以前にエイジングフィルターとグーグルハネムーンとヨーヨー現象を考察してみるという記事を書きました。

とあるブログでヨーヨー現象によって検索順位の乱高下に困っており、施策を行ってしばらくところ、順位が回復しました。

しばらくの間、検索順位の動きを追っていたのですが、安定したようですのでひとまず解決ということで記事にしてみようと思います。

ヨーヨー現象とは

検索順位の上位に位置していたかと思えば、しばらくすると検索結果の圏外へ旅立っていまい、しばらく帰ってこなくなります。

しばらくするとまた検索結果の上位に帰ってくるのですが、そこからまたしばらくすると圏外に旅立ってしまいます。

上がったり下がったりするので、おもちゃのヨーヨーに例えて、ヨーヨー現象(yoyo effect)と呼ばれています。

 

私の遭遇したヨーヨー現象の特徴

  • 数週間~2ヶ月上位に表示
  • 数週間~2ヶ月検索結果圏外
  • 順位が下降している間は特定のキーワードだけではなくドメイン全体が影響を受けている

このヨーヨー現象に陥っているブログは、私が2004年の春から書いている便所の落書きのようなゴミブログです。

その時楽しかったMMOゲームの感想や、買ってきた電化製品だのの感想を書いている、本当にしょうもない糞ブログです。

もちろん、今まで自分が生きてきた記録(ログ)ですので、私にとっては削除するほどのゴミではないともいえるのですが、私と付き合いの無い人が読んだところであまり面白味の無いブログなのは間違いありません。

未来の私が読み返したときに甘酸っぱい気持ちになる為に残している、タイムマシン的なブログといえるでしょう。

今まで検索エンジンからのお客さまといえば、私のハンドルネームや、MMOのキャラクター名で検索してくるような、いわば身内のような人ばかりでした。

しかし、ある日、とある製品のレビューを書いた所、検索エンジンからの流入が思った以上に増えました。

1日に10~20アクセスほどは見込めるマイナーキーワードです。

ためしにそのページにアフィリエイト(AmazonとAdsense)を貼ってみたところ、ドメイン代やサーバー代くらいは取り返せる程度の収入を得られるようになりました。

 

これで気を良くしていたのですが、数週間で検索結果圏外へ飛ばされてしまいました。

たまたま上位になっていたのだなと思っていたのですが、1ヶ月弱ほど経ったとき、また検索上位に上がってきました。

しかし、ヨーヨー現象の餌食にあい、2ヶ月ほどでまた圏外へ。

上がったり、下がったりを繰り返していました。

 

ヨーヨー現象から脱却する為の施策

なぜヨーヨー現象を引き起こしているのでしょう。

おそらく、真面目に作っている記事も多少はあるのですが、他の多くの記事がゴミ記事な為、Googleから見ると胡散臭かったのではないでしょうか。

ほんの少し存在するまともな記事の加点が、沢山存在する糞記事の減点に負け、フィルターの発動する一定の閾値を超えてしまっているせいだと思います。

ヨーヨー現象からの復活

基本的に検索に掛かっている時期と、フィルターに掛かっている時期でヨーヨー現象が発動しています。

中にはよくわからない謎の一瞬の順位低下と上昇の時期もあるのですが、基本的には3週~2ヶ月程度で乱高下が起こっています。

効果がありそうな施策リスト

  1. ゴミ記事をズバっと削除
  2. ゴミ記事をnoindex
  3. まともな関連記事同士を内部リンクで繋げて関連性をGoogleに伝える

1.は私の思い出まで消えてしまうので却下しました。

2.は効果がありそうです。しかし、「すぐにでもアクセスが復活してくれないと御飯が食べられなくなる!!」というブログでもなかったので、実験用のブログということで、奥の手ということであえてスルーしました。

というわけで、そこそこ気合の入った良質な関連記事(自分の中では)を内部リンクで繋げて様子を見ることにしました。

 

施策の結果

施策を行った結果、順位が上位に戻ってきて安定するようになりました。

しかも、以前は5位~10位くらいだったのが、5位以内にくることが多くなりました。

ちなみに、内部リンクを施してから現在まで、新記事も書いていません。

2ヶ月以上放置した状態ですが、現在のところ安定しています。

今までのパターンだと、最長でも2ヶ月弱で圏外へ旅立っていたのですが、今回は70日以上、上位に表示されているので、施策の効果が表れたと思って良いのではないでしょうか。

もしまた、圏外へ旅立って帰ってこないヨーヨー現象が発動したならば、次は糞っぽい記事を片っ端からnoindexにしてみたいと思います。

 

今回の結論

  • 低品質な記事は削除するかnoindexすべきではある
  • しかし、それなりの品質の記事をいくつか書いて内部リンクで関連性を高めGoogleに知らせることによって、加点が減点を上回れば、上位表示は可能。

 

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