日更新でなくてもいいので、1本1本の記事に魂を込める方が良い場合も多いです。

当ブログは今現在、1日1本の記事が更新されている、とりあえず軽く目を通しておく程度の立ち位置であると考えられますが、 時々しか更新しないが1記事1記事に妥協がないデザインとなっているサイトもいずれは作りたいと思っています。

リンクや共有される際のパターンを知る

ブログなどからリンクする時や、ソーシャルで共有する場合には何らかの意図があります。

「良い物を見つけたから友達に教えたい」「面白いものを見つけたので一緒にその価値を共有したい」「将来役に立ちそうだからメモしておこう」等、様々な理由によってリンクを獲得することがあります。

SEO Imagination!のリンクやシェアのパターンを知る事でサイトの評価向上を狙うという記事では、リンクや共有されやすいパターンが紹介されています。

ソーシャルメディアで共有してもらった際に、お礼をいうというのも有効な手段に感じます。

私は照れ屋なので、自分に対する明らかなメンションが飛んできていないときには返事は送っていませんが、共有してもらったお礼を言われると、次も共有してもらいやすくなるかもしれませんね。

ただ、「毎回お礼言われるのも申し訳ないし、共有は辞めておこう」と思われることもありそうです。

そのあたりのさじ加減は実際に運営しながらといった形になるとは思いますが、逆にそこまで考えずに、「嬉しかったからお礼を言った」というごく当たり前の考え方でもいいのかもしれません。

ソーシャルで共有されるということは、なにか、理由があります。

炎上は除いて、コンテンツが優れているとか、役に立ったとか、何か必ずポジティブな理由があるはずです。

コンテンツが共有された場合、何が良かったのかをしっかりと認識しておけば、次に作るべきコンテンツのヒントになるでしょう。

ユーザビリティにとことんこだわったワイヤーフレームの設計方法

日本で最も役に立つインハウスSEOブログといっても過言ではない、リアルタイムSEO日誌の最新記事、ユーザビリティを考慮したワイヤーフレームを設計するが公開されています。

今回の記事ではユーザービリティにこだわりぬいたサイトのワイヤーフレームを作成する手順が解説されています。

自分でサイトを作っていたときを思い返すと、感覚的な部分が非常に多く、「何となく見栄えが良さそうだから」とか「何となくしっくりくるから」という理由でレイアウトを決めていました。しかし、プロのデザイナーに「これは何故ここにあるのですか?」と投げかけると、その質問全てに対して合理的な答えが返ってきました。

すべてのデザインには意味があるとよく耳にしますが、押し付けではなく、ユーザーの立場にたって考えぬかれたデザインは、きっと美しいものになるかと思います。(私にはデザインセンスがございませんので、何の説得力もありませんが)

デザイン一つとっても、ここまで悩み考えぬかれた妥協の無いサイト作成には、見習うべきポイントがいくつもあります。

制作コストや時間的な制約などもあるでしょうから、すべてを完璧なものに仕上げるのは非常に難しいものだとは思いますが、少なくとも設計段階でここまで考え抜くことが出来るという事だけでも理解して頂けましたら幸いです。

コンテンツの設計段階からデザインに至るまで、ずば抜けたものを目指し続けているリアルタイムSEO日誌から、今後も目が離せません。

SEOでECの売上を倍増させた事例

SEO JapanのSEOでEコマースの収益を2倍に増やした具体例という記事で、SEOを用いて収益を二倍以上にした方法が解説されています。

2倍や3倍といっても、元の売上が低ければ、2倍や3倍になっても大したことはないのですが、この記事の事例はノルウェーの最大規模のECサイトということで、非常に役立つヒントが満載となっています。

重要な目的をしっかりと絞込み、それに向かってとことん最適化し尽くしていくことが重要です。

キーワードを分析するだけではなく、検索者が用いたキーワードの意図まで理解し、ユーザーが必要とするコンテンツを公開することが成功の鍵となるのでしょう。

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