2013年5月の3週目に公開されたSEO関連の興味深い記事をピックアップしました。
今週はGoogleのマット・カッツ氏が語る、今後数ヶ月の検索結果改善の取り組みについての話題が注目を集めていました。
今回は今後のGoogleのアップデートを重点的にご紹介していきたいと思います。
他にはリンクの評価は今後も健在、ドメイン名にキーワードを含めた際の評価についての記事のご紹介と感想をお送りします。
ピックアップ
Googleのマット・カッツ氏が語る今後数ヶ月の変更予定
Googleのマット・カッツ氏が動画で、今後数ヶ月で予定している検索結果改善に向けた仕様変更についてコメントしました。
今後数ヶ月で10種類の変更が行われるようで、非常に話題になっています。
- SEMリサーチ:米Google Matt Cutts、Google 検索アルゴリズムの変更計画の詳細を語る
- 海外SEO情報ブログ:リンクスパム対応強化やリンク分析アルゴリズムを刷新、Googleが予定しているアルゴリズム更新(前編) | オーソリティサイトの優遇やパンダアップデートの緩和、Googleが予定しているアルゴリズム更新(後編)
- SEOJapan:Googleが今後数か月で実施予定の大量アルゴリズム改善でSEOスパムが撲滅?
詳しい動画の内容の翻訳は、上記の記事で行われています。
変更内容
- ペンギンアップデート2.0
- アドバトリアル(記事体広告)
- 特定の検索クエリへの対応
- リンクスパム対応
- より高度なリンク分析
- ハッキングされたサイトの検知
- オーソリティサイトヘの優遇
- パンダ・アップデートの調整
- クラスタリング
- ウェブマスターとのコミュニケーション
上記の変更がアナウンスされました。
どの程度の精度で導入されるのかはわかりませんが、精力的に検索結果の改善に取り組んでいることは間違いないでしょう。
ペンギンアップデート2.0
ウェブスパム対策のアルゴリズムであるペンギンアップデート。
初代のペンギンアップデートが導入された際にも、大きな話題を呼びましたが、アナウンスの内容が真実であるならば(かつ日本語にもしっかりと対応できるのであれば)初代を超えるインパクトを与えるとのことです。
不正なリンク操作をしているサイトがフィルタリングされて検索順位を大きく落としてしまうわけですから、まじめに運営しているサイトの検索順位は繰り上がる事が考えられます。
次世代と銘打たれたペンギンアップデートの導入に期待が高まります。
アドバトリアル(記事体広告)
一見すると普通の記事にしか見えないが、実際にお金を払って掲載してもらっている記事の事を、アドバトリアルといいます。
日本のイメージでは「ステマ記事」と呼ばれるものに近いかと思います。
これらのステマ記事のリンクは有料リンクにあたりますので、本来ならばrel=”nofollow”属性を付ける必要があります。
記事のわかり易い場所に[PR]や[広告]と入れ明示した上でrel=”nofollow”属性を与えたリンクにしておけば問題はありません。
特定の検索クエリへの対応
スパマーがしのぎを削っている検索クエリへ対応を行うとのことです。
リンクスパム対応
スパムリンク単体の更に上流にさかのぼり行うなんらかの対応のアイディアがあるようです。
より高度なリンク分析
更に高度なリンク分析の仕組みを開発中のようです。
ゼブラアップデートと銘打たれるのでしょうか。
ハッキングされたサイトの検知
ハッキングされたサイトの検出力を高め、ウェブマスターに警告を与える仕組みが改善されるようです。
オーソリティサイトヘの優遇
その分野のオーソリティサイトは、検索ランキングで上位表示されやすくなるとのことです。
パンダ・アップデートの調整
パンダアップデートに誤ってフィルタリングされているサイトを減らす方向で調整されるようです。
クラスタリング
検索結果に様々なドメインが並ぶように調整されるようです。
ウェブマスターとのコミュニケーション
ウェブマスターツールで受け取る通知の内容が、より具体的でわかりやすいものに改善されるようです。
リンクの指標は今後も健在
SEOJapanのリンクは永遠に不滅ですという記事で、リンクはスパムで操作しやすいことは間違いないが、評価指標としてはこれからも用いられる理由が解説されています。
各種ソーシャルメディアからのシグナルを評価の一部として用いることは十分理にかなっていますが、そればかりになることはないでしょう。
リンクだけあれば他は不要というわけではなく、リンクも重要な指標の1つ(おそらく、今後も最も重要な指標)として扱われることでしょう。
ドメイン名にキーワードを含める行為
当ブログのドメイン名はwhitehatseo.jpです。
ドメインにホワイトハットSEOというキーワードが含まれています。
ドメインにキーワードを含めることは評価の対象になるのかということに対して、SEOだけじゃない Web集客コラムのドメイン名をキーワードとして評価することは間違いではないで解説されています。
私はドメインを取得する際には、最も重要なテーマに近いドメインを選ぶことにしています。
当ブログはSEOブログですので、SEOというキーワードをまず選択しました。
当然、SEOの3文字ドメインに空きがあるわけがありませんので、次に重要なサイトテーマである、ホワイトハットというキーワードを選択したところ、ドメインに空きがあったので取得に至りました。
最も重要なテーマとは、当ブログの場合SEOですし、会社のサイトでしたら会社名を含めるのが一般的でしょう。
例えば当ブログが自転車屋のサイトだったとしたら、whitecycleといった感じで取得すればいいでしょう。
Google検索エンジン最適化スターターガイドでも、わかりやすいURLをつけるとされていますので、ドメイン取得の時点からわかりやすければ尚良いのではないかと思います。
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