当ホワイトハットジャパンのブログも、開設して3ヶ月が経ちました。

開設当初はドメインの評価があまり高くなく、検索経由のアクセスが皆無という状況でした。

新規ドメインでサイトを開設した場合、フィルター的なものに捕捉され検索からのアクセスが皆無になる、エイジングフィルターや、一時的(長くて数週間)のみ上位に表示されることがあるGoogleハネムーンと呼ばれる現象が起こることがあります。

エイジングフィルターや、Googleハネムーンについての詳しくは以前の記事をご覧くださいませ。

エイジングフィルターとグーグルハネムーンとヨーヨー現象を考察してみる

今回の記事では、フィルター的なものが解除されて検索経由のアクセスが増えてきた、当ブログのアクセス解析を見ていこうと思います。

厳密にいうとエイジングフィルターやGoogleハネムーンというアルゴリズムは存在しない

まず、誤解なきよう最初に私の見解を述べておきますが、Googleハネムーンやエイジングフィルターという単体のアルゴリズムは存在しないと考えています。

Googleハネムーンが存在するなら、新規ドメインを取得して一時的に検索結果の上位へ持って行き短期間で収益を得ては、新たなドメインを取り直すという手法が通用することになっていまいますし、エイジングフィルターが存在するなら、多くの人に評価されるコンテンツを短期間で作成した場合でも、検索エンジンの上位に表示されないという問題が起こってしまいます。

ただし、エイジングフィルターやGoogleハネムーン的な挙動を起こすサイトは少なくない

新規サイトを立ち上げた当初は検索経由でのアクセスもあったのに、しばらく経つと検索経由でのアクセスが激減することは良く起こります。

「ああ、これがグーグルハネムーンだな」とか「グーグルエイジングフィルターが発動したか」といった感じで使っても間違いではないと思います。

ただ、厳密にいうと、エイジングフィルターというものは、新規ドメインが受ける被リンクが増加した時や、このコンテンツは低品質なのかもしれないとアルゴリズムが判断した際に、一時的に検索順位を下げ再評価している期間にあたると考えます。

  • 新規ドメインで開設→一般的な評価でロングテールキーワードで上位表示(Googleハネムーン的な挙動)
  • 新規サイトなのに被リンクが増加→ナチュラルリンクなのか、自演リンクなのかの判断するための再評価期間(Googleエイジングフィルター的な挙動)

ですので、通常サイトを立ち上げ、低品質なコンテンツを作らずに徐々にアクセスを増やしていった場合、エイジングフィルターやハネムーンは発動しないことがあります。

「発動しません」ではなく、「発動しないことがある」と言った理由は、エイジングフィルター的な挙動を回避しようと考えながらコンテンツを作成していても、結構な確率で発動することがあるからです。

また、ジャンルによるのかサイトによるのかはわかりませんが、Googleハネムーン的な挙動→エイジングフィルター的な挙動と進むサイトもあれば、ハネムーンは発動せず、エイジングフィルター的な挙動のみ起こすサイトもあります。

私の持っている趣味ブログでは、Googleハネムーンやエイジングフィルターのような挙動がどちらも起こりましたし、当ホワイトハットジャパンブログは、ハネムーンらしきものは発動せず、エイジングフィルター的な挙動(サイト評価が低い)のみ発動しておりました。

 

エイジングフィルターはドメイン年数を見ているわけではない

現在のエイジングフィルターと呼ばれているものは、ドメイン年数を見て判断しているわけではありません。

サイトを立ち上げ、どのようなコンテンツを作成し(数、質)、どのように評価されているか(被リンクやソーシャルネットワークでの拡散)。

Googleは様々なアルゴリズムを用いて「良いサイト」と「低品質なサイト」を見分けようとしています。

単純にドメインが古ければ大丈夫。というわけではありませんので、「エイジングフィルターに掛からないように、ドメインだけ取得しておく」といった行為を行ったとしても回避できないでしょう。

ドメインが新しいから検索上位に入らないのではなく、検索エンジンからの評価が低いから検索に引っかからないと考えましょう。

 

エイジングフィルター的なものが解除されてどう変わったか

Googleからの評価が急上昇。ロングテールSEOの効果は突然表れるという記事で書きましたが、当ブログのフィルター的なものが解除され、検索経由のアクセスが増加致しました。

このブログを開設してしばらくの間は、検索経由からのアクセスはほとんど無く、SNS経由か、リピーターの方ばかりと言う状況でした。

エイジングフィルター的なものに捕捉されていた時期のアクセス解析のデータ

エイジングフィルターに捕獲されていた時期のアクセス解析データ画像

(クリックで拡大)

ご覧のように、1ヶ月の検索経由のアクセス数は289アクセス。

検索経由のアクセスは1日10件以下ということになりますね。

いくらロングテールのキーワードを狙っても、検索エンジンである程度上位に表示されないとアクセスは伸び悩んでしまいます。

新規訪問の割合は44.64%と、半数以上がリピーターの方となっております。

エイジングフィルター的なものが解除された1ヶ月のアクセス解析のデータ

エイジングフィルターが解除されたあとのアクセス解析のデータ

(クリックで拡大)

こちらがエイジングフィルター的な挙動を起こすフィルターが解除された後の1ヶ月分の検索経由のアクセス解析データです。

検索経由のアクセス数は1248アクセスと、フィルターが発動していた時期の4倍以上のアクセス数になっています。

新規訪問の割合も74.28%と増え、フィルター発動時に比べて新規の方への露出が上がっています。

新規訪問者が増え、ブログの記事を気に入ってもらえたら、リピーターの数も増えますので、どんどん良い方向に連鎖していきます。

現在の月間ページビュー数は約4400PVです。

たいしたアクセスではありませんが、40記事程度しかない開設3ヶ月の新規ブログ。そして、SEOというかなりマイナーなジャンルである事を考えると、そんなに悪くもないのかなと思っています。

今後、記事数が50記事、100記事という節目で、また、ガツンとアクセスが増えるパターンが発動する事を期待しつつ、更新を続けて行きたいと思います。

こまめに更新を続けていけば、いずれ月間1万PVくらいなら達成できるのではないかと予想しています。

 

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