毎週月曜に公開している気になったSEO記事のまとめ記事ですが、今週は1日遅れの火曜に公開となりました。

毎週月曜はアクセスが一番多いのですが、まとめ記事を火曜日にアップしたらどうなるのかというテストでもあります。

というのは建前で、実際には月曜の朝9時に記事が完成していなかったので、もう、明日でいいや となっただけなのですが。

色々作業が多くて当ブログの記事を用意するのも大変なのですが、なんとか記事をストックさせつつ、100記事行くまでは毎週3回更新のペースを死守したいと思います。

釣竿持って、犬を連れてキャンプにも行きたいので、記事のストックは切らさないようにせねば。

というわけで、いつもの1日遅れで公開される、先週の気になったSEO関連ニュースです。

今週のピックアップ

Googleの大改革のおかけでコンテンツ作りに集中できるようになった?

Googleの仕様がずいぶんと変わりスパムに厳しくなったおかげで、下手なサテライトサイトを作ることもリスクになりつつあります。

有料リンクを購入したりサテライトサイトを構築するより、メインサイトに注力したほうが低コストで済むようになってきました。

検索ランキングの上位化にリンクは必要ですが、人工的なリンクを候補から外してサイト作りにリソースを割り当てるとすると、重要なポイントはわずかしかないことになります。

最低限気をつけるポイントが、パシのSEOブログのGoogleの大改革のおかけでコンテンツ作りに集中できるようになった?という記事で公開されています。

いまだに、キーワードの量やhxタグが云々という記事を見かけますが、個人的には全く気にしていません。そのページにとって必要なキーワードは自然と含まれるはずです。文書構造としてhxがあった方が良いとは思いますが、SEOの為に考える必要はないように思います。

私も念のためにhxタグは使っていますが、これは検索エンジンに内容を伝えやすくする為でもありますが、「人間が見やすい」から使っているという点が大きいです。

また、見出しを使っていると記事を作成するブロガー自身も記事の構成や文章を組み立てやすくなります。

内部SEOで気をつけたいこと

  1. タイトルタグ
  2. 内部リンク+アンカーテキスト
  3. 重複コンテンツ
  4. キーワードカニバリゼーション

これらは最低限気をつけたいことだといえるのと同時に、テクニック的にはこれくらいしか気にするところがないとも言えますね。

あとはユーザーの為になる、好まれるコンテンツ作りに集中することにより、アクセスは増えることになるでしょう。

 

検索結果に著者情報が表示されるようになりました

Yoastプラグインを使いセクションでG+と紐付け検索結果に著者情報アイコンを表示させる方法の記事でお伝えしましたが、検索エンジン検索結果の当ブログの記事に、著者名とアイコンが表示されるようになりました。

テスト導入なのだろうかと思っていたのですが、Googleジャパンブログで検索結果に著者情報が表示されるようになりましたという記事が公開されましたので、正式導入のようです。

実名、顔出しOKな個人ブロガーなら、クリック率の向上にもなりそうですし、なにより導入されたばかりで目新しいくて面白いので、導入してみてはいかがでしょうか。

今の所、CTRが向上したような実感はありませんが、しばらく様子を見ていきたいと思っています。

 

パンダとペンギン–グーグルのアルゴリズム更新の正体と対処法

WEB担当者フォーラムのパンダとペンギン ―― グーグルのアルゴリズム更新の正体と対処法という記事で、SEOmoz社長のGillian氏の記事が日本語訳されて公開されています。

まだ日本には未導入(とされている)パンダアップデート対策方法のヒントも記されています。

日本にはパンダアップデートは未導入となっていますが、パンダがアップデートされるたびに日本のSERPsにも変動が起こっているようですので、レッサーパンダアップデートくらいは入ってきているのかもしれません。

ページの表示速度も検索結果ランキングを決める1つの要因になっていたことも、「google.com」だけという話だったのですが、「とっくに全世界で導入されているよ」とのことだったようですし、パンダらしき何かが組み込まれていても驚くことではありませんね。

パンダアップデートについて

訪問者が製品に対する意見や使ってみた感想を書き込めるようにする。ユーザー生成コンテンツは「そこにしかない」ものであり、サイトが賑わっていれば「新鮮なコンテンツ」が得られる。この2点は、グーグル(とヤフー)に、このサイトは注目に値すると知らせる優れたシグナルとなる。

やはり、ユニークなコンテンツは重要だということですね。

Amazonでいう「カスタマーレビュー」は、利用者から見ても非常に便利なものですし、オリジナルなコンテンツを更に肉付けしていく素晴らしい仕組みといえるでしょう。

オリジナル色が出しづらいECサイトでは、色々と工夫してレビューコンテンツを盛り上げていくべきですね。

書き込みを積極的に促す。書き込みに対して、割引クーポンを発行したり、プレゼントや高額な割引クーポンが抽選で当たるチャンスを提供したりするなど、見返りやインセンティブを用意しよう。

これも、楽天市場でよく見かけますね。

レビューを投稿してくれれば割り引きされるという仕組みになっています。

ただ、割引目的の1行コメントなどは逆にパンダに捕捉される要因ともなりそうですので、一定の質を超えるレビュー以外は掲載しないように目視する必要はあるかもしれません。

ペンギンアップデートについて

リンクテキストに君のサイトにとって価値の高いキーワードが入った被リンクはどれくらいあるだろうか。これを被リンク全体の半分以下に留めるようにしよう。

被リンクのアンカーテキストに価値が高いキーワードが入っている場合、その比率が高すぎるとペンギンアップデートの餌食になる可能性があるようです。

例えば当ブログへのリンクが「SEO」というアンカーテキストで大量に張られていた場合、これは怪しいと考えられ、ペンギンの餌になるということでしょう。

作為的な自作自演リンクを行っていなくても、質の低いリンクや、キーワード過剰なアンカーテキストで張られたリンクは運営者に連絡し、リンクを解除してもらうとか、アンカーテキストを変更してもらうほうが良いそうですが、あまり現実的だとは思えないですね。

全く関連性のない無関係のサイトから大量にリンクを張られていたとすれば、順位下降を引き起こそうと企むネガティブSEOの可能性が高いですし、そのようなサイトがリンクを外したり、アンカーテキストを変更してくれるとも思えません。

連絡してもリンクの削除がすぐに行われない場合は、先手を打ってGoogleウェブマスターツールから再審査リクエストフォームを送信する。その際に、君のリンクプロファイルから、どのリンクを無視してほしいか(評価対象としてほしくないか)を明確に伝えること。それらのリンクが「君が依頼したものではなく、相手のウェブマスターに削除を求めたが聞き入れられなかった」ことを説明するのだ。前もってグーグルに連絡することで、ペナルティを避けることができる。

怪しいリンクを見つけたら、ペナルティを食らう前に報告する防衛手段も必要になってくるのでしょうか。

自衛手段の為に被リンクを常時確認しなくてはならないなんて、世知辛い世の中になってきていますが、WEBで集客する以上避けては通れない道なのでしょうか。

Googleのアルゴリズムがリンクを基準に考えている以上、どこかにそのしわ寄せが来ることになるのでしょうが、スパムを行っていないサイトが誤検知で圏外旅行へ旅立つのはあって欲しくないことです。

ページの表示速度は日本でもランキング要因になっていた

ページの表示速度が検索ランキング決める要素の一つとして既に採用されていることが、海外SEOブログの鈴木謙一さんが行ったGoogleスタッフへのインタビューで明らかになりました。

ページの表示速度は日本でもランキング要因になっていた

google.com以外で導入されたというアナウンスがなかった為、導入されていないと考えるのが通説でしたが、既に導入されていたようです。

我々が比較的興味を持ちやすいアルゴリズムである、ページの表示速度の導入を公開しなかったということは、Googleは導入されても全てを教えてくれるわけではなさそうです。

その他のアルゴリズムもそうですが、海外で先行導入されたものは日本にいつ入って来てもおかしくはありませんし、導入されていたとしても必ず導入を発表してくれるとは限りません。

先手を打っておいていかれないように心掛けるのが良いのではないでしょうか。

Q: 一度に大量のコンテンツを公開すると検索からのアクセスが一気に伸びるが、しばらくすると今度は急降下することを経験している。新規公開したコンテンツは本来よりも高く評価されるように見えるのだがどうなのか?
A: そういう仕組みが確かに存在する。ユーザーがそのコンテンツに興味を持つか確かめるため。

サイト開設後しばらく発動することがあるGoogleハネムーンやエイジングフィルターと呼ばれる現象も、この評価するアルゴリズムに寄るものなのでしょうね。

 

アメリカのSEOエキスパートが語る最新情報まとめ

シアトルで行われたSMX 2012の総まとめ記事が海外SEOブログの米国のSEOエキスパートたちが語る、最新SEO情報 総まとめ at #SMX Advanced Seattle 2012 という記事で公開されています。

とりあえず、この記事を読んでおけば最新の動向が見えてきます。

Googleがトラストとクオリティを判断する要素

  • About usページ — 質の低いサイトはAbput usページを持っていない。
    ※鈴木補足: McDonaldの経営陣の写真付きの紹介ページを良い例として挙げました。
  • 記事における信頼の証
    ・著者の顔写真
    ・著者の署名
    ・著者のプロフィールページへのリンク
    ・著者のソーシャルメディアアカウント
  • プライバシーポリシー
  • 信頼マーク — McAfeeやVeriSignのマークなどが例
  • スペルと文法の正しさ
  • Avobe the foldにあるコンテンツ — ページレイアウト・アルゴリズムの導入

個人的に気になったというか、比較的簡単に実装できそうな手法は上記のページを作成することですね。

当ブログでは私のプロフィールなんかに価値はない(検索結果にゴミが混ざる)と考え、noindexにしているのですが、インデックスさせるように変更し、安心感を増すような1つのコンテンツとして見られるようにしたほうがいいかも知れませんね。

 

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